モンテカルロ市街地サーキットにて25日(土)、2019年FIA F1世界選手権第6戦モナコGP予選セッションが行われ、メルセデスのハミルトンポールポジションを獲得した。
モナコで5種類のコンパウンドの中で最も柔らかいC5を初登場させたピレリはストリートサーキットの一戦にC3からC5の組み合わせを用意。予選Q3用のコンパウンドにはソフトタイヤとして扱われるC5が指定されている。
土曜フリー走行はフェラーリのルクレールがトップタイムを刻むも、チームメイトのベッテルは序盤にクラッシュを喫して7周の走行にとどまり、準備を完全に整えられないまま予選に挑むことになった。2番手と3番手にはメルセデスのボッタスとハミルトンが並んでいる。
好天のモナコは気温21℃、路面温度44℃、湿度64%のドライコンディションで予選Q1が始まり、ピットレーンオープンと同時に各車が一斉にコースになだれ込む。レッドブルは少しタイミングを遅らせたが、それでもスタートから3分もすると20台すべてがコースに出そろった。
最初のアタックが完了した時点でトップに立っていたのは1分11秒725を刻んだレッドブルのフェルスタッペン。一発目で好タイムを引き出すのに苦戦しているというメルセデスはハミルトンが2回目のアタックラップで2番手に上がるも、フェルスタッペンにはまだ0.374秒遅れていた。一度、スローラップをはさんだボッタスは1分11秒台に入れたが、トップには0.197秒届かず。
多くのドライバーが数回のクイックラップを走ってベストタイムを記録しており、Q1後半のアタックが始まる前までに1分11秒562をマークしたボッタスがトップに浮上し、フェルスタッペン、ハミルトン、ガスリー(レッドブル)、マグヌッセン(ハースF1)がトップ5に並んだ。上位3台のギャップは100分の数秒差と接近しており、4番手のガスリーも0.178秒しか遅れていない。フェラーリ勢はうまくラップをまとめきれなかったようで、ルクレールが6番手、ベッテルは10番手の位置だった。
メルセデスの2人とベッテルはピットに戻らず1セットのタイヤで走り続け、Q2進出を目指す中団グループ以下の面々と共にペースアップに励んだ。ただ、ベッテルはスイミングプール付近でマシン左側をガードレールに"キス"させてしまい、大きくタイムアップすることなくピットへの帰還を余儀なくされた。
トップから17番手に後退したベッテルまでが0.8秒差以内という大混戦の展開を見せた予選Q1はラストアタックでタイム更新が相次ぎ、最後にコントロールラインを通過したベッテルが1分11秒434をたたき出してトップに躍り出た。結果、土曜フリー走行でトップタイムを残していたルクレールが16番手でQ1敗退を喫する事態に・・・。
ルクレールは最初に7周走っただけで、2回目のランには臨んでおらず、マシンを降りた後、「チームに安全なのかって聞いたんだ。理由は分からないけど、受け入れるのはかなりきつい。もう一度出ていく時間はたっぷりあったし、もう一度走る燃料もあった。説明してもらわないと」とコメントしている。
ルクレール以外ではレーシング・ポイントのペレスとストロール、ウィリアムズのラッセルとクビサがQ1で姿を消している。
15分間で争われたQ2はメルセデス勢が先陣を切り、それに各車が続いてコースイン。順調にペースを上げている様子のボッタスのタイムはついに1分10秒台に入り、ハミルトンに対して0.4秒のリードを築く。ボッタスが記録した1分10秒701はモナコのコースレコードだ。
15人のタイムが出そろったタイミングでトップ5にはボッタス、フェルスタッペン、ハミルトン、リカルド(ルノー)、ガスリーが名を連ね、ベッテルはトップから1.2秒遅れの6番手だった。その後、ハミルトンが1分10秒台に乗せて2番手に上がり、トロ・ロッソのクビアトが4番手に飛び込んでいる。Q1は最後に好タイムをマークしてトップに立ったベッテルだが、この時点でのポジションは9番手だ。
全車が新しいソフトタイヤに履き替えて挑んだ次のランではフェルスタッペンがボッタスのタイムを0.083秒上回って1分10秒618を記録、コースレコードを更新している。ボッタス、ハミルトンに続いてベッテルが4番手に上がるも、トップ3と違って1分11秒台の壁を突破できていない。
