31日(土)、ハンガロリンクを舞台にシーズン第11戦ハンガリーGP予選が実施され、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
3回にわたって行われたフリー走行ではレッドブルのフェルスタッペン、メルセデスのボッタスとハミルトンがそれぞれトップタイムを記録したが、3人のタイム差はごくわずかで接戦の展開が続く。中団グループの混戦状況も変わらず、少しのタイムロスがポジションに大きく響く状況だ。
オーバーテイクが難しいと言われるハンガロリンクではレースに向けて好位置のスタート位置を確保することが重要となるため、予選セッションはいつも以上に激しいバトルが繰り広げられた。
気温28.9℃、路面温度59.8℃、湿度49.1%のドライコンディションで始まった予選Q1はアルファタウリの角田を先頭にハースF1のマゼピン、アルファロメオ・レーシングの2台がコースインし、4人が最初のタイムアタックを完了する頃には他の陣営もドライバーをコースに送り出す。土曜フリー走行で赤旗要因となるクラッシュを喫したハースF1のシューマッハはQ1開始にはマシン修復が間に合わなかったものの、なんとか準備を整えようとセッションが始まってもメカニックたちが慌ただしく作業を続けていた。
シューマッハを除く19台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分16秒214をマークしたフェルスタッペンだ。ハミルトンが0.210秒差で2番手に続き、ボッタスが3番手、フェラーリのサインツとアルファタウリのガスリーがトップ5に並んだ。
ノックアウトゾーンの16番手以下には角田、ラッセルとラティフィのウィリアムズ勢、マゼピンの名前があり、チームメイトのガスリーに1.3秒近く離されていた角田がQ1を突破するには少なくとも、0.3秒以上速くラップをまとめて15番手につけていたジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)を上回る必要があった。
トップのフェルスタッペンが次のセッションに向けてガレージで準備を進める中、メルセデス勢は最初のランと同じソフトタイヤで再びコースに入り、トップ10に連なる面々も多くはQ1終盤の走行を見送ったが、7番手にいたフェラーリのルクレールは新しいソフトタイヤを投入してペースアップを図っている。
アストンマーティンのストロールが自己ベストを更新して6番手に飛び込んだ以外、上位勢のオーダーに変化はなく、ほとんどのドライバーがマシンをプッシュしてタイムを削ってきたものの、ノックアウトゾーンの顔ぶれも変わらず、角田、ラッセル、ラティフィ、マゼピンがQ1で敗退した。ハースF1は時間内にミックのマシン修復を完了できなかったとしてQ1終了の3分前に予選出走を断念することになったと公表している。
トップ10のスターティンググリッドをかけて接近戦が繰り広げられたQ2はボッタスとハミルトンのメルセデスコンビがミディアムタイヤを履いて出陣したのをきっかけに、レッドブル勢も黄色のラインが入ったC3のコンパウンドを装着してガレージを出発。ピレリはタイヤ管理がカギを握るハンガロリンクにC2からC4のドライタイヤを用意しており、予選トップ10に入ったドライバーはQ2で自己ベストを記録したタイヤセットでレースをスタートする必要があるため、チャンピオンシップを争うレッドブルとメルセデスは硬めのミディアムでQ2突破を目指した。
ハミルトンとフェルスタッペンは1分16秒台に乗せて好ペースを継続したが、ボッタスとペレスは1分17秒台にとどまり、ソフトでアタックしたベッテル(アストンマーティン)とガスリーに上回れ、少し遅れて始動したアロンソ(アルピーヌ)も2人より速いタイムを刻んだ。
ルクレールが1分16秒725をマークして2番手に飛び込んだ直後、アタックラップを完了しようとしていた相棒のサインツがターン14でクラッシュを喫してしまい、黄旗を経て赤旗が振られる。マシンは多少なりとダメージを受けていたものの、すぐに体勢を整えて動き始めたサインツだったが、フロントウイングが外れたところに乗り上げてしまい、結局は身動きが取れなくなってマシンを降りた。サインツ自身にケガはないようで、悔しさをにじませながら現場を後にしている。
