30日(日)、ソチ・オートドロームを舞台に2018年FIA F1世界選手権第16戦ロシアGP決勝が開催され、ハミルトンが優勝、ボッタスが2位に入ってメルセデスが1-2を達成した。
予選はハミルトンを抑えてボッタスがポールポジションを獲得しており、ハミルトンが2番手でフロントロースタート、フェラーリ勢が2列目に並んだ。
エンジンコンポーネント交換に伴い、レッドブル、トロ・ロッソの各車とマクラーレンのアロンソがペナルティを受け、レッドブル勢とマクラーレンのバンドールンはギアボックス交換によるペナルティを科せられてレースに臨んでいる。
全長5.848kmのソチ・オートドロームの一戦は53周で争われ、レース前には小さな雨粒が報告されていたが、太陽が顔を出す中、気温25.1℃、路面温度30.2℃、湿度51.2%のドライコンディションでスタート時刻を迎えた。ピレリはソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、レースではソフトあるいはウルトラソフトのいずれか1セットを使用しなければならない。
タイヤを自由に選べる11番グリッド以下のドライバーはルノー、レッドブル、トロ・ロッソのガスリーがソフトタイヤを選び、ウィリアムズとマクラーレンの各車はウルトラソフト、最後尾についたトロ・ロッソのハートレーはハイパーソフトタイヤを第1スティントに選択している。
シグナル消灯と同時に全車がクリーンに発進し、好スタートを決めたボッタスが先頭をキープする一方、ハミルトンとベッテルの2人がサイド・バイ・サイドで激しくポジションを争った。結局、ハミルトンが前をキープしており、ベッテルは3番手に落ち着いている。
スタートで大きくポジションアップしたレッドブルのフェルスタッペンは19番グリッドながら3周目には10番手に上がり、8周目にはザウバーのルクレールをオーバーテイクして5番手に浮上した。チームメイトのリカルドも順調にポジションを上げていき、10周目に入る頃にはポイント圏内に到達。
一方、スタート直後に単独スピンを喫したガスリーと、ハイパーソフトからソフトに履き替えた直後に同じくスピンを喫したハートレーのトロ・ロッソ勢はブレーキにトラブルが発生したようで、2台ともマシンをガレージに入れた。結局、レースを続けられずにわずか4周で早々と戦線離脱を喫している。
ユーズドのハイパーソフトでスタートした面々がソフトタイヤに履き替える中、13周目にはラップリーダーのボッタスがピットストップを完了し、ウルトラソフトからソフトタイヤに交換した。次のラップにはベッテルもタイヤ交換を済ませたが、ハミルトンはステイアウトを選び、もう1台のフェラーリを駆るライコネンもしばらくピットストップを見送っている。
ハミルトンはベッテルがタイヤを交換した翌周にピットに入り、ソフトタイヤに履き替えて隊列に戻るも、先行したのはベッテルだ。それでも、ハミルトンはフェラーリマシンのオーバーテイクを狙い、ホームストレートでスリップに入って追い抜きかけたが、ベッテルの防御にあって断念。一度は下がったものの、次のコーナーにかけて再度プレッシャーをかけてオーバーテイクを成功させた。ベッテルはハミルトンに対する防御の動きが問題視され、スチュワードの審議を受けたが、おとがめなしの裁定が下っている。
ライコネンは18周を走りきってタイヤをソフトに交換し、第2スティントもベッテルの後方でスタートした。
フェルスタッペンがラップリーダーとして隊列を率いたレース中盤、メルセデスが戦略的なチームオーダーを発令する。無線での説明によればハミルトンのタイヤに若干のブリスターが発生していたため、ベッテルの追い上げを踏まえて先行させる必要があったとのことだが、メルセデスはボッタスとハミルトンのポジションを入れ替えて終盤の戦いへと突入した。
ハースF1のマグヌッセンを抜きあぐねていたフォース・インディアも前にいたオコンにペレスを先行させるよう指示。ただし、こちらはペレスがマグヌッセンを追い抜けなければポジションをオコンに戻すことがルールのようで、結局、マグヌッセンに近づけなかったペレスはオコンにポジションを返している。
第1スティントにソフトを選んだ陣営の中で最初にピットストップを実行したのはルノーのサインツ。34周目にウルトラソフトタイヤを履いて第2スティントに臨んでいる。相棒のヒュルケンベルグは2周後に最初で最後のタイヤ交換を完了した。
レッドブル勢はさらに長いスティントを走り、40周目にリカルドがタイヤとオープニングラップで破損していたノーズを交換した後、3周多く走ったフェルスタッペンもウルトラソフトタイヤに履き替えてチェッカーフラッグを目指した。
上位勢が相次いでファステストラップを更新したものの、終盤にオーダーが入れ替わることはなく、メルセデスはハミルトンとボッタスの順位をそのままにゴールさせ、ハミルトンが優勝、ボッタスが2位でチームの1-2に貢献している。ベッテルが3位で表彰台に上った。
4位以下、入賞を果たしたのはライコネン、フェルスタッペン、リカルド、ルクレール(ザウバー)、マグヌッセン、オコン、ペレスだ。
トロ・ロッソ・ホンダは2台ともブレーキトラブルで4周で リタイヤ。
次戦の日本GPには万全の体制で挑んで欲しいですね!
