20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

イタリアGP - 決勝

2020-09-07 11:05:47 | F1レース
快晴のモンツァ・サーキットで6日(日)、インシデントにペナルティとさまざまな展開を見せた2020年FIA F1世界選手権第8戦イタリアGP決勝レースでアルファ・タウリのガスリーがF1初優勝を遂げた。



エンジンモードに規制がかかって初めて臨む予選では全体的にタイムが接近するのではないかと見られていたものの、フタを開けてみればメルセデスの優位は変わらず、ハミルトンとボッタスが3番手以下に0.8秒のリードを築いてフロントローを独占。ポールを手に入れたのはハミルトンだが、ボッタスとの差は0.069秒しかない。メルセデスに次ぐ3番手で予選トップ3入りをはたしたのはマクラーレンのサインツだ。

全長5.793kmを誇るモンツァ・サーキットで53周にわたって争われた決勝レースは気温20.5℃、路面温度33.2℃、湿度53.9%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。予選トップ10ドライバーがソフトタイヤで臨んだ第1スティントに、タイヤを自由に選べる11番手スタートのクビアト(アルファ・タウリ)はハードタイヤを選択、ルノーのオコンとフェラーリのルクレールは新しいソフトのセットを選んだが、それより後方のドライバーはミディアムを中心に、フェラーリのベッテルがクビアトと同じ硬いコンパウンドをチョイスした。

波乱の起きやすいモンツァのスタートでハミルトンが好発進を決めた一方、ボッタスの蹴り出しが悪く、サインツが2番手に上がったほか、もう1台のマクラーレンを駆るノリスが3番手につけ、レーシング・ポイントのペレスやルノーのリカルドもボッタスを追い抜いている。オープニングラップの終盤にはボッタスがスローパンクチャーを訴えていたものの、ピットには入らずレースを続けた。

スタートで大きくポジションを落としたドライバーはボッタスだけでなく、9番グリッドに並んだレッドブルのアルボンはターン1への飛び込みでサイド・バイ・サイドとなったアルファ・タウリのガスリーと交錯し、タイヤ同士が接触した影響でコースオフを強いられてしまったようで、一時は15番手まで後退した。レースコントロールはガスリーとアルボンの一件を審議したものの、通常のレーシングインシデントとして処理し、処分は科せられていない。

スタートダッシュに成功したハミルトンは0.5秒ほど速いラップタイムを刻んで3周目に入る頃にはリードを2秒とし、周回を重ねるごとにギャップを広げていく。

大きなアクシデントなく始まったレースで最初の脱落者が出たのは7周目。ブレーキトラブルを抱えた様子のベッテルが最初のシケインを曲がりきれずに直進してしまい、ポリスチレンのバリアも避けられずに吹き飛ばす。「ブレーキペダルが効かない」と報告したベッテルは走行を続けていたものの、ピットに戻ってガレージにマシンを入れ、フェラーリにとって今年最初のホームグランプリをリタイアで終えることになった。

その頃、アルボンに5秒のタイムペナルティが科せられる。コース端まで1台分の車幅を残せていなかったことが処分の理由だ。オープニングラップからひとつポジションを上げて14番手を走っていたアルボンは前にいたルクレールよりも速いペースを刻んでいたものの、なかなか攻撃をしかけられずに渋滞のさなかでレースを続けていた。

15周目には1分24秒台を刻み始めたハミルトンが2番手以下に対するリードを10秒以上に広げて独走状態となり、2番手につけるサインツは後方のチームメイトに4秒ほどのギャップをつけながら少しでもパフォーマンスを引き出そうとマシンをプッシュする。ノリスより後ろはペレス、リカルド、ボッタス、フェルスタッペン、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)、オコン、ガスリー、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)までが1秒前後の間隔で連なってそれぞれがオーバーテイクのチャンスをうかがっていた。

