12日(土)、カタロニア・サーキットで2018年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP予選セッションが行われ、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
初日からすべてのフリー走行をメルセデスドライバーが制した今週末、予選前に実施されたセッションもハミルトンがトップタイムを刻み、0.013秒差でボッタスが続く接近した展開が繰り広げられた。メルセデスに次ぐ2番手チームの位置につけたフェラーリもチームメイト間のギャップはわずかに0.031秒しかない。
このセッション終盤にマシンコントロールを失ってスピンを喫し、リアからタイヤバリアに衝突するクラッシュを喫したハートレー(トロ・ロッソ)は本人にケガはなかったものの、リアが完全に破損していたマシンは予選に再建が間に合わず、ハートレーは予選に参加できなかった。レース出走についてはスチュワードの判断に委ねられ、フリー走行のタイム等を踏まえて結論が出されることになっている。
また、前戦アゼルバイジャンGPで他車との接触を引き起こした責任を問われたシロトキン(ウィリアムズ)はバルセロナでの降格処分が科されていたため、予選順位から3グリッド降格する。
分厚い雲が上空を覆った土曜日は初日よりも気温が下がり、予選Q1は気温18℃、路面温度27℃、湿度76%のドライコンディションで開始時刻を迎えた。ピレリはオーバーヒートとブリスターの問題を回避するため、バルセロナにトレッドを薄くしたタイヤを投入しており、用意したミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤのうち予選Q3用としてスーパーソフトタイヤを1セット確保するよう指示している。
ピットレーンのオープンと同時にウィリアムズのストロールがコースに向かい、他のドライバーたちも順次、アウトラップに入った。マクラーレンはアロンソとバンドールンにミディアムタイヤを履かせ、フォース・インディアは2人ともソフトタイヤで始動している。
ハートレーを除くそれ以外のドライバーはスーパーソフトタイヤでアタックに臨み、序盤の走行が終わった時点で1分17秒031を刻んだベッテルがトップに立っていた。2番手にはフェルスタッペンが入り、ライコネン、リカルド(レッドブル)、ハミルトンとボッタスのメルセデス勢はその後方だ。
ルノーのヒュルケンベルグは最初のアタックでペースが伸びず、トラブルを抱えた様子でピットに引き上げている。最初のラップタイムは1分45秒台にとどまったが、ほぼ一発勝負となったラストアタックで何とかラップをまとめたものの、他車がペースアップに成功した結果、ヒュルケンベルグは16番手でQ1敗退。
他に、ザウバーのエリクソンとウィリアムズのシロトキンとストロールがノックアウトされた。ストロールはQ1最後のラップで自己ベストを更新するペースを見せていたが、コースをはみ出してしまい、グラベルに乗り上げてマシンを止めている。
Q2はフェラーリやメルセデス、レッドブル、ハースF1がソフトタイヤでスタートし、マクラーレンのバンドールンも同様のタイヤ選択だ。Q2最初のアタックを終えて、1分16秒802をたたき出したベッテルがトップにつけ、0.289秒差でライコネンが2番手、ボッタスとハミルトンが3番手と4番手に並び、その後ろにフェルスタッペンとリカルドが続いている。
トップ3ドライバーがガレージで次のセッションの準備を進める中、ハミルトンはユーズドのスーパーソフトタイヤを履いてコースに入るも、タイムを更新できぬままピットに引き上げた。レッドブル勢は新しいスーパーソフトのセットを投入したが、リカルドは思うようにラップをまとめきれず、7番手のポジションでQ3へと進んでいる。
Q2でもトップタイムを刻んだのはベッテルで、ライコネンが2番手、ボッタスとハミルトンは0.3秒以上のギャップをつけられた。予選順位を確定させたのは11番手以下、バンドールン、ガスリー、オコン(フォース・インディア)、ルクレール(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)だ。
12分間で争われたQ3はルノーのサインツが先陣を切り、ハースF1勢やリカルドらが順に加わっていった。10台とも新しいスーパーソフトタイヤを選択している。
あっという間にコースに出そろった10名が次々とタイムを計測し、1分16秒491を刻んだハミルトンがトップに立つ。フェルスタッペンとリカルドが続き、4番手につけたボッタスまでが1分16秒台に入れている。フェラーリはベッテルが1分17秒台、ライコネンは1分18秒台にとどまり、それまでのペースを失ってしまった。
それを踏まえての判断か、フェラーリはラストアタックに2人ともソフトタイヤを選択し、リカルドとアロンソも同じコンパウンドをチョイスしている。
ライコネンが期待通りに1分16秒台に乗せてきたものの、新しいスーパーソフトタイヤを投入したメルセデス勢には届かず。1分16秒173のコースレコードをたたき出したハミルトンがポールポジションを手に入れ、0.040秒差でチームメイトのボッタスが2番手につけた。ベッテルはハミルトンから0.132秒遅れの3番手、ライコネンは最終的に4番手となっている。
5番手はフェルスタッペン、リカルドが6番手に入り、マグヌッセン、アロンソ、サインツ、グロージャンが10番手だ。
トロ・ロッソ・ホンダのガスリーは12番手、ハスリーは土曜フリー走行でのクラッシュで予選に参加できず。
マシン自体のパフォーマンスは良くなっているようですので、決勝は頑張って欲しいですね!