最終的にQ2で予選順位を確定させたのは11番手から順にヒュルケンベルグ(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、グロージャン(ハースF1)、アルファロメオ・レーシングのライコネンとジョビナッツィだった。
グロージャンはラストアタックでガスリーに引っかかる格好でペースアップに失敗しており、この一件はレーススチュワードのもとに報告され、セッション後に審議されることが決まっている。
メルセデスとフェルスタッペンの三つどもえのバトルが予想されたQ3はリカルド以外の9名が開始と同時にガレージを離れ、まずはボッタスが1分10秒252を記録して再びコースレコードを塗り替える。ベッテルもようやく1分10秒台に入れたものの、ボッタスには0.695秒離されて3番手。2番手にはトップから0.389秒差でラップをまとめたフェルスタッペンがつけていたが、ウオームアップに入念だったハミルトンが2番手に飛び込み、トップ5はボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、ベッテル、ガスリーのオーダーとなった。
注目のラストアタックはここに照準を合わせていたかのようにハミルトンが好パフォーマンスを発揮、ボッタスより0.086秒速い1分10秒166をたたき出してポールポジションを奪取。ボッタスがフロントローに並び、メルセデスが1列目を独占している。
フェルスタッペンはトップから0.475秒差の3番手、最後のラップで今度はマシン右側をガードレールにぶつけてしまったベッテルが4番手に終わり、5番手にガスリー、以下、マグヌッセン、リカルド、クビアト、サインツ(マクラーレン)、アルボン(トロ・ロッソ)のオーダーでトップ10のポジションが決まった。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが3番手、ガスリーが5番手、残念ながらペナルティーで8番手に降格、クビアトが8番手、がすりーの降格で7番手スタート、アルボンが10番手と4台がトップ10に入っています。
決勝が楽しみですね!
モナコで5種類のコンパウンドの中で最も柔らかいC5を初登場させたピレリはストリートサーキットの一戦にC3からC5の組み合わせを用意。予選Q3用のコンパウンドにはソフトタイヤとして扱われるC5が指定されている。
土曜フリー走行はフェラーリのルクレールがトップタイムを刻むも、チームメイトのベッテルは序盤にクラッシュを喫して7周の走行にとどまり、準備を完全に整えられないまま予選に挑むことになった。2番手と3番手にはメルセデスのボッタスとハミルトンが並んでいる。
好天のモナコは気温21℃、路面温度44℃、湿度64%のドライコンディションで予選Q1が始まり、ピットレーンオープンと同時に各車が一斉にコースになだれ込む。レッドブルは少しタイミングを遅らせたが、それでもスタートから3分もすると20台すべてがコースに出そろった。
最初のアタックが完了した時点でトップに立っていたのは1分11秒725を刻んだレッドブルのフェルスタッペン。一発目で好タイムを引き出すのに苦戦しているというメルセデスはハミルトンが2回目のアタックラップで2番手に上がるも、フェルスタッペンにはまだ0.374秒遅れていた。一度、スローラップをはさんだボッタスは1分11秒台に入れたが、トップには0.197秒届かず。
多くのドライバーが数回のクイックラップを走ってベストタイムを記録しており、Q1後半のアタックが始まる前までに1分11秒562をマークしたボッタスがトップに浮上し、フェルスタッペン、ハミルトン、ガスリー(レッドブル)、マグヌッセン(ハースF1)がトップ5に並んだ。上位3台のギャップは100分の数秒差と接近しており、4番手のガスリーも0.178秒しか遅れていない。フェラーリ勢はうまくラップをまとめきれなかったようで、ルクレールが6番手、ベッテルは10番手の位置だった。
メルセデスの2人とベッテルはピットに戻らず1セットのタイヤで走り続け、Q2進出を目指す中団グループ以下の面々と共にペースアップに励んだ。ただ、ベッテルはスイミングプール付近でマシン左側をガードレールに"キス"させてしまい、大きくタイムアップすることなくピットへの帰還を余儀なくされた。
