4日(土)、ザントフォールト・サーキットを舞台にシーズン第13戦オランダGP予選が行われ、レッドブルのフェルスタッペンが初めて挑む母国グランプリでポールポジションを獲得した。
3回にわたって実施されたフリー走行は赤旗中断が相次ぎ、スムーズなセッションとはいかず、走行時間を十分に確保できたチームがいない状態で予選を迎えている。直前に実施された土曜フリー走行もフェルスタッペンがトップに立ち、メルセデスのボッタスとハミルトンがそれに続いた。
なお、アルファロメオ・レーシングのライコネンがグランプリ週末に定期的に行われている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性反応を示したため、即座に滞在中のホテルに隔離され、残りの週末はリザーブドライバーのクビサが代役を務めることになった。
予選Q1は気温18.6℃、路面温度34.8℃、湿度64.4%のドライコンディションでピットレーンがオープンとなり、ハースF1の2台が先頭でコースに向かう。アルファタウリの角田やクビサらが続き、他のドライバーたちもすぐに合流していった。早めに動き出したメルセデス勢はミディアムタイヤを選んでいるが、それ以外のドライバーはソフトタイヤで出陣している。
土曜フリー走行でクラッシュを喫してマシンにダメージを受けていたフェラーリのサインツも、無事に修復作業を終えてコースインしている。
20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分10秒036を刻んだフェルスタッペン。0.078秒というわずかなギャップでハミルトンが2番手に続き、ボッタスも0.183秒遅れの3番手に控える。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラティフィ(ウィリアムズ)、角田、サインツ、シューマッハとマゼピンのハースF1勢が名を連ねていたものの、2セット目のタイヤを投入した面々が自己ベストタイムを更新し、残り4分の時点でその顔ぶれはストロール(アストンマーティン)、シューマッハ、ベッテル(アストンマーティン)、クビサ、マゼピンに変わった。
Q1終盤はトップにつけていたフェルスタッペンと4番手タイムを残すガスリー(アルファタウリ)、7番手につけていたアロンソ(アルピーヌ)がガレージにとどまる中、ライバルたちがタイム更新を狙ってコース上でしのぎを削り、18分間のセッションを終えてフェラーリのルクレールが1分09秒台に乗せて最速タイムを塗り替え、サインツが0.193秒差の2番手に飛び込んだ。フェルスタッペンは3番手に後退し、4番手にはアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが食い込んでいる。
16番手以下で予選順位を確定させたのはレッドブルのペレス、ベッテル、クビサ、シューマッハ、マゼピンの5名。ベッテルは最後のアタックラップでマゼピンに行く手を阻まれてしまい、クイックラップを完了できずにタイムを伸ばせなかった。スチュワードはこの一件を審議対象として予選終了後に審議するとしている。
15分間で争われるQ2はラティフィを先頭にソフトタイヤを履くフェルスタッペンが合流すると、順次、ライバルたちも始動した。メルセデスの2人はQ1終盤に投入したソフトのタイヤセットを装着してアタックラップに臨み、それぞれ1分09秒後半のタイムを記録している。
15台が少なくとも1回のアタックを終えた時点で1分09秒071をマークしていたフェルスタッペンがトップ、2番手には0.366秒差でルクレールが続き、ガスリーが3番手、ハミルトンとボッタスのメルセデスコンビがトップ5に並んだ。リカルド(マクラーレン)やサインツ、アルピーヌの2台に加えてジョビナッツィが10番手につけ、11番手にラッセル、ストロール、ノリス(マクラーレン)、ラティフィに次いで角田が15番手でノックアウトゾーンにいた。角田はガスリーに1.7秒以上遅れており、マシンのポテンシャルを最大限に生かせない状況が続いている。
Q2の残り時間が4分を切るタイミングでクイックラップを走っていたラッセルがリアのコントロールを失ってターン13のタイヤバリアに激突。ハーフスピンを喫してグラベルに乗り上げ、リアからバリアにぶつかったが、マシンのダメージは走行に影響しなかったようで、体勢を立て直したラッセルはコース復帰して自力でガレージに戻っている。
セッションはラッセルのクラッシュを受けて赤旗が振られて一時中断を余儀なくされたが、その間にウィリアムズのガレージではラッセルのマシン修復が進められ、事故の現場ではコースマーシャルたちがバリアのチェックやコース上に散らばった砂利の清掃にあたった。
