上海インターンショナル・サーキットにて17日(日)日本時間
15時から2016年FIA F1世界選手権第3戦中国GP決勝が実
施された。
前日に実施された予選ではメルセデスのロズベルグがポー
ルポジションを獲得し、レッドブルのリカルドが2番手につけ
た。ライコネンとベッテルのフェラーリコンビがその後ろで3
番手と4番手に続いている。
ギアボックス交換によるグリッド降格が決まっていたハミル
トン(メルセデス)はエンジントラブルによってQ1でタイムを
記録できず。決勝前に新しいパワーユニットを搭載して22番
グリッドにつけた。
予選Q2でタイヤが脱落するトラブルが発生したヒュルケンベ
ルグ(フォース・インディア)は危険なリリースに対して3グリッ
ド降格され、予選10番手だったものの13番グリッドからスタ
ートする。
セッション開始時の気温は21℃、路面温度43℃、湿度36%
のドライコンディションだった。上海の「上」の字をかたどった
サーキットは1周5.451㎞、決勝レースは56周で争われる。
フォーメーションラップを終えて全車がグリッドにつき、シグナ
ルオフでレースがスタートすると、2番手グリッドのリカルドが
ロズベルグを抑えて先頭に立った。発信がやや遅れたフェ
ラーリ勢は混戦の中でチームメイト同士の接触を回避できず
ライコネンのフロントウィングが脱落した上、ベッテルもマシ
ンに損傷を負いながら走り続ける。後方ではハミルトンもフ
ロントウィングを失い、1周目が終わった時点でハースF1の
グロージャンとともにライコネンとハミルトンがピットへ向かっ
た。
トップ10の並びはリカルド、ロズベルグ、クビアト、ペレス、ヒ
ュルケンベルグ、サインツ、(トロ・ロッソ)、マッサ(ウィリアム
ズ)、ベッテル、バトン(マクラーレン)に変わっていた。
リードを奪われたロズベルグは3周目にリカルドをパス。する
と、ここまでの段階で損傷があったのか、次の瞬間にリカル
ドの左リアタイヤがパンクした。ピットレーンの入り口の付近
まで来ていたリカルドはそのままピットに入り、タイヤを交換
して新品のソフトを履いてコースに復帰する。
しかし、スタート直後の接触やリカルドのタイヤ片などを取り
除くため、4周目に入ったところでセーフティカーが出動した。
この機に多くのマシンがタイヤ交換を行ったものの、ロズベ
ルグ、マッサ、アロンソ(マクラーレン)、ウェーレイン、グティ
エレス、クビアト、パーマー、バリアント、ペレス、ボッタスと
いう並びに入れ替わった。
8周目の終わりにセーフティカーが帰還し、レース再開。先
頭をキープしたロズベルグに続いたマッサだったが、新しい
タイヤで連続オーバーテイクを決めるクビアトに13周目に追
い抜かれ、トップ3はロズベルグ、クビアト、マッサという形に
なった。
ピットに入らずにポジションを上げていたアロンソは、ベッテ
ルに4番手を奪われた後17周目にピットインし、ミディアムに
交換。
最前方の面々は20周目から順次ピット作業をこなし、レース
中盤はロズベルグ、クビアト、ベッテル、マッサ、バトンがトッ
プ5にいた。序盤のセーフティカー導入時にミディアムを履い
たバトンは、新しいタイヤを装着するドライバーたちを相手に
巧みな防戦を見せるも、ペースの落ち込みは避けられず8
番手まで後退した27周目の終わりに2度目のタイヤ交換を
実施している。
8番手まで上っていたハミルトンは31周目に最後のピット作
業を完了。36周目に入ったところでクビアトとベッテルが同
時にピットインし、続いてラップリーダーのロズベルグも最終
のタイヤ交換を終えた。ベッテルはコース復帰直後にクビア
トをかわしている。
上位勢が最後のピット作業をこなしたところで、ポイント圏内
を走っていたのはロズベルグ、ベッテル、クビアト、マッサ、ボ
ッタス、ハミルトン、リカルド、ペレス、ライコネン、バトンだった。
レース終盤に入ってハミルトンがタイヤスモークを上げながら
ボッタスをパスすると、リカルドもボッタスの前に出た。また、
36周目にソフトタイヤを装着したライコネンが得点圏外から
確実にポジションを上げていく。
暫定表彰台メンバーの並びに変化はないものの、その後ろ
ではリカルドとライコネンの進撃やハミルトンの猛追によって
激しいバトルが展開された。
56周目を終えたロズベルグがトップチェッカーを受けると、37
秒後にベッテル、その8秒後にクビアトがフィニッシュラインを
通過した。激戦が展開された4位以下のオーダーはリカルド、
ライコネン、マッサ、ハミルトン、フェルスタッペン、サインツ、
ボッタスとなっている。
11位ペレス以降はアロンソ、バトン、グティエレス、ヒュルケン
ベルグ、エリクソン、マグヌッセン(ルノー)、ウェーレイン、グ
ロージャン、ナッサー、ハリアント、パーマーの順で全車が完
走を果たした。
マクラーレンコンビはポイントこそ逃しましたが、レースになっ
て来ましたね。
近いうちにQ3進出、ポイント獲得の常連になるでしょう!
