11日(土)、バルセロナ郊外にあるカタロニア・サーキットで2019年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP予選が行われ、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。
ヨーロッパラウンド初戦を迎えてフェラーリの巻き返しに注目が集まったものの、初日の両セッションをボッタスが制した後、最後のフリー走行もハミルトンがトップに立ち、メルセデスドライバーがタイムシート最上位を守り続けていた。
ピレリはスペインGPにC1からC3のドライタイヤ3種類を用意。最も硬いC1がハードタイヤ、C2がミディアム、C3がソフトタイヤとして扱われ、予選Q3用タイヤにはソフトタイヤが指定されている。予選トップ10入りしたドライバーはQ2でベストタイムを記録したタイヤでレースをスタートすることが義務付けられる。
現地午後に入って晴れ間が広がり、気温18℃、路面温度27℃、湿度76%のドライコンディションで始まった予選Q1はピットレーンのオープンと同時にウィリアムズのクビサがコースに入り、間を置いてレーシング・ポイントのストロール、フェラーリ勢が合流した。
各車がアタックラップに臨む中、ルノーのヒュルケンベルグがターン4でロックアップし、グラベルに乗り上げてウオールにもぶつかってしまう。フロントウイングを失ったヒュルケンベルグはコース復帰を果たして何とかピットに帰還するも、この時点で残り時間は10分を切っていた。
ヒュルケンベルグのインシデントで振られた黄旗はすぐに解除され、ライバルたちは次々にコントロールラインを通過してタイムシートに名前を刻んでいく。
序盤のアタックを終えてトップに立っていたのは1分17秒175をマークしたボッタス。0.069秒差でレッドブルのフェルスタッペンが2番手につけ、3番手にフェラーリのルクレールが並んだ。
大急ぎでマシンの準備を整え直したルノークルーに見送られ、ヒュルケンベルグも無事にアタックラップを完了。ただ、1分18秒半ばのタイムにとどまっており、ポジションは15番手とQ1突破に黄信号が灯った状態は変わらない。
3番手に上がったハミルトンを含め、トップ7ドライバーのうち6名はガレージでQ2の準備を進めたが、トップタイムを残しているボッタスは終盤もコースに出て周回を重ねている。
100分の数秒を争う激戦のQ1が終了し、予選順位を確定させたのは16番手以下となったヒュルケンベルグ、ストロール、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、ラッセルとクビサのウィリアムズ勢だ。ヒュルケンベルグはいったんはノックアウトゾーンを抜け出すも、ライバルのタイム更新が相次いだ結果、Q1敗退を喫した。15番手でQ2に進んだチームメイトのリカルドとのタイム差はわずかに0.019秒だった。
最もバトルが激しくなるQ2は開始から2分近くが経過してボッタスが動き出し、それをきっかけにハミルトンやフェラーリコンビがガレージを離れる。タイヤは4人ともソフトタイヤをチョイスし、ボッタスが1分16秒台に入れて好タイムを残した後、ハミルトンが0.231秒上回ってトップに立つ。
3番手に収まったベッテルはハミルトンに0.6秒以上遅れており、ルクレールはラップをうまくまとめられずに5番手にとどまった。4番手にはトップ3と同じく1分16秒台をマークしたフェルスタッペンが入り、最後にコースインしたガスリーがルクレールよりも速いタイムを残して5番手に飛び込んでいる。
ラストアタックを前に10番手につけていたリカルドと11番手のアルボン(トロ・ロッソ)は0.3秒差がついていたが、アルボンから15番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)までは0.119秒差しかなく競争は激しさを極めた。
走るたびにタイムを縮めているボッタスがついに1分15秒台をたたき出してトップに浮上した最後のランは、ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペンがタイムを更新せずにピットに引き上げ、ルクレールがペースアップに成功して4番手に浮上。レッドブル、ハースF1の各車に加えてトロ・ロッソのクビアトとリカルドがQ3進出を果たしている。
8番手でQ2を突破したクビアトに0.095秒差ながらノリス(マクラーレン)が11番手でノックアウトされ、他にアルボン、サインツ(マクラーレン)、ライコネン、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)がQ2で姿を消した。
ポールシッターを決めるQ3はルクレールを除く9名が早々にガレージを離れ、ソフトタイヤでアタックに臨む。ここでもボッタスが1分15秒台をマークし、0.634秒差でハミルトンが2番手、ベッテルはボッタスに0.8秒以上遅れている。
残り5分を切り、無人となったコースに一人向かったルクレールは1分16秒613を記録、ポジションはその時点で5番手だった。
路面温度が予選スタート時から4℃前後上がったコンディションで最後のアタックに挑んだドライバーたちは自己ベストを更新できない者が多く、結局、1分15秒406を刻んでいたボッタスがポールポジションを手に入れている。ハミルトンが2番手、ベッテルとフェルスタッペンが2列目に並ぶ。
5番手にルクレールがつけてガスリーが6番手、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのハースF1勢が4列目を確保し、クビアトとリカルドがその後ろに続いた。なお、前戦アゼルバイジャンGPで他車との接触を引き起こした責任を問われたリカルドはバルセロナでの降格処分が科されているため、予選順位から3グリッド降格した位置からレースを戦わなければならない。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがフェラーリ勢の間に入る4番手、ガスリーが6番手、クビアトが9番手、アルボンは残念ながら12番手ですが、ルノーのリカルドが降格処分で11番手スタート、
7番手からはタイムは僅差なので、スタートタイヤを自由に選べるので、アルボンも入賞を期待できます。
決勝が楽しみですね!
