5月1日(土)、アルガルベ・サーキットを舞台にシーズン第3戦ポルトガルGP予選が行われ、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。
3回にわたって実施されたフリー走行はいずれもトップドライバーが入れ替わり、ボッタスとハミルトンのメルセデス勢が初日をトップで締めくくった後、土曜フリー走行は初日の両セッションで2番手をキープしていたレッドブルのフェルスタッペンがタイムシート最上位につけている。
ピレリはポルティマンにC1からC3のドライコンパウンドを持ち込んでおり、フリー走行ではタイヤの熱入れに手こずるドライバーが多く見られた。予選Q1は雲がありながらも晴れ間が広がる中、気温18.1℃、路面温度38.2℃、湿度42.2%のドライコンディションでスタートし、ハースF1のシューマッハとマゼピンを先頭にフェラーリとマクラーレンの各車もコースに向かう。序盤のアタックでミディアムを履いたのはマクラーレン勢のみ、それ以外はすべてソフトタイヤで走っている。
1セットのタイヤで数回のアタックが可能なことから、早々と20台がコースに出そろうも、予想されていた通り、あちらこちらでトラフィックが発生、アウトラップやビルドラップを走るマシンを回避しながらスペースを見いだしてクイックラップをまとめなければならなかった。
全車がまともなラップタイムを計測し終えた時点でトップに立っていたのは1分18秒726を刻んだハミルトン。ただ、ターン1でコースリミットを超えていたことが発覚し、タイムが抹消されてしまう。1分19秒205をマークしたボッタスがトップに浮上、2番手には0.104秒差でフェラーリのサインツがつけ、3番手にレッドブルのペレス、フェルスタッペン、5番手にアルピーヌのアロンソが並んでいた。
仕切り直しを強いられたハミルトンは1分19秒493にとどまり、ポジションは5番手。ミディアムでアタックしたマクラーレン勢はノリスが8番手、リカルドは13番手の位置だ。結局、2人ともソフトに切り替えて再度コースに出ることにしている。マクラーレンコンビがタイヤを交換してコースインした頃、コース上ではペレスがマシンバランスを崩してスピンを喫し、グラベルに乗り上げるもなんとか体勢を立て直して走行を再開した。
残り4分を切って16番手以下のノックアウトゾーンには角田裕毅(アルファタウリ)、ラッセル(ウィリアムズ)、シューマッハ、ラティフィ(ウィリアムズ)、マゼピンの名前があった。すでに好タイムを残していたドライバーのうち、レッドブル勢とサインツはガレージで次のセッションに備えたが、メルセデスの2人はユーズドのソフトタイヤでコースイン、他のドライバーは新品のソフトタイヤを投入してペースアップを図っている。
ノリスが1分18秒794をマークしてトップに立つも、ボッタスがそれを0.072秒更新してタイムシート最上位に返り咲く。ハミルトンはノリスのタイムに届かなかったものの、3番手にポジションを上げている。最後にアルピーヌのオコンが1分19秒フラットでまとめて4番手に飛び込み、当確ラインにいたリカルドが16番手に下がってQ1敗退。2番手でQ1を終えたノリスとは1秒以上のギャップがあり、初日はマシンの感触が良いと話していたリカルドだが、予選ではすべてをうまくまとめきれなかったようだ。他に、アストンマーティンのストロール、ラティフィ、シューマッハ、マゼピンが予選順位を確定させてマシンを降りることになった。
15分間で争われたQ2はサインツが真っ先にガレージを離れ、アルファロメオ・レーシングに続いてメルセデスもドライバー2人をコースに送り出す。ここでも開始直後から動き出す陣営が多く、Q1とは逆にミディアムタイヤを選ぶドライバーも多かった。その中でソフトタイヤを履いたのはノリスとアルファタウリの2人。遅れて始動したアルピーヌ勢とアストンマーティンのテルも一番柔らかいコンパウンドでアウトラップをスタートさせている。
15台のタイムが出そろい、トップには1分17秒台に入れたハミルトンがつけ、0.490秒差で僚友ボッタスが2番手、ソフトのノリスが3番手に食い込んだ。4番手にもソフトでアタックしたオコンが入り、レッドブルは最後まで粘ってタイム更新を成功させ、フェルスタッペンが5番手、ペレスが6番手につけたが、ハミルトンからは0.6秒以上遅れており、ミディアムタイヤではメルセデス勢の方が好パフォーマンスを発揮している。
全車がタイヤを交換して臨んだ2回目のランではソフトに切り替えるドライバーが大半だったものの、フェラーリのルクレールは新しいミディアムを投入。レースを見据えてミディアムでQ2突破を狙う戦略を取った。4番手タイムを残していたオコンだけが参加せずにガレージでライバルたちの走りを見守りながら次のセッションの準備を進めている。