アルボンに追い抜かれたルクレールが最初のタイヤ交換に向かったのはハミルトンが18周目に入ったタイミング。ソフトからハードタイヤに履き替えてコースに戻ったルクレールは17番手の位置でレースを続けている。次のラップには中団グループの集団でしんがりを走っていたライコネンがピットストップを完了、ミディアムからハードにつなぐタイヤ戦略を取った。アルファ・タウリもトラフィックにはまっていたガスリーのタイヤ交換を決断してハードタイヤに交換している。

その直後、ハースF1のマグヌッセンがメカニカルトラブルに見舞われてコース脇にマシンを止めてしまい、ピットレーンの入口まで到達できなかったマグヌッセンは数百メートル手前で停車しており、コースマーシャルがマシンを押してピットに戻すことになった。このインシデントで黄旗が振られ、バーチャルセーフティカーが発令された後、セーフティカーに出動が命ぜられたことを受けて、ハミルトンが迷わずピットに飛び込んだほか、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィもタイヤ交換に向かったものの、この時点でピットレーンは閉鎖されており、通常のピットストップを目的とするピットインは認められていない。

結果、ハミルトンとジョビナッツィのピットストップは審議対象となり、2人以外はセーフティカー導入中のピットレーンへの進入が認められたタイミングでピットストップに向かっている。多くのドライバーがミディアムもしくはハードのタイヤに交換してほどなく、セーフティカー解除が発表され、フレッシュタイヤを履いた面々はタイヤの熱入れに集中しながらリスタートに備えた。

ハミルトンがラップリーダーに戻って迎えたリスタートでは、セーフティカー中にピットインしなかったストロールが2番手の位置に陣取り、3番手にはセーフティカー前にピットストップを終えていたガスリーがつけ、同様にすでにタイヤを新しくしていたルクレール、ジョビナッツィ、ライコネンと続く。

しかしながら、セーフティカーが解除されて2周後の25周目、ルクレールがパラボリカで加速中にコースを飛び出してバリアに突進するアクシデントが発生。ルクレールはマシンのコントロールを失っており、必死にステアリングを操作したものの、高速状態でバリアにぶつかっている。幸い、ルクレールにケガはないようで、無線で無事を伝えた後、自力でコックピットを離脱した。

このインシデントで再びセーフティカーが出動するも、フェラーリマシンの撤去のため、赤旗が振られてレースは一時中断する。赤旗の直前にはジョビナッツィに対する10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティが発表され、その後、ハミルトンにも同じ処分が科せられた。

赤旗中断を受けてピットレーンに戻ってきた17名はいったんコックピットを離れて再開の時を待ち、ペナルティを受けたハミルトンとメルセデスが再開後の対応について協議する姿も見られた。

53周のうち27周目に赤旗が振られたレースは約30分の中断を経てリスタートの時を迎える。再開前、ピットレーンに並んだ時点のオーダーはハミルトンを先頭に、中断中にタイヤをミディアムに履き替えたストロールが2番手、ガスリー、ライコネン、ジョビナッツィに、サインツとノリスのマクラーレンが続き、ボッタスは8番手、ウィリアムズのラティフィとリカルドが入賞圏内のトップ10につけ、フェルスタッペンは11番手の位置だった。

ピットレーンのオープンとともにセーフティカー先導でフォーメーションラップに臨んだ後、再びグリッドに並んだ17名はシグナル消灯と同時に加速して高速バトルを再開させている。28周目に迎えた2度目の"オープニングラップ"では最初のシケインで団子状態となり、アウト側にいたストロールがコースを飛び出してガスリーが2番手に上がった。ストロールはポジションをいくつか落としたものの、コース復帰を果たしてレースを続けている。

ハミルトンはラップ終わりにピットに向かい、10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティを消化。これでラップリーダーに浮上したガスリーが隊列を率い、2番手にライコネン、3番手にはジョビナッツィがいたもののペナルティのためピットインした結果、サインツが3番手となり、ストロール、ノリス、ボッタス、リカルド、オコン、クビアト、ペレスが10番手を走っていた。

