現地時間16日(土)、インテルラゴス・サーキットを舞台に2019年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGP予選セッションが実施され、レッドブルのフェルスタッペンがポールポジションを獲得した。
インテルラゴスにはピレリのC1からC3のドライタイヤが用意され、予選Q3用タイヤにはソフトタイヤが指定されている。直前に行われたフリー走行ではメルセデスのハミルトンとフェルスタッペンが好ペースを見せており、フェラーリ勢がそれに続いた。
雲の隙間から青空がわずかに見えるインテルラゴスで気温20.7℃、路面温度35.8℃、湿度69.6%のドライコンディションで始まったQ1はウィリアムズのクビサが真っ先にコースインし、ラッセルが後を追ってガレージを離れた。ユーズドのソフトタイヤで出陣したクビサはタイムを残さずにピットに戻り、新しいコンパウンドに履き替えて再びコースに向かうまでにトロ・ロッソやアルファロメオ・レーシングのドライバーたちがアタックラップを開始している。
マクラーレンのサインツはアウトラップを終えた後、パワーロスを訴えて緊急ピットインすることに。
Q1は全車がソフトタイヤでアタックに臨み、サインツを除く19台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分08秒242を刻んだフェルスタッペンだ。2番手には僚友アルボンがつけていたが、タイム差は0.261秒あった。レッドブル勢にフェラーリの2台が続き、ハミルトンは5番手、ボッタスが6番手だ。
混戦の中団グループは100分の数秒を争う接近戦となる中、ベスト・オブ・ザ・レストの7番手にはトップから0.633秒差のタイムを記録したハースF1のマグヌッセンがつけ、マクラーレンのノリスを挟んでマグヌッセンの相棒グロージャン、トロ・ロッソのガスリーがトップ10に入っている。
ノックアウトゾーンにはルノーのヒュルケンベルグほか、レーシング・ポイントのストロールとウィリアムズ勢、ノータイムのサインツがいた。
レッドブルとメルセデスの4人がガレージでQ2の準備を進める一方、フェラーリコンビを含めた15台が再びアタックラップに入り、ルクレールが自己ベストを更新して2番手に上がる。ヒュルケンベルグがノックアウトゾーンを抜け出して10番手にポジションを上げ、これによって16番手に後退したトロ・ロッソのクビアトがQ1敗退となった。サインツは結局、出陣できず、タイムを記録することなく予選を終えている。マクラーレンはトラブルの原因を調査しているとのことで、Q1終了時点では詳細が分かっていない。
クビアトとサインツ以外では17番手から19番手に並んだストロール、ラッセル、クビサがQ1で予選順位を確定させた。16番手だったクビアトと、15番手でQ2に進んだレーシング・ポイントのペレスのタイム差はわずかに0.032秒しかなく、リプレー映像を見る限りターン12で若干のミスがあった様子でこの差が結果に響いたようだ。
15分間で争われたQ2はメルセデスコンビが最初に動き出し、ソフトタイヤを装着したハミルトンとボッタスが相次いでコースに向かった。レッドブルの2人も柔らかいコンパウンドを選んだが、フェラーリは今季4基目のICEを投入して10グリッド降格処分が決まっているルクレールにミディアムタイヤを履かせてコースに送り出し、最後にコースインしたベッテルはソフトタイヤを装着している。
ミディアムを履くルクレールはライバルたちよりもひとつ硬いコンパウンドながら1分07秒台に入れており、トップに立ったフェルスタッペンには0.385秒届かなかったものの、ベッテルやメルセデス勢らを上回って2番手につけた。
Q2最初のアタックが完了し、ノックアウトゾーンの11番手以下にはノリス、リカルド(ルノー)、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、ペレス、ヒュルケンベルグの名前があった。10番手につけていたライコネンとノリスのギャップは100分の1秒しかなく、7番手のグロージャンから15番手のヒュルケンベルグを含めてもタイム差は0.383秒だ。
トップのフェルスタッペン、3番手のベッテル、5番手のアルボンがQ3に向けた準備に集中したQ2終盤のアタックではジョビナッツィがスピンを喫してダブルイエローフラッグが掲示されたため、タイム更新を成功させたドライバーはほとんどおらず、ヒュルケンベルグがペレスを上回って14番手に上がるにとどまった。ノックアウトされた顔ぶれは前述と変わらず、ノリス、リカルド、ジョビナッツィ、ヒュルケンベルグ、ペレスだ。
Q2のトップタイムはフェルスタッペンがマークした1分07秒503で、1分08秒の壁を突破したのはフェルスタッペンとルクレールの2人だけだった。