ヨーロッパラウンド初戦を迎えてフェラーリの巻き返しに注目が集まったものの、初日の両セッションをボッタスが制した後、最後のフリー走行もハミルトンがトップに立ち、メルセデスドライバーがタイムシート最上位を守り続けていた。
ピレリはスペインGPにC1からC3のドライタイヤ3種類を用意。最も硬いC1がハードタイヤ、C2がミディアム、C3がソフトタイヤとして扱われ、予選Q3用タイヤにはソフトタイヤが指定されている。予選トップ10入りしたドライバーはQ2でベストタイムを記録したタイヤでレースをスタートすることが義務付けられる。
現地午後に入って晴れ間が広がり、気温18℃、路面温度27℃、湿度76%のドライコンディションで始まった予選Q1はピットレーンのオープンと同時にウィリアムズのクビサがコースに入り、間を置いてレーシング・ポイントのストロール、フェラーリ勢が合流した。
各車がアタックラップに臨む中、ルノーのヒュルケンベルグがターン4でロックアップし、グラベルに乗り上げてウオールにもぶつかってしまう。フロントウイングを失ったヒュルケンベルグはコース復帰を果たして何とかピットに帰還するも、この時点で残り時間は10分を切っていた。
ヒュルケンベルグのインシデントで振られた黄旗はすぐに解除され、ライバルたちは次々にコントロールラインを通過してタイムシートに名前を刻んでいく。
序盤のアタックを終えてトップに立っていたのは1分17秒175をマークしたボッタス。0.069秒差でレッドブルのフェルスタッペンが2番手につけ、3番手にフェラーリのルクレールが並んだ。
大急ぎでマシンの準備を整え直したルノークルーに見送られ、ヒュルケンベルグも無事にアタックラップを完了。ただ、1分18秒半ばのタイムにとどまっており、ポジションは15番手とQ1突破に黄信号が灯った状態は変わらない。
3番手に上がったハミルトンを含め、トップ7ドライバーのうち6名はガレージでQ2の準備を進めたが、トップタイムを残しているボッタスは終盤もコースに出て周回を重ねている。
100分の数秒を争う激戦のQ1が終了し、予選順位を確定させたのは16番手以下となったヒュルケンベルグ、ストロール、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、ラッセルとクビサのウィリアムズ勢だ。ヒュルケンベルグはいったんはノックアウトゾーンを抜け出すも、ライバルのタイム更新が相次いだ結果、Q1敗退を喫した。15番手でQ2に進んだチームメイトのリカルドとのタイム差はわずかに0.019秒だった。
最もバトルが激しくなるQ2は開始から2分近くが経過してボッタスが動き出し、それをきっかけにハミルトンやフェラーリコンビがガレージを離れる。タイヤは4人ともソフトタイヤをチョイスし、ボッタスが1分16秒台に入れて好タイムを残した後、ハミルトンが0.231秒上回ってトップに立つ。
3番手に収まったベッテルはハミルトンに0.6秒以上遅れており、ルクレールはラップをうまくまとめられずに5番手にとどまった。4番手にはトップ3と同じく1分16秒台をマークしたフェルスタッペンが入り、最後にコースインしたガスリーがルクレールよりも速いタイムを残して5番手に飛び込んでいる。
ラストアタックを前に10番手につけていたリカルドと11番手のアルボン(トロ・ロッソ)は0.3秒差がついていたが、アルボンから15番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)までは0.119秒差しかなく競争は激しさを極めた。
走るたびにタイムを縮めているボッタスがついに1分15秒台をたたき出してトップに浮上した最後のランは、ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペンがタイムを更新せずにピットに引き上げ、ルクレールがペースアップに成功して4番手に浮上。レッドブル、ハースF1の各車に加えてトロ・ロッソのクビアトとリカルドがQ3進出を果たしている。
8番手でQ2を突破したクビアトに0.095秒差ながらノリス(マクラーレン)が11番手でノックアウトされ、他にアルボン、サインツ(マクラーレン)、ライコネン、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)がQ2で姿を消した。
ポールシッターを決めるQ3はルクレールを除く9名が早々にガレージを離れ、ソフトタイヤでアタックに臨む。ここでもボッタスが1分15秒台をマークし、0.634秒差でハミルトンが2番手、ベッテルはボッタスに0.8秒以上遅れている。
残り5分を切り、無人となったコースに一人向かったルクレールは1分16秒613を記録、ポジションはその時点で5番手だった。
路面温度が予選スタート時から4℃前後上がったコンディションで最後のアタックに挑んだドライバーたちは自己ベストを更新できない者が多く、結局、1分15秒406を刻んでいたボッタスがポールポジションを手に入れている。ハミルトンが2番手、ベッテルとフェルスタッペンが2列目に並ぶ。
5番手にルクレールがつけてガスリーが6番手、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのハースF1勢が4列目を確保し、クビアトとリカルドがその後ろに続いた。なお、前戦アゼルバイジャンGPで他車との接触を引き起こした責任を問われたリカルドはバルセロナでの降格処分が科されているため、予選順位から3グリッド降格した位置からレースを戦わなければならない。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがフェラーリ勢の間に入る4番手、ガスリーが6番手、クビアトが9番手、アルボンは残念ながら12番手ですが、ルノーのリカルドが降格処分で11番手スタート、
7番手からはタイムは僅差なので、スタートタイヤを自由に選べるので、アルボンも入賞を期待できます。
決勝が楽しみですね!