20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

スペインGP-決勝

2018-05-14 06:57:37 | F1レース
分厚い雲の隙間から青空と太陽の光も見えたシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャで13日(日)、2018年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP決勝が開催され、メルセデスのハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾った。



土曜日に実施された予選は序盤こそフェラーリ勢が速さを示していたものの、ポールシッターが決まるQ3に照準を合わせたメルセデスコンビがフロントローを独占。ハミルトンがポールポジションを手に入れ、ボッタスが2番手に並んだ。

スペインにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤ3種類を用意したピレリは決勝用タイヤとしてミディアムとソフトを指定しており、各ドライバーはいずれかのセットを必ず使用しなければならない。2ストップ戦略が最速と言われるも、1ストップ戦略に挑む陣営もあると予想された。

前戦アゼルバイジャンGPで接触を引き起こした責任を問われ、バルセロナでの3グリッド降格処分が科されたウィリアムズのシロトキンは予選を18番手で終えたが、トロ・ロッソのハートレーが土曜フリー走行でクラッシュを喫し、マシン修復が間に合わずに予選に参加できなかったため、スチュワードの許可を得て最後尾グリッドに並んだ結果、シロトキンのスタート位置は19番グリッドとなった。

フォーメーションラップが始まった時点で晴れ間も広がっていたバルセロナは風が強く、気温15℃、路面温度35℃、湿度55%のドライコンディション。1周4.655kmのカタロニア・サーキットでのレースは66周で争われた。

シグナル消灯と同時に各車が一斉にグリッドを離れ、ターン1はハミルトンが戦闘で通過するも、フェラーリのベッテルがボッタスを追い抜いて2番手に上がる。さらに後続ではグリップ不足に苦悩するドライバーが多数おり、チームメイトのマグヌッセンに突っ込みかけたハースF1のグロージャンがハードブレーキングをかけてスピンを喫し、そこにルノーのヒュルケンベルグとトロ・ロッソのガスリーが突進する格好で3台がリタイアを喫している。

他にもグリップ不足に苦悩するドライバーが多かったオープニングラップのインシデントを受けてセーフティカーが出動し、その間にハートレーとシロトキンがピットに戻ってタイヤをミディアムに履き替えた。6周目の最後にセーフティカーが解除され、迎えたリスタートではハミルトンが先頭を死守し、5番手にいたフェルスタッペン(レッドブル)が前のライコネンにプレッシャーをかけるもオーバーテイクならず。

ポイント圏外に下がっていたマクラーレンのアロンソがオコン(フォース・インディア)をかわして10番手に上がり、勢いに乗って前方のルクレール(ザウバー)も追いかけるが、すぐにはチャンスを得られずにがまんのレースが続いた。10周目を過ぎると思うようにペースが上がらないのか、ルクレールに距離を開けられ、さらには追い抜いたオコンにプレッシャーを受けている。

スタート直後にポジションを奪われたボッタスはフェラーリ車よりも好ペースを発揮していたものの、なかなか追い抜く機会が訪れず、18周目に入る頃にベッテルが最初のピットストップに向かったタイミングで猛チャージをかける。ミディアムタイヤに履き替えたベッテルはマグヌッセンの後方で隊列復帰し、しばらくペースアップがかなわなかったが、ベッテル対策に動いたメルセデスがボッタスのタイヤ交換を済ませてコースに送り出したタイミングで、ベッテルがハースF1マシンをオーバーテイク。ボッタスは2台と並ぶ形でコースに戻ったものの、ベッテルとマグヌッセンの後方に甘んじている。それでも、すぐにマグヌッセンを追い抜いたボッタスはファステストラップを刻んでベッテルとのギャップを縮めていった。

一方、第1スティントを続けていたもう1台の跳ね馬をハプニングが襲う。トラブルがあると訴えたライコネンがスローダウンし、一度はピットレーンに向かう仕草を見せるも、ステイアウトを選んで走り続けたが、結局ペースを取り戻せずに低速走行でピットイン、そのままマシンをガレージに収めた。

第1スティントを長く取ったレッドブルはラップリーダーが34周目に入ったタイミングでリカルドのタイヤを交換し、次のラップではフェルスタッペンもピットストップを完了。どちらもミディアムタイヤを選んでいる。第2スティントはほぼすべてのドライバーがバルセロナに持ち込まれた3種類の中で最も硬いコンパウンドを履いた。スタートにミディアムタイヤを選んだザウバーのエリクソンは37周目にソフトタイヤへの交換を完了している。

そこから4周を経て、フォース・インディアのオコンにエンジントラブルが発生し、コース脇にマシンを停車したため、一時的にバーチャルセーフティカーが発令された。ラップタイムは通常の40%以下に落とさなければならず、オーバーテイクも不可の状況で、フェラーリがベッテルのピットストップを実施したが、ギリギリのところでフェルスタッペンの前では戻れなかった。

バーチャルセーフティカー中にはフェルスタッペンが前にいたシロトキンと交錯してフロントウイングにダメージを抱え、タイヤを傷めたシロトキンはスピンを喫してコースを飛び出したものの、何とかピットにたどり着いてタイヤを交換し、レースを続けている。

徐々にサバイバルレース化してきたバルセロナの一戦は47周目にマクラーレンにもエンジントラブルが発生し、バンドールンがピットレーン出口前にマシンを寄せてレースを終えた。

その後しばらくは各車ともタイヤをケアしながらペースをコントロールしていたが、残り5周を切る頃にルノーのサインツが無線でエンジントラブルの可能性を伝え、ライバルの状況を知ったマクラーレンとアロンソが猛チャージをかけて逆転を狙っていった。一時は7秒以上あったギャップを3秒にまで縮めたものの、オーバーテイクできるところまでは接近できず。

66周のバトルを終えて、終始、リードを譲らなかったハミルトンが前戦に続く今季2勝目をマークし、ボッタスが2位でゴールしてメルセデスが1-2を達成。3位表彰台に上ったのはフェルスタッペンだ。

2ストップ戦略を採用したフェラーリとベッテルはファイナルラップで0.7秒までフェルスタッペンに近づくも、追い抜くことはできずに4位に甘んじた。5位にリカルドが入り、サインツ、アロンソ、ペレス、ルクレールがポイントを獲得している。

11位以下、完走はランス・ストロール(ウィリアムズ)、ハートレー、マーカス・エリクソン(ザウバー)、シロトキンだった。

トロ・ロッソ・ホンダのガスリーは、残念ながら1週目でグロージャンのインシデントに巻き込まれリタイヤ、ハートレーは12位完走、次戦モナコGPに期待しましょう!