雨の日も風の日もと言うが、雨と風の日はつらい。今朝は雨風とも強くはなかったが避けきれず、ズボンの裾が濡れてしまった。
昔のことほど強く脳の襞に浸みこむようで、私の年代の者には、耳の奥に「我々はー・・、なんとかかんとかー・・」という独特の尻上がりの抑揚が残っていると思う。そしていくつかの決まり文句に自己批判と総括というのがあった。あの頃の精神状態をあれは青春の麻疹だよ、などとしたり顔に嘯いたりはしない。
まあそれはさておき、自己批判をと思ったのは各疾患のガイドライン改定で方向転換のあった時だ。開業医は臨床研究に協力はできても、研究計画や結果分析には手が届かない。とにかくガイドラインに従って診療を進めるしかない。
金科玉条とまでは行かなくても頼りにしているガイドラインの指標を、改定でしれっと変えられると、戸惑ってしまうのだ。作成委員の交代と新しい研究結果の為と言われても、私の年代(私だけかもしれないが)の者は、方向転換する時にはまずもって自己批判せよと言いたくなる。
患者さんはちょっと最近言うことが厳しくなったあるいは甘くなったと気付いておられるだろうか?。