15時から2016年FIA F1世界選手権第3戦中国GP決勝が実
施された。
前日に実施された予選ではメルセデスのロズベルグがポー
ルポジションを獲得し、レッドブルのリカルドが2番手につけ
た。ライコネンとベッテルのフェラーリコンビがその後ろで3
番手と4番手に続いている。
ギアボックス交換によるグリッド降格が決まっていたハミル
トン(メルセデス)はエンジントラブルによってQ1でタイムを
記録できず。決勝前に新しいパワーユニットを搭載して22番
グリッドにつけた。
予選Q2でタイヤが脱落するトラブルが発生したヒュルケンベ
ルグ(フォース・インディア)は危険なリリースに対して3グリッ
ド降格され、予選10番手だったものの13番グリッドからスタ
ートする。
セッション開始時の気温は21℃、路面温度43℃、湿度36%
のドライコンディションだった。上海の「上」の字をかたどった
サーキットは1周5.451㎞、決勝レースは56周で争われる。
フォーメーションラップを終えて全車がグリッドにつき、シグナ
ルオフでレースがスタートすると、2番手グリッドのリカルドが
ロズベルグを抑えて先頭に立った。発信がやや遅れたフェ
ラーリ勢は混戦の中でチームメイト同士の接触を回避できず
ライコネンのフロントウィングが脱落した上、ベッテルもマシ
ンに損傷を負いながら走り続ける。後方ではハミルトンもフ
ロントウィングを失い、1周目が終わった時点でハースF1の
グロージャンとともにライコネンとハミルトンがピットへ向かっ
た。
トップ10の並びはリカルド、ロズベルグ、クビアト、ペレス、ヒ
ュルケンベルグ、サインツ、(トロ・ロッソ)、マッサ(ウィリアム
ズ)、ベッテル、バトン(マクラーレン)に変わっていた。
リードを奪われたロズベルグは3周目にリカルドをパス。する
と、ここまでの段階で損傷があったのか、次の瞬間にリカル
ドの左リアタイヤがパンクした。ピットレーンの入り口の付近
まで来ていたリカルドはそのままピットに入り、タイヤを交換
して新品のソフトを履いてコースに復帰する。
しかし、スタート直後の接触やリカルドのタイヤ片などを取り
除くため、4周目に入ったところでセーフティカーが出動した。
この機に多くのマシンがタイヤ交換を行ったものの、ロズベ
ルグ、マッサ、アロンソ(マクラーレン)、ウェーレイン、グティ
エレス、クビアト、パーマー、バリアント、ペレス、ボッタスと
いう並びに入れ替わった。
8周目の終わりにセーフティカーが帰還し、レース再開。先
頭をキープしたロズベルグに続いたマッサだったが、新しい
タイヤで連続オーバーテイクを決めるクビアトに13周目に追
い抜かれ、トップ3はロズベルグ、クビアト、マッサという形に
なった。
ピットに入らずにポジションを上げていたアロンソは、ベッテ
ルに4番手を奪われた後17周目にピットインし、ミディアムに
交換。
最前方の面々は20周目から順次ピット作業をこなし、レース
中盤はロズベルグ、クビアト、ベッテル、マッサ、バトンがトッ
プ5にいた。序盤のセーフティカー導入時にミディアムを履い
たバトンは、新しいタイヤを装着するドライバーたちを相手に
巧みな防戦を見せるも、ペースの落ち込みは避けられず8
番手まで後退した27周目の終わりに2度目のタイヤ交換を
実施している。
8番手まで上っていたハミルトンは31周目に最後のピット作
業を完了。36周目に入ったところでクビアトとベッテルが同
時にピットインし、続いてラップリーダーのロズベルグも最終
のタイヤ交換を終えた。ベッテルはコース復帰直後にクビア
トをかわしている。
上位勢が最後のピット作業をこなしたところで、ポイント圏内
を走っていたのはロズベルグ、ベッテル、クビアト、マッサ、ボ
ッタス、ハミルトン、リカルド、ペレス、ライコネン、バトンだった。
レース終盤に入ってハミルトンがタイヤスモークを上げながら
ボッタスをパスすると、リカルドもボッタスの前に出た。また、
36周目にソフトタイヤを装着したライコネンが得点圏外から
確実にポジションを上げていく。
暫定表彰台メンバーの並びに変化はないものの、その後ろ
ではリカルドとライコネンの進撃やハミルトンの猛追によって
激しいバトルが展開された。
56周目を終えたロズベルグがトップチェッカーを受けると、37
秒後にベッテル、その8秒後にクビアトがフィニッシュラインを
通過した。激戦が展開された4位以下のオーダーはリカルド、
ライコネン、マッサ、ハミルトン、フェルスタッペン、サインツ、
ボッタスとなっている。
11位ペレス以降はアロンソ、バトン、グティエレス、ヒュルケン
ベルグ、エリクソン、マグヌッセン(ルノー)、ウェーレイン、グ
ロージャン、ナッサー、ハリアント、パーマーの順で全車が完
走を果たした。
マクラーレンコンビはポイントこそ逃しましたが、レースになっ
て来ましたね。
近いうちにQ3進出、ポイント獲得の常連になるでしょう!