20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

スペインGP-決勝

2019-05-14 18:16:44 | F1レース
12日(日)、シルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャを舞台に2019年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP決勝が開催され、スタートでリードを奪ったハミルトンが優勝、ポールシッターのボッタスが2位に入り、メルセデスが開幕から5連続1-2を達成した。



同じ会場で実施された冬季テストではフェラーリ優勢だったものの、グランプリシーズンに入って好調をキープするメルセデスが速さを示した予選は1分15秒台をたたき出したボッタスがポールポジションを手に入れ、ハミルトンがフロントローを確保。フェラーリはベッテルが3番手となり、隣の4番グリッドにはレッドブルのフェルスタッペンが入っている。

前戦アゼルバイジャンGPで他車との接触を引き起こしたとしてバルセロナで3グリッド降格処分が科されたルノーのリカルドは予選トップ10入りを果たすもスタート位置は13番手に後退。他に、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとウィリアムズのラッセルが予定外のギアボックス交換に伴う5グリッド降格ペナルティを受けて最後尾に下がり、予選Q1でノーズを損傷するインシデントに見舞われたルノーのヒュルケンベルグがパルクフェルメルール下に置かれたマシンの調整を希望してピットレーンスタートを選択した。

ピレリがC1からC3のコンパウンドを用意し、全長4.655kmのカタロニア・サーキットで66周にわたって争われた決勝レースは曇り空ながら太陽も顔を出す中、気温19.7℃、路面温度41.9℃、湿度60.3%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

シグナル消灯と同時に好発進を決めたハミルトンが先行、ボッタスはハミルトンとベッテルに挟まれる形でターン1に突入し、アウト側にいたベッテルがややコースをはみ出している。リードを奪ったハミルトンの後ろの位置はボッタスが確保し、タイヤスモークを上げていたベッテルはフラットスポットを作ってしまったようでフェルスタッペンに追い抜かれて4番手に後退した。

オープニングラップからスピードに乗ったハミルトンはボッタスに2秒近いリードを築いて2周目に入ったが、スタート直後の慌ただしさから落ち着きを取り戻したボッタスがペースを上げてチームメイトを追いかける。

1周目のターン4でワイドにふくらんでグラベルにはまり、最後尾まで後退していたアルファロメオ・レーシングのライコネンはラッセルをかわして19番手に上がると、すぐにクビサ(ウィリアムズ)も追い抜いて巻き返しを図った。後方スタートだったもう1台のアルファロメオ・レーシングを駆るジョビナッツィは早々にピットストップを敢行してハードタイヤに交換している。

ハミルトンがリードを広げる中、ボッタスとフェルスタッペンを追う展開のフェラーリ勢は先行するベッテルよりもルクレールのペースが良く、コンマ数秒差の攻防戦が続いていたが、フェラーリはすぐにポジションを入れ替えることはせず、2台に競争させることにしたようだ。ルクレールはターン1への飛び込みを中心にオーバーテイクを仕掛けたものの、抜きやすいとは言えないカタロニア・サーキットでなかなか前に出られず、結局、12周目にチームがポジションの入れ替えを決断してルクレールが4番手に上がっている。

その頃にはハミルトンのリードが3秒以上に拡大しており、2番手のボッタスと後方につけるフェルスタッペンのギャップは4.8秒前後にまで広がっていた。ようやくクリーンエアを得たルクレールはトップ3からはすでに5秒近く遅れ、チームメイトに道を譲ったベッテルは徐々に引き離されて後続勢の接近を警戒する戦いを強いられている。

上位勢ではそのベッテルが最初にピットストップに向かい、20周目にC3のソフトからC2のミディアムタイヤに履き替えた。左リアタイヤの装着にやや手間取りながらもトロ・ロッソ勢の後方10番手で隊列に戻ったベッテルに続いて、レッドブルがフェルスタッペンをピットに呼び入れたが、フェラーリとは異なり、第2スティントにもソフトタイヤを選択。フェルスタッペンはチームメイトの後方5秒の位置でコース復帰し、前が開けた状態でレースを続けられている。

ポイント圏内にいたトロ・ロッソのクビアトは最初のタイヤ交換を終えて16番手まで後退したが、他陣営もピットストップに向かうと徐々に順位を上げていく。シーズン序盤はレースペースに苦戦していたものの、バルセロナではまずまずのラップタイムを刻むハースF1は24周目にマグヌッセンのタイヤ交換を完了し、クビアトの前でコースに戻した。

フェラーリはルクレールのピットストップでも左リアタイヤの交換に時間を要してしまい、ベッテルに対するリードが一気に1秒近くにまで縮まっている。ルクレールに1周遅れてボッタスのタイヤをミディアムに替えたメルセデスは、次のラップでハミルトンにもミディアムタイヤを履かせてコースに送り出した。ハミルトンに8秒以上のリードを築かれていたボッタスはフレッシュタイヤを履いてペースアップに成功、1分20秒857のファステストラップを刻んでチャージをかける。

