伝説的なドライバーの名前を冠したカナダのジル・ビルヌ
ーブ・サーキットにて、日本時間(土)深夜3時から2015年
FIA F1世界選手権第7戦カナダGP金曜フリー走行が実施
された。
現地午前に行われたフリー走行ではトップのハミルトン(
メルセデス)にチームメイトのロズベルグが約0.4秒差で続
き、そこからさらに1秒離れた3番手がメルセデスパワー
を搭載するロータスのグロージャンだった。
セッション開始時の天候は曇り、気温21℃、路面温度32℃
のドライコンディション。
雨天の下、早めにスーパーソフトでの走行に切り替えるマ
シンが多い。最後にコンパウンドを変更したロータスを含め
全車がスーパーソフトを投入した時点で、上位はハミルトン
ベッテル、ライコネン(フェラーリ)、ロズベルグ、マルドナド(
ロータス)というオーダー。
セッション開始から35分、ついに予報されていた雨が降り
始めた。
全チームが作業を中断してマシンをガレージに収める間に
も雨脚は強まっていく。コース上は無人のままセッションが
後半に入ってしばらく、インターミディエイトを履いて登場し
たメルセデスの2台に観客から歓声が沸いた。
しかし、水しぶきを上げながら前を行くハミルトンはターン
10のヘヤピンで曲がり切れず、減速はしていたもののそ
のまま直進してタイヤバリアに正面からぶつかってしまっ
た。衝突によってフロントウィングにダメージを負っている。
このアクシデントを受け、セッションは赤旗中断された。
10分強で赤旗は解除されたものの、激しい雨が続いてお
り、どのガレージも動きはない。結局セッションはそのまま
終了時間を迎えた。
トップはハミルトン、ベッテルとライコネンのフェラーリ勢が
ハミルトンと0.3秒差の2番手と3番手に続いた。ライコネン
の0.130秒後方にロズベルグ、5番手にマルドナルドが入
っている。
マクラーレン・ホンダのアロンソはトップから1.639秒遅れ
の15番手、バトンは2.147秒差の18番手だった。
マクラーレン・ホンダは、二つのトークンを使ってエンジン
を改良したので、予選期待しましょう!