ハミルトンをトップに、ルクレール、フェルスタッペン、アロンソ、ベッテル、ガスリー、ボッタス、ペレス、オコン(アルピーヌ)、マクラーレンのリカルドがトップ10に並び、ノックアウトゾーンの11番手以降はノリス(マクラーレン)、ストロール、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)と続き、ジョビナッツィは序盤の走行に参加していなかったためノータイムの状態だ。
6分40秒を残して時計が止められたQ2は約10分の中断の後に再開されるも、しばらくはどの陣営も動かず、残り4分を切ってようやくピットレーンにマシンが姿を見せ、ソフトタイヤに履き替えたレッドブル勢らがコースに向かう。ボッタスは新しいミディアムを選んだが、しんがりを取ってガレージを離れたハミルトンのタイヤはソフトに変わっている。
ボッタスが1分16秒702を刻んで2番手に浮上したが、ソフト勢のタイム更新が相次ぎ、ルクレールがハミルトンに100分の数秒差をマークしたほか、ガスリー、フェルスタッペン、アロンソが相次いで好タイムを記録。フェルスタッペンは1分15秒650をたたき出して多勢を引き離している。
ハミルトンもセクター2までは自己ベストを塗り替えるペースを見せていたが、決勝レースの戦略を見据えてセクター3は手を緩め、ポジションは6番手に下がったものの、ミディアムタイヤで残したタイムでQ2突破を達成した。
Q2のトップは2番手以下に0.735秒のリードを築いたフェルスタッペン、ノリスが2番手に食い込み、ガスリー、ペレス、アロンソ、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、オコン、ベッテルがトップ10入りを果たしている。11番手以下で予選順位を確定させたのはリカルド、ストロール、ライコネン、ジョビナッツィ、クラッシュでノータイムに終わったサインツだ。10番手のベッテルと11番手のリカルドは0.077秒差しかなく、9番手のオコンと比べてもリカルドは0.1秒しか遅れておらず、ほんの少しの差がポジションを分けたが、リカルドはタイヤ選択が自由な利点を生かして決戦に挑む。
ポールポジションを争うQ3はガスリーが真っ先にコースに入り、ノリスやアルピーヌ勢に続いてフェラーリ、レッドブル、メルセデスの各車も合流。全員がソフトタイヤを装着しており、ノリスがユーズドだった以外は新品のタイヤセットを履いている。アストンマーティンを駆るベッテルは序盤の走行には参加せず、終盤の一発勝負にかけた。
先にアタックを開始したフェルスタッペンよりも速くラップをまとめたハミルトンが1分15秒419を刻んで暫定ポールの座につき、2番手には0.315秒差のボッタスが飛び込んだ。フェルスタッペンはハミルトンに0.565秒遅れの3番手にとどまり、ペレスが4番手につけるもこちらはトップから1秒遅れている。
10台が新品のソフトタイヤを履いて臨んだQ3最後のアタックラップはガスリーを先頭にルクレール、アロンソ、ノリス、オコン、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、ペレスの順で並ぶが、ペレスはアウトラップの終盤に前とのスペースを開けようとしたフェルスタッペンを待っている間に時間が過ぎてしまい、コントロールラインを通過できずにチェッカーフラッグを受けてしまう。
メルセデス勢はタイムを更新できなかったが、自己ベストを更新したフェルスタッペンのタイムが届かず、ポールポジションはハミルトンが手に入れ、ボッタスが2番手に続いてメルセデスのフロントロー独占が決まった。フェルスタッペンは3番手に収まり、ラストアタックがかなわなかったペレスが4番手をキープ、5番手にガスリーが食い込み、ノリス、ルクレール、オコン、アロンソ、ベッテルが10番手で予選を終えている。
ホンダPU勢、角田がQ1敗退したものの、フェルスタッペンが3番手、ペレスが4番手、ガスリーが4番手とメルセデスに続くポジションです。
3車表彰台を目指して頑張って欲しいですね!
