モンテカルロ市街地サーキットを舞台に幕を開けた2018年FIA F1世界選手権第6戦モナコGPは24日(木)、木曜フリー走行2回目のセッションが実施され、レッドブルのリカルドが最速タイムをマークした。
ハイパーソフトタイヤが初お目見えした今週末、ピレリが他に用意したドライタイヤはスーパーソフトとウルトラソフト。大半の陣営がモナコのようなストリートコース用に開発されたハイパーソフトタイヤを多く選択している。
雲に覆われつつも青空が見えたモナコでは気温21℃、路面温度39℃、湿度72%のドライコンディションで初日2回目のセッションが始まり、ハースF1の2台が先陣を切ってコースイン。初回セッションではインジェクター問題が疑われて7周の走行にとどまっていたマグヌッセンだが、無事に修復作業が終わったようで早々にタイム計測を開始した。
セッションがスタートして10分が経つ頃には太陽の日差しが強まり、路面温度は40℃を超える。メルセデスやレッドブル、ウィリアムズの面々は他陣営よりも遅れて始動し、中でも最初のフリー走行でトップタイムを刻んでいたリカルドはピットレーンがオープンしてから20分経過してようやく動き出した。
チーム内でタイヤコンパウンドを分けてプログラムに取り組む陣営も複数あり、メルセデスはハミルトンがスーパーソフトを履いた一方でボッタスがウルトラソフトを試している。20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのはレッドブルのフェルスタッペンだ。ハイパーソフトタイヤで1分12秒071を刻んでいた。
ウルトラソフトのプログラムに励んでいたフェラーリコンビがハイパーソフトタイヤに履き替えた直後、カジノスクエア付近の路面に修復が必要になったとのことでセッションは赤旗中断を余儀なくされる。ベッテルもライコネンもアウトラップを完了する前にピットへの帰還を強いられた。
トラブルはターン4とターン5の間にある排水口の蓋に起きたようで、15分の中断を経て残り60分を切ると同時にセッションが再開され、ハイパーソフトタイヤを履いたドライバーたちがコースになだれ込む。アウトラップを終えたドライバーから予選シミュレーションに臨んでいくも、激しいトラフィックの影響でスペースを見いだすのが難しい。
渋滞を見越してか、メルセデスはハイパーソフトタイヤでの走行タイミングをずらし、ライバルたちがコースに入って8分ほどしてからボッタスが動き出し、ハミルトンはさらに数分遅れてガレージを離れた。しかし、ハミルトンはトップから0.5秒遅れの4番手、ボッタスはさらに0.1秒遅いタイムで6番手にとどまっている。
ほとんどのチームがレースシミュレーションに励んだセッション後半に再び好ペースを発揮したリカルドが1分11秒841を刻んでモナコのコースレコードを更新。2番手に下がったフェルスタッペンはそれでも0.194秒しか遅れていないが、3番手にいたベッテルは0.5秒以上のリードを築かれた。
トップ3チームに次ぐポジションを争う"ベスト・オブ・ザ・レスト"にはルノーのヒュルケンベルグがつけたものの、それに続いたマクラーレン勢とのギャップは100分の数秒、10番手のサインツ(ルノー)と11番手のハートレー(トロ・ロッソ)も7番手まで0.2秒と離されていない。
周回を重ねたタイヤコンパウンドの感触が良くないと訴えたハミルトンはオーバーステアに見舞われたようで30周を走ったところでピットに帰還。ピレリはドライバーたちがグレイニングを抱えているとしながらも、最終的に解消されるかどうかを見守っており、路面にラバーが乗れば問題になることはないだろうとも付け加えている。
90分のセッションを終えてトップで初日を締めくくったのは1分11秒841をたたき出したリカルド。0.194秒差でフェルスタッペンが2番手に入ってレッドブルが初日の両セッションで1-2を達成している。3番手にはベッテルが入り、ハミルトン、ライコネン、ボッタスのオーダーとなった。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーはトップから1.381秒遅れの11番手、ガスリーは14番手のタイムを残している。
7番手から20番手までほぼ1秒差!
