冬季五輪の舞台になったロシア・ソチに設けられたソチ・
オーロドロームにて、12日(日)日本時間20時から2014
年FIA F1世界選手権第16戦ロシアGP決勝が実施され
た。
F1史上初の記念的なレースを先頭からスタートするの
は、土曜日に行われた予選でポールポジションを獲得し
たメルセデスのハミルトン。隣の2番グリッドにはチーム
メイとのロズベルグがつけている。
サーキットは1周5.853km、決勝レースは53周で行われ
る。スタート時の天候は晴れ、気温22℃、路面温度28℃
のドライコンディションだった。
レースがスタートすると、好発進を決めた僚友を追いか
けるロズベルグが、ターン2のブレーキングで激しくタイ
ヤをロックさせながらオーバーテイクを決めたものの、タ
イヤの負担が大きく、オープニングラップが終わったとこ
ろでピットへ。プライムからオプションに履き替え、これで
最後までいく作戦だ。
31周目にベッテルがピットストップを終え、ロズベルグが
コース上でボッタスをかわした。これでトップ3はハミルト
ン、ロズベルグ、ボッタスの並びになる。ファステストラッ
プを連発するロズベルグには、2セット目のタイヤをフル
に使ってもう1度ピットストップする作戦に切り替えたよう
だ。
だが、39周目にペースが落ちたロズベルグに対し、チー
ムから今度は最後まで行けるかとの問いが飛ぶ。メルセ
デスは再度方針を転換し、ピットストップなしでレースを走
り切る作戦を選択した。
ラスト数周でハミルトン、ロズベルグ、ボッタスがファステ
ストラップを争い、52周目にロズベルグが51周目をこなし
たタイヤで最速タイムをたたき出すも、ファイナルラップで
ボッタスがそれを塗り替えた。
ロシアGPを前にコンストラクターズタイトル確定まで25ポ
イントのマジックが灯かっていたメルセデスは、ハミルトン
とロズベルグの1-2という最高の形でチームの戴冠を決
めた。
3位ボッタス以下、バトン、マグヌッセン、アロンソ、リカル
ド、ベッテル、ライコネン、ペレスまでがポイントを獲得。
可夢偉は22周目でブレーキトラブルのため、リタイアとな
ってしまいました。
残念!
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