朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

●現代川柳入門 月イチ発表会!12月&1月合併号 【芦屋】

2012年03月03日 15時25分23秒 | 芦屋教室
芦屋教室 毎月恒例企画 第46回!

「現代川柳入門」講座 月イチ発表会!(講座日 12月20日 火曜)

***** 12月雑詠 *****

入選

 公園デビュー口だけ持って若いママ (裕子)

 飼い主のマナーそっくり犬歩く  (欣造)

 お星さま宇宙のどこが住みやすい (律子)

 アイフォーン拡大鏡に助けられ (美和子)

 意を決しそんな感じで歯医者さん (由美子)

 出逢うたび寂しさひとつ置きみやげ (尋)

 それぞれの個性持ち寄る個展かな (信哉)

 ホスピスへスープ届けて深呼吸 (加子)

 七十億地球の悲鳴聞こえそう (俊之)

 横文字に侵食される和の心 (ゆき)


■特選■

 楽しくももろもろ背負ったクラス会(弘子)


渡辺美輪講師 選評
何十年ぶりかのクラス会。遠い昔のクラスメイトと会える楽しさ。
「○○くん」「○△ちゃん」と昔の呼び名で呼び合って、
みんな少年少女、十代の昔に帰ったように楽しいひととき。
それでもみんな、確実に歳を重ねている。
かつてのマドンナも生活臭漂う主婦となり、憧れの委員長も白髪の目立つおっさんとなり。
ふとした言葉にそれぞれの背負っている人生が垣間見える。
しみじみと味のある一句でした。


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芦屋教室 毎月恒例企画 第47回!

「現代川柳入門」講座 月イチ発表会!(講座日 1月17日 火曜)

***** 1月雑詠 *****

入選

 医師は言うすべて原因「加齢です」 (浩)

 干し柿があおしく出来て秋おわり (美和子)

 段々と降りる足取り遅くなる (信哉)

 節電だ ネオンのサンタ早寝する (欣造)

 シクラメン愛編み込んで冬支度 (尋)

 福島へ友は笑顔で移り住み  (弘子)

 シルバーシート 生きざまが見えかくれ(加子)

 鬱かなあ気持晴れたり曇ったり (律子)

 年一度安否確認年賀状  (由美子)

 冷えた仲ほぐす土鍋の暖かさ (俊之)

 来るはずもない神を呼ぶ君を呼ぶ (めだか)


■特選■

 指先で掴めるほどの幸見つけ (ゆき)


渡辺美輪講師 選評
今年の冬は例年になく厳しい寒さとなりました。
長い不景気にふところも心も寒い日々。
それでも、ちょっとした出来事に、ふと心が和む。
たとえば、電車で席を譲る若者を見かけたり。
たとえば、お店の店員さんにちょっとおまけしてもらったり。
ほんとにささやかで、指先で掴めるほど小さいけれど、
そんな幸せを感じ取れるって、素敵なことですね。

コメント
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