初日からすべてのフリー走行をメルセデスドライバーが制した今週末、予選前に実施されたセッションもハミルトンがトップタイムを刻み、0.013秒差でボッタスが続く接近した展開が繰り広げられた。メルセデスに次ぐ2番手チームの位置につけたフェラーリもチームメイト間のギャップはわずかに0.031秒しかない。
このセッション終盤にマシンコントロールを失ってスピンを喫し、リアからタイヤバリアに衝突するクラッシュを喫したハートレー(トロ・ロッソ)は本人にケガはなかったものの、リアが完全に破損していたマシンは予選に再建が間に合わず、ハートレーは予選に参加できなかった。レース出走についてはスチュワードの判断に委ねられ、フリー走行のタイム等を踏まえて結論が出されることになっている。
また、前戦アゼルバイジャンGPで他車との接触を引き起こした責任を問われたシロトキン(ウィリアムズ)はバルセロナでの降格処分が科されていたため、予選順位から3グリッド降格する。
分厚い雲が上空を覆った土曜日は初日よりも気温が下がり、予選Q1は気温18℃、路面温度27℃、湿度76%のドライコンディションで開始時刻を迎えた。ピレリはオーバーヒートとブリスターの問題を回避するため、バルセロナにトレッドを薄くしたタイヤを投入しており、用意したミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤのうち予選Q3用としてスーパーソフトタイヤを1セット確保するよう指示している。
ピットレーンのオープンと同時にウィリアムズのストロールがコースに向かい、他のドライバーたちも順次、アウトラップに入った。マクラーレンはアロンソとバンドールンにミディアムタイヤを履かせ、フォース・インディアは2人ともソフトタイヤで始動している。
ハートレーを除くそれ以外のドライバーはスーパーソフトタイヤでアタックに臨み、序盤の走行が終わった時点で1分17秒031を刻んだベッテルがトップに立っていた。2番手にはフェルスタッペンが入り、ライコネン、リカルド(レッドブル)、ハミルトンとボッタスのメルセデス勢はその後方だ。
ルノーのヒュルケンベルグは最初のアタックでペースが伸びず、トラブルを抱えた様子でピットに引き上げている。最初のラップタイムは1分45秒台にとどまったが、ほぼ一発勝負となったラストアタックで何とかラップをまとめたものの、他車がペースアップに成功した結果、ヒュルケンベルグは16番手でQ1敗退。
他に、ザウバーのエリクソンとウィリアムズのシロトキンとストロールがノックアウトされた。ストロールはQ1最後のラップで自己ベストを更新するペースを見せていたが、コースをはみ出してしまい、グラベルに乗り上げてマシンを止めている。
Q2はフェラーリやメルセデス、レッドブル、ハースF1がソフトタイヤでスタートし、マクラーレンのバンドールンも同様のタイヤ選択だ。Q2最初のアタックを終えて、1分16秒802をたたき出したベッテルがトップにつけ、0.289秒差でライコネンが2番手、ボッタスとハミルトンが3番手と4番手に並び、その後ろにフェルスタッペンとリカルドが続いている。
トップ3ドライバーがガレージで次のセッションの準備を進める中、ハミルトンはユーズドのスーパーソフトタイヤを履いてコースに入るも、タイムを更新できぬままピットに引き上げた。レッドブル勢は新しいスーパーソフトのセットを投入したが、リカルドは思うようにラップをまとめきれず、7番手のポジションでQ3へと進んでいる。
Q2でもトップタイムを刻んだのはベッテルで、ライコネンが2番手、ボッタスとハミルトンは0.3秒以上のギャップをつけられた。予選順位を確定させたのは11番手以下、バンドールン、ガスリー、オコン(フォース・インディア)、ルクレール(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)だ。
12分間で争われたQ3はルノーのサインツが先陣を切り、ハースF1勢やリカルドらが順に加わっていった。10台とも新しいスーパーソフトタイヤを選択している。
あっという間にコースに出そろった10名が次々とタイムを計測し、1分16秒491を刻んだハミルトンがトップに立つ。フェルスタッペンとリカルドが続き、4番手につけたボッタスまでが1分16秒台に入れている。フェラーリはベッテルが1分17秒台、ライコネンは1分18秒台にとどまり、それまでのペースを失ってしまった。
それを踏まえての判断か、フェラーリはラストアタックに2人ともソフトタイヤを選択し、リカルドとアロンソも同じコンパウンドをチョイスしている。
ライコネンが期待通りに1分16秒台に乗せてきたものの、新しいスーパーソフトタイヤを投入したメルセデス勢には届かず。1分16秒173のコースレコードをたたき出したハミルトンがポールポジションを手に入れ、0.040秒差でチームメイトのボッタスが2番手につけた。ベッテルはハミルトンから0.132秒遅れの3番手、ライコネンは最終的に4番手となっている。
5番手はフェルスタッペン、リカルドが6番手に入り、マグヌッセン、アロンソ、サインツ、グロージャンが10番手だ。
トロ・ロッソ・ホンダのガスリーは12番手、ハスリーは土曜フリー走行でのクラッシュで予選に参加できず。
マシン自体のパフォーマンスは良くなっているようですので、決勝は頑張って欲しいですね!