今日の予選はどうなるでしょうか?
たのしみですね!
ハイパーソフトタイヤが初お目見えした今週末、ピレリが他に用意したドライタイヤはスーパーソフトとウルトラソフト。大半の陣営がモナコのようなストリートコース用に開発されたハイパーソフトタイヤを多く選択している。
雲に覆われつつも青空が見えたモナコでは気温21℃、路面温度39℃、湿度72%のドライコンディションで初日2回目のセッションが始まり、ハースF1の2台が先陣を切ってコースイン。初回セッションではインジェクター問題が疑われて7周の走行にとどまっていたマグヌッセンだが、無事に修復作業が終わったようで早々にタイム計測を開始した。
セッションがスタートして10分が経つ頃には太陽の日差しが強まり、路面温度は40℃を超える。メルセデスやレッドブル、ウィリアムズの面々は他陣営よりも遅れて始動し、中でも最初のフリー走行でトップタイムを刻んでいたリカルドはピットレーンがオープンしてから20分経過してようやく動き出した。
チーム内でタイヤコンパウンドを分けてプログラムに取り組む陣営も複数あり、メルセデスはハミルトンがスーパーソフトを履いた一方でボッタスがウルトラソフトを試している。20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのはレッドブルのフェルスタッペンだ。ハイパーソフトタイヤで1分12秒071を刻んでいた。
ウルトラソフトのプログラムに励んでいたフェラーリコンビがハイパーソフトタイヤに履き替えた直後、カジノスクエア付近の路面に修復が必要になったとのことでセッションは赤旗中断を余儀なくされる。ベッテルもライコネンもアウトラップを完了する前にピットへの帰還を強いられた。
トラブルはターン4とターン5の間にある排水口の蓋に起きたようで、15分の中断を経て残り60分を切ると同時にセッションが再開され、ハイパーソフトタイヤを履いたドライバーたちがコースになだれ込む。アウトラップを終えたドライバーから予選シミュレーションに臨んでいくも、激しいトラフィックの影響でスペースを見いだすのが難しい。
渋滞を見越してか、メルセデスはハイパーソフトタイヤでの走行タイミングをずらし、ライバルたちがコースに入って8分ほどしてからボッタスが動き出し、ハミルトンはさらに数分遅れてガレージを離れた。しかし、ハミルトンはトップから0.5秒遅れの4番手、ボッタスはさらに0.1秒遅いタイムで6番手にとどまっている。
ほとんどのチームがレースシミュレーションに励んだセッション後半に再び好ペースを発揮したリカルドが1分11秒841を刻んでモナコのコースレコードを更新。2番手に下がったフェルスタッペンはそれでも0.194秒しか遅れていないが、3番手にいたベッテルは0.5秒以上のリードを築かれた。
トップ3チームに次ぐポジションを争う"ベスト・オブ・ザ・レスト"にはルノーのヒュルケンベルグがつけたものの、それに続いたマクラーレン勢とのギャップは100分の数秒、10番手のサインツ(ルノー)と11番手のハートレー(トロ・ロッソ)も7番手まで0.2秒と離されていない。
周回を重ねたタイヤコンパウンドの感触が良くないと訴えたハミルトンはオーバーステアに見舞われたようで30周を走ったところでピットに帰還。ピレリはドライバーたちがグレイニングを抱えているとしながらも、最終的に解消されるかどうかを見守っており、路面にラバーが乗れば問題になることはないだろうとも付け加えている。
90分のセッションを終えてトップで初日を締めくくったのは1分11秒841をたたき出したリカルド。0.194秒差でフェルスタッペンが2番手に入ってレッドブルが初日の両セッションで1-2を達成している。3番手にはベッテルが入り、ハミルトン、ライコネン、ボッタスのオーダーとなった。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーはトップから1.381秒遅れの11番手、ガスリーは14番手のタイムを残している。
7番手から20番手までほぼ1秒差!
今日の予選はどうなるでしょうか?
たのしみですね!