ソフトで走ったメルセデスとレッドブルはタイムを更新することなくピットに引き上げ、ルクレールは6番手にポジションを上げてミディアムでのQ3進出を確実にした。ハミルトンの1分17秒968を超えるドライバーは現れず、ボッタス、ノリス、オコン、フェルスタッペン、ルクレール、サインツ、ペレス、ベッテル、アルファタウリのピエール・ガスリーが10番手でQ2を突破している。
11番手以下でノックアウトされたのはラッセル、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、アロンソ(アルピーヌ)、角田、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)だ。ガスリーとラッセルのタイム差は0.057秒しかなく、マシンを降りたラッセルはQ3を逃して悔しいながらも、満足げな表情を見せていた。
ポールポジションを競ったQ3は12分間で争われ、ソフトタイヤを装着したドライバーたちがコースになだれ込んでいく。ノリスとガスリー、ベッテルの3人はユーズドのソフト、メルセデスやレッドブル勢らは新品のソフトタイヤで出陣している。
暫定トップに立てるペースで周回したフェルスタッペンだったが、コースリミットをオーバーしてタイムを抹消されてしまい、1分18秒348を刻んだボッタスがトップ、ハミルトンが0.007秒差の2番手、ペレス、サインツ、ノリス、ルクレール、ガスリー、オコン、ベッテルが9番手のオーダーだった。
ノータイムで最後のアタックに臨むことになったフェルスタッペンは厳しい状況に直面するも、新しいソフトを履いて集中力を高めていく。一方でメルセデスコンビはミディアムのニュータイヤに交換してペースアップを狙った。
フェルスタッペンは1分18秒746にとどまって3番手となり、ポールポジション争いはメルセデスの2人に絞られたものの、ミディアムではソフトを上回るペースを引き出せず、どちらもタイムを更新できずに予選を終えた。結果、ポールポジションはボッタスの手にわたり、ハミルトンが2番手でメルセデスがフロントローを独占。フェルスタッペンとペレスのレッドブル勢が2列目から逆転を狙うことになった。5番手以下はサインツ、オコン、ノリス、ルクレール、ガスリー、ベッテルの順で予選順位が決している。
ホンダPU勢は、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンとペレスがセカンドロー、ガスリーが9番手、角田が14番手、角田は初めてのサーキットで苦戦しているようですが、決勝では頑張って欲しいですね!
3回にわたって実施されたフリー走行はいずれもトップドライバーが入れ替わり、ボッタスとハミルトンのメルセデス勢が初日をトップで締めくくった後、土曜フリー走行は初日の両セッションで2番手をキープしていたレッドブルのフェルスタッペンがタイムシート最上位につけている。
ピレリはポルティマンにC1からC3のドライコンパウンドを持ち込んでおり、フリー走行ではタイヤの熱入れに手こずるドライバーが多く見られた。予選Q1は雲がありながらも晴れ間が広がる中、気温18.1℃、路面温度38.2℃、湿度42.2%のドライコンディションでスタートし、ハースF1のシューマッハとマゼピンを先頭にフェラーリとマクラーレンの各車もコースに向かう。序盤のアタックでミディアムを履いたのはマクラーレン勢のみ、それ以外はすべてソフトタイヤで走っている。
1セットのタイヤで数回のアタックが可能なことから、早々と20台がコースに出そろうも、予想されていた通り、あちらこちらでトラフィックが発生、アウトラップやビルドラップを走るマシンを回避しながらスペースを見いだしてクイックラップをまとめなければならなかった。
全車がまともなラップタイムを計測し終えた時点でトップに立っていたのは1分18秒726を刻んだハミルトン。ただ、ターン1でコースリミットを超えていたことが発覚し、タイムが抹消されてしまう。1分19秒205をマークしたボッタスがトップに浮上、2番手には0.104秒差でフェラーリのサインツがつけ、3番手にレッドブルのペレス、フェルスタッペン、5番手にアルピーヌのアロンソが並んでいた。
仕切り直しを強いられたハミルトンは1分19秒493にとどまり、ポジションは5番手。ミディアムでアタックしたマクラーレン勢はノリスが8番手、リカルドは13番手の位置だ。結局、2人ともソフトに切り替えて再度コースに出ることにしている。マクラーレンコンビがタイヤを交換してコースインした頃、コース上ではペレスがマシンバランスを崩してスピンを喫し、グラベルに乗り上げるもなんとか体勢を立て直して走行を再開した。
残り4分を切って16番手以下のノックアウトゾーンには角田裕毅(アルファタウリ)、ラッセル(ウィリアムズ)、シューマッハ、ラティフィ(ウィリアムズ)、マゼピンの名前があった。すでに好タイムを残していたドライバーのうち、レッドブル勢とサインツはガレージで次のセッションに備えたが、メルセデスの2人はユーズドのソフトタイヤでコースイン、他のドライバーは新品のソフトタイヤを投入してペースアップを図っている。