3分54秒を残して止められていたセッション時計は約10分後に再び動き出したが、今度はもう1台のウィリアムズを駆るラティフィがクラッシュを喫して2度目の赤旗中断となり、残り時間が1分38秒しかなかったことから、レースコントロールはQ2をそのまま終了すると宣言。結局、ノックアウトゾーンにいた面々はタイム更新のチャンスがなく、ラッセル、ストロール、ノリス、ラティフィ、角田がQ2で敗退した。ウィリアムズはラッセルのマシン修復を急いでコースに送り出そうとしていたが、ダメージの度合いが激しかったようで、ラッセルはQ2が再開される前に走行を断念している。
マシン撤去ならびにコースの清掃に時間が必要だったため、Q3の開始が遅れ、日本時間23時07分に始まった。Q2の状況を踏まえ、不測の事態に備えてどのチームも早めに動き出し、リカルド、サインツ、オコンの3人はユーズドのタイヤセットだったが、それ以外は新品のソフトで出陣している。
Q3最初のアタックではフェルスタッペンが1分08秒923をたたき出してトップにつけ、暫定ポールにグランドスタンドに駆けつけた“マックスマニア”の大歓声が上がる。2番手には0.299秒差でボッタスが続き、フェルスタッペンとチャンピオンシップを争うハミルトンは0.345秒遅れの3番手、4番手以降はガスリー、ルクレール、サインツ、アロンソ、ジョビナッツィ、リカルド、オコンのオーダーだった。
10台すべてが新しいソフトタイヤを履いて挑んだQ3最後のアタックラップは全員が自己ベストタイムを更新し、1分08秒885にペースアップしたフェルスタッペンがポールポジションを獲得、ハミルトンもマシンをプッシュしてタイムを削っていったが0.038秒届かずに2番手にとどまった。3番手にはトップと0.337秒のギャップでボッタスが入っている。
ガスリーが4番手で2列目スタートを確保し、ルクレールとサインツのフェラーリ勢が3列目、7番手以降はジョビナッツィ、オコン、アロンソ、リカルドの順で予選トップ10が決した。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがポールポジションながら、ガスリーが4番手、角田が15番手、ペレスは16番手と厳しい状況ですが、決勝ではフェルスタッペンをアシストできるように頑張って欲しいですね!
3回にわたって実施されたフリー走行は赤旗中断が相次ぎ、スムーズなセッションとはいかず、走行時間を十分に確保できたチームがいない状態で予選を迎えている。直前に実施された土曜フリー走行もフェルスタッペンがトップに立ち、メルセデスのボッタスとハミルトンがそれに続いた。
なお、アルファロメオ・レーシングのライコネンがグランプリ週末に定期的に行われている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性反応を示したため、即座に滞在中のホテルに隔離され、残りの週末はリザーブドライバーのクビサが代役を務めることになった。
予選Q1は気温18.6℃、路面温度34.8℃、湿度64.4%のドライコンディションでピットレーンがオープンとなり、ハースF1の2台が先頭でコースに向かう。アルファタウリの角田やクビサらが続き、他のドライバーたちもすぐに合流していった。早めに動き出したメルセデス勢はミディアムタイヤを選んでいるが、それ以外のドライバーはソフトタイヤで出陣している。
土曜フリー走行でクラッシュを喫してマシンにダメージを受けていたフェラーリのサインツも、無事に修復作業を終えてコースインしている。
20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分10秒036を刻んだフェルスタッペン。0.078秒というわずかなギャップでハミルトンが2番手に続き、ボッタスも0.183秒遅れの3番手に控える。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラティフィ(ウィリアムズ)、角田、サインツ、シューマッハとマゼピンのハースF1勢が名を連ねていたものの、2セット目のタイヤを投入した面々が自己ベストタイムを更新し、残り4分の時点でその顔ぶれはストロール(アストンマーティン)、シューマッハ、ベッテル(アストンマーティン)、クビサ、マゼピンに変わった。