3回にわたって行われたフリー走行ではレッドブルのフェルスタッペン、メルセデスのボッタスとハミルトンがそれぞれトップタイムを記録したが、3人のタイム差はごくわずかで接戦の展開が続く。中団グループの混戦状況も変わらず、少しのタイムロスがポジションに大きく響く状況だ。
オーバーテイクが難しいと言われるハンガロリンクではレースに向けて好位置のスタート位置を確保することが重要となるため、予選セッションはいつも以上に激しいバトルが繰り広げられた。
気温28.9℃、路面温度59.8℃、湿度49.1%のドライコンディションで始まった予選Q1はアルファタウリの角田を先頭にハースF1のマゼピン、アルファロメオ・レーシングの2台がコースインし、4人が最初のタイムアタックを完了する頃には他の陣営もドライバーをコースに送り出す。土曜フリー走行で赤旗要因となるクラッシュを喫したハースF1のシューマッハはQ1開始にはマシン修復が間に合わなかったものの、なんとか準備を整えようとセッションが始まってもメカニックたちが慌ただしく作業を続けていた。
シューマッハを除く19台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分16秒214をマークしたフェルスタッペンだ。ハミルトンが0.210秒差で2番手に続き、ボッタスが3番手、フェラーリのサインツとアルファタウリのガスリーがトップ5に並んだ。
ノックアウトゾーンの16番手以下には角田、ラッセルとラティフィのウィリアムズ勢、マゼピンの名前があり、チームメイトのガスリーに1.3秒近く離されていた角田がQ1を突破するには少なくとも、0.3秒以上速くラップをまとめて15番手につけていたジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)を上回る必要があった。
トップのフェルスタッペンが次のセッションに向けてガレージで準備を進める中、メルセデス勢は最初のランと同じソフトタイヤで再びコースに入り、トップ10に連なる面々も多くはQ1終盤の走行を見送ったが、7番手にいたフェラーリのルクレールは新しいソフトタイヤを投入してペースアップを図っている。
アストンマーティンのストロールが自己ベストを更新して6番手に飛び込んだ以外、上位勢のオーダーに変化はなく、ほとんどのドライバーがマシンをプッシュしてタイムを削ってきたものの、ノックアウトゾーンの顔ぶれも変わらず、角田、ラッセル、ラティフィ、マゼピンがQ1で敗退した。ハースF1は時間内にミックのマシン修復を完了できなかったとしてQ1終了の3分前に予選出走を断念することになったと公表している。
トップ10のスターティンググリッドをかけて接近戦が繰り広げられたQ2はボッタスとハミルトンのメルセデスコンビがミディアムタイヤを履いて出陣したのをきっかけに、レッドブル勢も黄色のラインが入ったC3のコンパウンドを装着してガレージを出発。ピレリはタイヤ管理がカギを握るハンガロリンクにC2からC4のドライタイヤを用意しており、予選トップ10に入ったドライバーはQ2で自己ベストを記録したタイヤセットでレースをスタートする必要があるため、チャンピオンシップを争うレッドブルとメルセデスは硬めのミディアムでQ2突破を目指した。
ハミルトンとフェルスタッペンは1分16秒台に乗せて好ペースを継続したが、ボッタスとペレスは1分17秒台にとどまり、ソフトでアタックしたベッテル(アストンマーティン)とガスリーに上回れ、少し遅れて始動したアロンソ(アルピーヌ)も2人より速いタイムを刻んだ。
ルクレールが1分16秒725をマークして2番手に飛び込んだ直後、アタックラップを完了しようとしていた相棒のサインツがターン14でクラッシュを喫してしまい、黄旗を経て赤旗が振られる。マシンは多少なりとダメージを受けていたものの、すぐに体勢を整えて動き始めたサインツだったが、フロントウイングが外れたところに乗り上げてしまい、結局は身動きが取れなくなってマシンを降りた。サインツ自身にケガはないようで、悔しさをにじませながら現場を後にしている。