トップから17番手に後退したベッテルまでが0.8秒差以内という大混戦の展開を見せた予選Q1はラストアタックでタイム更新が相次ぎ、最後にコントロールラインを通過したベッテルが1分11秒434をたたき出してトップに躍り出た。結果、土曜フリー走行でトップタイムを残していたルクレールが16番手でQ1敗退を喫する事態に・・・。
ルクレールは最初に7周走っただけで、2回目のランには臨んでおらず、マシンを降りた後、「チームに安全なのかって聞いたんだ。理由は分からないけど、受け入れるのはかなりきつい。もう一度出ていく時間はたっぷりあったし、もう一度走る燃料もあった。説明してもらわないと」とコメントしている。
ルクレール以外ではレーシング・ポイントのペレスとストロール、ウィリアムズのラッセルとクビサがQ1で姿を消している。
15分間で争われたQ2はメルセデス勢が先陣を切り、それに各車が続いてコースイン。順調にペースを上げている様子のボッタスのタイムはついに1分10秒台に入り、ハミルトンに対して0.4秒のリードを築く。ボッタスが記録した1分10秒701はモナコのコースレコードだ。
15人のタイムが出そろったタイミングでトップ5にはボッタス、フェルスタッペン、ハミルトン、リカルド(ルノー)、ガスリーが名を連ね、ベッテルはトップから1.2秒遅れの6番手だった。その後、ハミルトンが1分10秒台に乗せて2番手に上がり、トロ・ロッソのクビアトが4番手に飛び込んでいる。Q1は最後に好タイムをマークしてトップに立ったベッテルだが、この時点でのポジションは9番手だ。
全車が新しいソフトタイヤに履き替えて挑んだ次のランではフェルスタッペンがボッタスのタイムを0.083秒上回って1分10秒618を記録、コースレコードを更新している。ボッタス、ハミルトンに続いてベッテルが4番手に上がるも、トップ3と違って1分11秒台の壁を突破できていない。
最終的にQ2で予選順位を確定させたのは11番手から順にヒュルケンベルグ(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、グロージャン(ハースF1)、アルファロメオ・レーシングのライコネンとジョビナッツィだった。
グロージャンはラストアタックでガスリーに引っかかる格好でペースアップに失敗しており、この一件はレーススチュワードのもとに報告され、セッション後に審議されることが決まっている。
メルセデスとフェルスタッペンの三つどもえのバトルが予想されたQ3はリカルド以外の9名が開始と同時にガレージを離れ、まずはボッタスが1分10秒252を記録して再びコースレコードを塗り替える。ベッテルもようやく1分10秒台に入れたものの、ボッタスには0.695秒離されて3番手。2番手にはトップから0.389秒差でラップをまとめたフェルスタッペンがつけていたが、ウオームアップに入念だったハミルトンが2番手に飛び込み、トップ5はボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、ベッテル、ガスリーのオーダーとなった。
注目のラストアタックはここに照準を合わせていたかのようにハミルトンが好パフォーマンスを発揮、ボッタスより0.086秒速い1分10秒166をたたき出してポールポジションを奪取。ボッタスがフロントローに並び、メルセデスが1列目を独占している。
フェルスタッペンはトップから0.475秒差の3番手、最後のラップで今度はマシン右側をガードレールにぶつけてしまったベッテルが4番手に終わり、5番手にガスリー、以下、マグヌッセン、リカルド、クビアト、サインツ(マクラーレン)、アルボン(トロ・ロッソ)のオーダーでトップ10のポジションが決まった。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが3番手、ガスリーが5番手、残念ながらペナルティーで8番手に降格、クビアトが8番手、がすりーの降格で7番手スタート、アルボンが10番手と4台がトップ10に入っています。
決勝が楽しみですね!