予選はハミルトンを抑えてボッタスがポールポジションを獲得しており、ハミルトンが2番手でフロントロースタート、フェラーリ勢が2列目に並んだ。
エンジンコンポーネント交換に伴い、レッドブル、トロ・ロッソの各車とマクラーレンのアロンソがペナルティを受け、レッドブル勢とマクラーレンのバンドールンはギアボックス交換によるペナルティを科せられてレースに臨んでいる。
全長5.848kmのソチ・オートドロームの一戦は53周で争われ、レース前には小さな雨粒が報告されていたが、太陽が顔を出す中、気温25.1℃、路面温度30.2℃、湿度51.2%のドライコンディションでスタート時刻を迎えた。ピレリはソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、レースではソフトあるいはウルトラソフトのいずれか1セットを使用しなければならない。
タイヤを自由に選べる11番グリッド以下のドライバーはルノー、レッドブル、トロ・ロッソのガスリーがソフトタイヤを選び、ウィリアムズとマクラーレンの各車はウルトラソフト、最後尾についたトロ・ロッソのハートレーはハイパーソフトタイヤを第1スティントに選択している。
シグナル消灯と同時に全車がクリーンに発進し、好スタートを決めたボッタスが先頭をキープする一方、ハミルトンとベッテルの2人がサイド・バイ・サイドで激しくポジションを争った。結局、ハミルトンが前をキープしており、ベッテルは3番手に落ち着いている。
スタートで大きくポジションアップしたレッドブルのフェルスタッペンは19番グリッドながら3周目には10番手に上がり、8周目にはザウバーのルクレールをオーバーテイクして5番手に浮上した。チームメイトのリカルドも順調にポジションを上げていき、10周目に入る頃にはポイント圏内に到達。
一方、スタート直後に単独スピンを喫したガスリーと、ハイパーソフトからソフトに履き替えた直後に同じくスピンを喫したハートレーのトロ・ロッソ勢はブレーキにトラブルが発生したようで、2台ともマシンをガレージに入れた。結局、レースを続けられずにわずか4周で早々と戦線離脱を喫している。
ユーズドのハイパーソフトでスタートした面々がソフトタイヤに履き替える中、13周目にはラップリーダーのボッタスがピットストップを完了し、ウルトラソフトからソフトタイヤに交換した。次のラップにはベッテルもタイヤ交換を済ませたが、ハミルトンはステイアウトを選び、もう1台のフェラーリを駆るライコネンもしばらくピットストップを見送っている。
ハミルトンはベッテルがタイヤを交換した翌周にピットに入り、ソフトタイヤに履き替えて隊列に戻るも、先行したのはベッテルだ。それでも、ハミルトンはフェラーリマシンのオーバーテイクを狙い、ホームストレートでスリップに入って追い抜きかけたが、ベッテルの防御にあって断念。一度は下がったものの、次のコーナーにかけて再度プレッシャーをかけてオーバーテイクを成功させた。ベッテルはハミルトンに対する防御の動きが問題視され、スチュワードの審議を受けたが、おとがめなしの裁定が下っている。
ライコネンは18周を走りきってタイヤをソフトに交換し、第2スティントもベッテルの後方でスタートした。
フェルスタッペンがラップリーダーとして隊列を率いたレース中盤、メルセデスが戦略的なチームオーダーを発令する。無線での説明によればハミルトンのタイヤに若干のブリスターが発生していたため、ベッテルの追い上げを踏まえて先行させる必要があったとのことだが、メルセデスはボッタスとハミルトンのポジションを入れ替えて終盤の戦いへと突入した。
ハースF1のマグヌッセンを抜きあぐねていたフォース・インディアも前にいたオコンにペレスを先行させるよう指示。ただし、こちらはペレスがマグヌッセンを追い抜けなければポジションをオコンに戻すことがルールのようで、結局、マグヌッセンに近づけなかったペレスはオコンにポジションを返している。
第1スティントにソフトを選んだ陣営の中で最初にピットストップを実行したのはルノーのサインツ。34周目にウルトラソフトタイヤを履いて第2スティントに臨んでいる。相棒のヒュルケンベルグは2周後に最初で最後のタイヤ交換を完了した。
レッドブル勢はさらに長いスティントを走り、40周目にリカルドがタイヤとオープニングラップで破損していたノーズを交換した後、3周多く走ったフェルスタッペンもウルトラソフトタイヤに履き替えてチェッカーフラッグを目指した。
上位勢が相次いでファステストラップを更新したものの、終盤にオーダーが入れ替わることはなく、メルセデスはハミルトンとボッタスの順位をそのままにゴールさせ、ハミルトンが優勝、ボッタスが2位でチームの1-2に貢献している。ベッテルが3位で表彰台に上った。
4位以下、入賞を果たしたのはライコネン、フェルスタッペン、リカルド、ルクレール(ザウバー)、マグヌッセン、オコン、ペレスだ。
トロ・ロッソ・ホンダは2台ともブレーキトラブルで4周で リタイヤ。
次戦の日本GPには万全の体制で挑んで欲しいですね!