ハミルトンをトップに、ルクレール、フェルスタッペン、アロンソ、ベッテル、ガスリー、ボッタス、ペレス、オコン(アルピーヌ)、マクラーレンのリカルドがトップ10に並び、ノックアウトゾーンの11番手以降はノリス(マクラーレン)、ストロール、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)と続き、ジョビナッツィは序盤の走行に参加していなかったためノータイムの状態だ。
6分40秒を残して時計が止められたQ2は約10分の中断の後に再開されるも、しばらくはどの陣営も動かず、残り4分を切ってようやくピットレーンにマシンが姿を見せ、ソフトタイヤに履き替えたレッドブル勢らがコースに向かう。ボッタスは新しいミディアムを選んだが、しんがりを取ってガレージを離れたハミルトンのタイヤはソフトに変わっている。
ボッタスが1分16秒702を刻んで2番手に浮上したが、ソフト勢のタイム更新が相次ぎ、ルクレールがハミルトンに100分の数秒差をマークしたほか、ガスリー、フェルスタッペン、アロンソが相次いで好タイムを記録。フェルスタッペンは1分15秒650をたたき出して多勢を引き離している。
ハミルトンもセクター2までは自己ベストを塗り替えるペースを見せていたが、決勝レースの戦略を見据えてセクター3は手を緩め、ポジションは6番手に下がったものの、ミディアムタイヤで残したタイムでQ2突破を達成した。
Q2のトップは2番手以下に0.735秒のリードを築いたフェルスタッペン、ノリスが2番手に食い込み、ガスリー、ペレス、アロンソ、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、オコン、ベッテルがトップ10入りを果たしている。11番手以下で予選順位を確定させたのはリカルド、ストロール、ライコネン、ジョビナッツィ、クラッシュでノータイムに終わったサインツだ。10番手のベッテルと11番手のリカルドは0.077秒差しかなく、9番手のオコンと比べてもリカルドは0.1秒しか遅れておらず、ほんの少しの差がポジションを分けたが、リカルドはタイヤ選択が自由な利点を生かして決戦に挑む。
ポールポジションを争うQ3はガスリーが真っ先にコースに入り、ノリスやアルピーヌ勢に続いてフェラーリ、レッドブル、メルセデスの各車も合流。全員がソフトタイヤを装着しており、ノリスがユーズドだった以外は新品のタイヤセットを履いている。アストンマーティンを駆るベッテルは序盤の走行には参加せず、終盤の一発勝負にかけた。
先にアタックを開始したフェルスタッペンよりも速くラップをまとめたハミルトンが1分15秒419を刻んで暫定ポールの座につき、2番手には0.315秒差のボッタスが飛び込んだ。フェルスタッペンはハミルトンに0.565秒遅れの3番手にとどまり、ペレスが4番手につけるもこちらはトップから1秒遅れている。
10台が新品のソフトタイヤを履いて臨んだQ3最後のアタックラップはガスリーを先頭にルクレール、アロンソ、ノリス、オコン、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、ペレスの順で並ぶが、ペレスはアウトラップの終盤に前とのスペースを開けようとしたフェルスタッペンを待っている間に時間が過ぎてしまい、コントロールラインを通過できずにチェッカーフラッグを受けてしまう。
メルセデス勢はタイムを更新できなかったが、自己ベストを更新したフェルスタッペンのタイムが届かず、ポールポジションはハミルトンが手に入れ、ボッタスが2番手に続いてメルセデスのフロントロー独占が決まった。フェルスタッペンは3番手に収まり、ラストアタックがかなわなかったペレスが4番手をキープ、5番手にガスリーが食い込み、ノリス、ルクレール、オコン、アロンソ、ベッテルが10番手で予選を終えている。
ホンダPU勢、角田がQ1敗退したものの、フェルスタッペンが3番手、ペレスが4番手、ガスリーが4番手とメルセデスに続くポジションです。
3車表彰台を目指して頑張って欲しいですね!
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