Q1終盤はトップにつけていたフェルスタッペンと4番手タイムを残すガスリー(アルファタウリ)、7番手につけていたアロンソ(アルピーヌ)がガレージにとどまる中、ライバルたちがタイム更新を狙ってコース上でしのぎを削り、18分間のセッションを終えてフェラーリのルクレールが1分09秒台に乗せて最速タイムを塗り替え、サインツが0.193秒差の2番手に飛び込んだ。フェルスタッペンは3番手に後退し、4番手にはアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが食い込んでいる。
16番手以下で予選順位を確定させたのはレッドブルのペレス、ベッテル、クビサ、シューマッハ、マゼピンの5名。ベッテルは最後のアタックラップでマゼピンに行く手を阻まれてしまい、クイックラップを完了できずにタイムを伸ばせなかった。スチュワードはこの一件を審議対象として予選終了後に審議するとしている。
15分間で争われるQ2はラティフィを先頭にソフトタイヤを履くフェルスタッペンが合流すると、順次、ライバルたちも始動した。メルセデスの2人はQ1終盤に投入したソフトのタイヤセットを装着してアタックラップに臨み、それぞれ1分09秒後半のタイムを記録している。
15台が少なくとも1回のアタックを終えた時点で1分09秒071をマークしていたフェルスタッペンがトップ、2番手には0.366秒差でルクレールが続き、ガスリーが3番手、ハミルトンとボッタスのメルセデスコンビがトップ5に並んだ。リカルド(マクラーレン)やサインツ、アルピーヌの2台に加えてジョビナッツィが10番手につけ、11番手にラッセル、ストロール、ノリス(マクラーレン)、ラティフィに次いで角田が15番手でノックアウトゾーンにいた。角田はガスリーに1.7秒以上遅れており、マシンのポテンシャルを最大限に生かせない状況が続いている。
Q2の残り時間が4分を切るタイミングでクイックラップを走っていたラッセルがリアのコントロールを失ってターン13のタイヤバリアに激突。ハーフスピンを喫してグラベルに乗り上げ、リアからバリアにぶつかったが、マシンのダメージは走行に影響しなかったようで、体勢を立て直したラッセルはコース復帰して自力でガレージに戻っている。
セッションはラッセルのクラッシュを受けて赤旗が振られて一時中断を余儀なくされたが、その間にウィリアムズのガレージではラッセルのマシン修復が進められ、事故の現場ではコースマーシャルたちがバリアのチェックやコース上に散らばった砂利の清掃にあたった。
3分54秒を残して止められていたセッション時計は約10分後に再び動き出したが、今度はもう1台のウィリアムズを駆るラティフィがクラッシュを喫して2度目の赤旗中断となり、残り時間が1分38秒しかなかったことから、レースコントロールはQ2をそのまま終了すると宣言。結局、ノックアウトゾーンにいた面々はタイム更新のチャンスがなく、ラッセル、ストロール、ノリス、ラティフィ、角田がQ2で敗退した。ウィリアムズはラッセルのマシン修復を急いでコースに送り出そうとしていたが、ダメージの度合いが激しかったようで、ラッセルはQ2が再開される前に走行を断念している。
マシン撤去ならびにコースの清掃に時間が必要だったため、Q3の開始が遅れ、日本時間23時07分に始まった。Q2の状況を踏まえ、不測の事態に備えてどのチームも早めに動き出し、リカルド、サインツ、オコンの3人はユーズドのタイヤセットだったが、それ以外は新品のソフトで出陣している。
Q3最初のアタックではフェルスタッペンが1分08秒923をたたき出してトップにつけ、暫定ポールにグランドスタンドに駆けつけた“マックスマニア”の大歓声が上がる。2番手には0.299秒差でボッタスが続き、フェルスタッペンとチャンピオンシップを争うハミルトンは0.345秒遅れの3番手、4番手以降はガスリー、ルクレール、サインツ、アロンソ、ジョビナッツィ、リカルド、オコンのオーダーだった。
10台すべてが新しいソフトタイヤを履いて挑んだQ3最後のアタックラップは全員が自己ベストタイムを更新し、1分08秒885にペースアップしたフェルスタッペンがポールポジションを獲得、ハミルトンもマシンをプッシュしてタイムを削っていったが0.038秒届かずに2番手にとどまった。3番手にはトップと0.337秒のギャップでボッタスが入っている。
ガスリーが4番手で2列目スタートを確保し、ルクレールとサインツのフェラーリ勢が3列目、7番手以降はジョビナッツィ、オコン、アロンソ、リカルドの順で予選トップ10が決した。
ホンダPU勢、フェルスタッペンがポールポジションながら、ガスリーが4番手、角田が15番手、ペレスは16番手と厳しい状況ですが、決勝ではフェルスタッペンをアシストできるように頑張って欲しいですね!