一方、ハードタイヤをチョイスしたルクレールよりもコンマ数秒速く周回していたベッテルは、チームメイトにプレッシャーをかけていくが追い抜きの好機に恵まれず、その間にもトップ3との差は開くばかりだった。タイヤ戦略の異なる2人のバトルは数周にわたって繰り広げられ、序盤にチームオーダーを発令したフェラーリは再び難しい判断を迫られたが、最終的に38周目にルクレールとベッテルのポジションを入れ替えている。どちらのケースも決断までにしばらくかかっており、そのたびに好ペースのドライバーが貴重なレースタイムを失ってしまった。

しかもベッテルは3周後に2度目のピットストップに向かっており、新しいミディアムのタイヤセットを履いてガスリーの後方6番手の位置でコース復帰した。チームメイトにスタックして失った時間が悔やまれるが、ベッテルは自らの腕で巻き返しを図り、アウトラップにガスリーをオーバーテイクして5番手に上がっている。1分20秒フラットのファステストラップを刻みながら、16秒前を行くルクレールを再び追いかける展開だ。

ハードタイヤを履いて1ストップ戦略を採用するルクレールの様子を見つつ、レッドブルがフェルスタッペンをピットに呼び入れて2度目のタイヤ交換を終わらせたのは44周目。フェルスタッペンはルクレールの3.5秒後方、ベッテルの6.3秒前方で隊列に加わっている。

さらにボッタスが2回目のピットストップでミディアムからソフトに履き替えた頃、レーシング・ポイントのストロールとマクラーレンのノリスが接触してクラッシュ。ターン1でサイド・バイ・サイドになった2人はターン2に向かって攻防戦を繰り広げ、やや前にいたストロールの左リアタイヤとノリスの右フロントタイヤが絡む格好で衝突し、その衝撃でストロールはスピンを喫しながらコースを飛び出し、ノリスもグラベルにはまった。

このインシデントでセーフティカーが出動したのを受けてハミルトンがピットイン。ボッタス同様にソフトタイヤを選んでピットボックスを出発している。1ストップの予定だったルクレールもピットに戻ってハードからミディアムに履き替えた。同じくセーフティカーピリオドを生かしてピットインしたトロ・ロッソ勢だが、タイヤの準備が整っておらず、先に入ったクビアトのタイヤ交換に時間を要し、作業完了を待ったアルボンはポイント圏外に脱落してしまう。

インシデントによりグラベルの砂利がコース上に散らばってしまったため、清掃作業が続く間はセーフティカーが先導。50周目に入って周回遅れのマシンにオーバーテイクが認められて隊列が組み直された。

その2周後にセーフティカーが解除されると、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペン、ベッテルまでは順調にリスタートを切るも、ルクレールはガスリーからプレッシャーを受けてホイール・トゥ・ホイールのバトルに。ターン1でロックアップしてしまったガスリーは、チームメイトとの接近戦を制して後方から迫ってきたマグヌッセンにオーバーテイクされかけるも、必死に踏ん張ってポジションを死守。同じようにリスタートでサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げたクビアトとサインツはマクラーレンに軍配が上がり、クビアトが10番手に後退している。

ラップリーダーの座をキープしたハミルトンは1分18秒台のタイムを刻んで再びリードを築きにかかる。3秒弱のギャップでボッタスが2番手に続き、さらに2秒ほど後ろにいたフェルスタッペンはベッテルからプレッシャーをかけられている。

リスタートでマグヌッセンに迫られ、ターン1後にコースを飛び出してしまった結果、チームメイトに追い抜かれたグロージャンはポジションを取り戻そうと懸命に攻撃を仕掛けるが、ホームストレートでは"ライバル"にトウを与えまいとするマグヌッセンが距離を取って防御。ターン1の攻防戦はインサイドを取るマグヌッセンが優位となり、アウト側になるグロージャンは攻撃の手を緩めないものの、そのたびにコースオフを強いられている。すぐ後ろにはサインツやトロ・ロッソ勢が控えており、ついにはグロージャンがサインツに先行を許してしまった。その際、2台が交錯しており、このインシデントはレーススチュワードに報告されている。

グロージャンはクビアトにもオーバーテイクを食らい、この時点で10番手に後退していたグロージャンは入賞最後のひと枠をめぐって、さらにアルボンとリカルドからプレッシャーを受ける。トロ・ロッソのピットウオールからタイヤに苦しむグロージャンをかわして1点を取ろうと発破をかけられたアルボンは、ターン1への飛び込みで攻撃していくがグロージャンの防御にあってオーバーテイクを成功させられず。

66周のバトルを経てハミルトンがトップチェッカーを受け、ボッタスが2位、フェルスタッペンが3位でゴールしている。4位以下、入賞はベッテル、ルクレール、ガスリー、マグヌッセン、サインツ、クビアトが9位に入り、グロージャンが最後の1点をもぎ取ってアルボンは11位完走にとどまった。

ホンダPU勢、フェルスタッペンはフェラーリのベッテルを凌ぎ3位表彰台、ガスリーが6位、クビアトが9位、アルボンが11位、トロ・ロッソ・ホンダのピットの連絡ミスで全車入賞を逃してしまいましたが、次のモナコGPに期待しましょう。



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