ハミルトンが最後尾から猛チャージをかける中、ピットレーンに向かったフェルスタッペンがピットボックスに停車してマシンを降り、このレースで4人目のリタイアを喫した。

ラップリーダーとして1分24秒台を刻みながら快調に飛ばすガスリーの後方で、ライコネンが必死にサインツの攻撃をかわしていたものの、最初のシケインでの攻防戦でサインツに先行を許し、さらにストロールとノリスにもオーバーテイクされて5番手に後退している。マシンパフォーマンスに差があるゆえにライコネンの経験と技術で白熱のバトルを繰り広げていたが、ボッタスとリカルドの攻撃にも耐えられず、7番手までポジションを下げた。

一方、後方集団に埋もれるハミルトンは残り周回数を考えると、少しでも早く巻き返しに打って出たいところだが、アルボンに行く手を阻まれて本来のペースを発揮できずにいた。しかし、ハミルトンのプレッシャーを受け続けたアルボンがブレーキングでミスを犯し、そのスキに前に出たハミルトンはウィリアムズのジョージ・ラッセルとハースF1のグロージャンをかわして12番手に浮上している。

ラップリーダーとして1分24秒台を刻みながら快調に飛ばすガスリーの後方で、ライコネンが必死にサインツの攻撃をかわしていたものの、最初のシケインでの攻防戦でサインツに先行を許し、さらにストロールとノリスにもオーバーテイクされて5番手に後退している。マシンパフォーマンスに差があるゆえにライコネンの経験と技術で白熱のバトルを繰り広げていたが、ボッタスとリカルドの攻撃にも耐えられず、7番手までポジションを下げた。

一方、後方集団に埋もれるハミルトンは残り周回数を考えると、少しでも早く巻き返しに打って出たいところだが、アルボンに行く手を阻まれて本来のペースを発揮できずにいた。しかし、ハミルトンのプレッシャーを受け続けたアルボンがブレーキングでミスを犯し、そのスキに前に出たハミルトンはウィリアムズのラッセルとハースF1のグロージャンをかわして12番手に浮上している。

残り10周を迎えてラップリーダーの座をキープしていたガスリーと猛追するサインツのギャップは2.8秒に縮まり、コンマ数秒速いラップタイムを刻んでさらに差を詰めていくサインツの2.8秒後方ではストロールも全力疾走で前の2台を追いかけた。トップ3から4.8秒ほど離れた位置ではノリスとボッタスが接近戦を繰り広げ、リカルドも加わって3台の攻防戦に発展しており、終盤は上位勢の手に汗握るバトルに注目が集まる。

ファイナルラップを前に、ガスリーとの差を若干ながら縮めたサインツはDRS圏内に何度となく入りながらも、オーバーテイクのチャンスは訪れず、コンマ数秒差の超接近戦のまま最終コーナーを立ち上がり、先にゴールしたのはガスリーだった。アルファ・タウリとHondaのタッグ50戦目の記念レースであり、イタリアを拠点とするチームのホームグランプリでガスリーがF1初勝利を達成した。

サインツは惜しくも2位でフィニッシュ、ストロールが3位でチェッカーフラッグを受けて初表彰台に上っている。ノリスが4位入賞、ボッタス、リカルド、ハミルトンは7位まで巻き返しており、オコン、クビアト、ペレスがポイントを獲得。

このグランプリをもってチーム経営から退くウィリアムズ家のラストレースで、ラティフィが11位と惜しくも入賞はかなわなかったものの、ラッセルも14位で完走を果たしている。

アルファ・タウリのガスリーがやりました。
優勝です!
クビアトも9番手でポイント獲得!

しかしながら、レッドブルはフェルスタッペンがリタイア、アルボンも15番手と残念!

大波乱のイタリアGPを終えたF1サーカスは5日後に控える次なるグランプリの舞台へと移動を開始する。ムジェロ・サーキットが初めてF1レースを開催するシーズン第9戦トスカーナGPは11日(金)に開幕です。




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