ノリスが1分18秒794をマークしてトップに立つも、ボッタスがそれを0.072秒更新してタイムシート最上位に返り咲く。ハミルトンはノリスのタイムに届かなかったものの、3番手にポジションを上げている。最後にアルピーヌのオコンが1分19秒フラットでまとめて4番手に飛び込み、当確ラインにいたリカルドが16番手に下がってQ1敗退。2番手でQ1を終えたノリスとは1秒以上のギャップがあり、初日はマシンの感触が良いと話していたリカルドだが、予選ではすべてをうまくまとめきれなかったようだ。他に、アストンマーティンのストロール、ラティフィ、シューマッハ、マゼピンが予選順位を確定させてマシンを降りることになった。
15分間で争われたQ2はサインツが真っ先にガレージを離れ、アルファロメオ・レーシングに続いてメルセデスもドライバー2人をコースに送り出す。ここでも開始直後から動き出す陣営が多く、Q1とは逆にミディアムタイヤを選ぶドライバーも多かった。その中でソフトタイヤを履いたのはノリスとアルファタウリの2人。遅れて始動したアルピーヌ勢とアストンマーティンのテルも一番柔らかいコンパウンドでアウトラップをスタートさせている。
15台のタイムが出そろい、トップには1分17秒台に入れたハミルトンがつけ、0.490秒差で僚友ボッタスが2番手、ソフトのノリスが3番手に食い込んだ。4番手にもソフトでアタックしたオコンが入り、レッドブルは最後まで粘ってタイム更新を成功させ、フェルスタッペンが5番手、ペレスが6番手につけたが、ハミルトンからは0.6秒以上遅れており、ミディアムタイヤではメルセデス勢の方が好パフォーマンスを発揮している。
全車がタイヤを交換して臨んだ2回目のランではソフトに切り替えるドライバーが大半だったものの、フェラーリのルクレールは新しいミディアムを投入。レースを見据えてミディアムでQ2突破を狙う戦略を取った。4番手タイムを残していたオコンだけが参加せずにガレージでライバルたちの走りを見守りながら次のセッションの準備を進めている。
ソフトで走ったメルセデスとレッドブルはタイムを更新することなくピットに引き上げ、ルクレールは6番手にポジションを上げてミディアムでのQ3進出を確実にした。ハミルトンの1分17秒968を超えるドライバーは現れず、ボッタス、ノリス、オコン、フェルスタッペン、ルクレール、サインツ、ペレス、ベッテル、アルファタウリのピエール・ガスリーが10番手でQ2を突破している。
11番手以下でノックアウトされたのはラッセル、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、アロンソ(アルピーヌ)、角田、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)だ。ガスリーとラッセルのタイム差は0.057秒しかなく、マシンを降りたラッセルはQ3を逃して悔しいながらも、満足げな表情を見せていた。
ポールポジションを競ったQ3は12分間で争われ、ソフトタイヤを装着したドライバーたちがコースになだれ込んでいく。ノリスとガスリー、ベッテルの3人はユーズドのソフト、メルセデスやレッドブル勢らは新品のソフトタイヤで出陣している。
暫定トップに立てるペースで周回したフェルスタッペンだったが、コースリミットをオーバーしてタイムを抹消されてしまい、1分18秒348を刻んだボッタスがトップ、ハミルトンが0.007秒差の2番手、ペレス、サインツ、ノリス、ルクレール、ガスリー、オコン、ベッテルが9番手のオーダーだった。
ノータイムで最後のアタックに臨むことになったフェルスタッペンは厳しい状況に直面するも、新しいソフトを履いて集中力を高めていく。一方でメルセデスコンビはミディアムのニュータイヤに交換してペースアップを狙った。
フェルスタッペンは1分18秒746にとどまって3番手となり、ポールポジション争いはメルセデスの2人に絞られたものの、ミディアムではソフトを上回るペースを引き出せず、どちらもタイムを更新できずに予選を終えた。結果、ポールポジションはボッタスの手にわたり、ハミルトンが2番手でメルセデスがフロントローを独占。フェルスタッペンとペレスのレッドブル勢が2列目から逆転を狙うことになった。5番手以下はサインツ、オコン、ノリス、ルクレール、ガスリー、ベッテルの順で予選順位が決している。
ホンダPU勢は、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンとペレスがセカンドロー、ガスリーが9番手、角田が14番手、角田は初めてのサーキットで苦戦しているようですが、決勝では頑張って欲しいですね!
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