レッドブル、フェラーリ、メルセデス、ハースF1の4チームにガスリーとライコネンを加えた10名がアタックに挑んだQ3はトップ3チームのドライバーが新品のタイヤセット、ライコネン、ガスリー、グロージャンの3人はユーズドのソフトタイヤでガレージを出発する。マグヌッセンは序盤のアタックを見送り、終盤の一発にかけることにしたようだ。
9人がアタックを終えて、1分07秒623をたたき出したフェルスタッペンが暫定ポールにつき、0.008秒差でベッテルが2番手に控える。ルクレールは0.105秒差の3番手、ハミルトンとボッタスは4番手と5番手にとどまり、アルボンが6番手だった。
残り2分を切ろうかというタイミングで新しいソフトタイヤを装着した各車が動き出し、ライバルと少し時間をあけて最後にメルセデスの2人がガレージを離れている。メルセデス勢のペースアップに注目が集まるも、フェルスタッペンがわずかにタイムを伸ばして1分07秒508を刻み、ポールポジションを確実にした。
フェルスタッペンに0.123秒差でベッテルがフロントローとなり、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、アルボン、ガスリーが7番手、グロージャン、ライコネン、マグヌッセンの順で予選順位が決まった。4番手のルクレールは10グリッド降格処分により14番グリッドに降格することになっており、5番手のボッタスらはスタート位置がひとつ繰り上がる見込みだ。
ホンダPU勢は、クビアトがQ1敗退の16番手ですが、フェルスタッペンがポールポジション、ルクレールの10グリッド降格により、アルボンとガスリーがメルセデス勢の後ろ3列目と、ホンダPU勢にとって最高の予選結果となりました。
決勝が楽しみです。
インテルラゴスにはピレリのC1からC3のドライタイヤが用意され、予選Q3用タイヤにはソフトタイヤが指定されている。直前に行われたフリー走行ではメルセデスのハミルトンとフェルスタッペンが好ペースを見せており、フェラーリ勢がそれに続いた。
雲の隙間から青空がわずかに見えるインテルラゴスで気温20.7℃、路面温度35.8℃、湿度69.6%のドライコンディションで始まったQ1はウィリアムズのクビサが真っ先にコースインし、ラッセルが後を追ってガレージを離れた。ユーズドのソフトタイヤで出陣したクビサはタイムを残さずにピットに戻り、新しいコンパウンドに履き替えて再びコースに向かうまでにトロ・ロッソやアルファロメオ・レーシングのドライバーたちがアタックラップを開始している。
マクラーレンのサインツはアウトラップを終えた後、パワーロスを訴えて緊急ピットインすることに。
Q1は全車がソフトタイヤでアタックに臨み、サインツを除く19台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分08秒242を刻んだフェルスタッペンだ。2番手には僚友アルボンがつけていたが、タイム差は0.261秒あった。レッドブル勢にフェラーリの2台が続き、ハミルトンは5番手、ボッタスが6番手だ。
混戦の中団グループは100分の数秒を争う接近戦となる中、ベスト・オブ・ザ・レストの7番手にはトップから0.633秒差のタイムを記録したハースF1のマグヌッセンがつけ、マクラーレンのノリスを挟んでマグヌッセンの相棒グロージャン、トロ・ロッソのガスリーがトップ10に入っている。
ノックアウトゾーンにはルノーのヒュルケンベルグほか、レーシング・ポイントのストロールとウィリアムズ勢、ノータイムのサインツがいた。
レッドブルとメルセデスの4人がガレージでQ2の準備を進める一方、フェラーリコンビを含めた15台が再びアタックラップに入り、ルクレールが自己ベストを更新して2番手に上がる。ヒュルケンベルグがノックアウトゾーンを抜け出して10番手にポジションを上げ、これによって16番手に後退したトロ・ロッソのクビアトがQ1敗退となった。サインツは結局、出陣できず、タイムを記録することなく予選を終えている。マクラーレンはトラブルの原因を調査しているとのことで、Q1終了時点では詳細が分かっていない。
クビアトとサインツ以外では17番手から19番手に並んだストロール、ラッセル、クビサがQ1で予選順位を確定させた。16番手だったクビアトと、15番手でQ2に進んだレーシング・ポイントのペレスのタイム差はわずかに0.032秒しかなく、リプレー映像を見る限りターン12で若干のミスがあった様子でこの差が結果に響いたようだ。
15分間で争われたQ2はメルセデスコンビが最初に動き出し、ソフトタイヤを装着したハミルトンとボッタスが相次いでコースに向かった。レッドブルの2人も柔らかいコンパウンドを選んだが、フェラーリは今季4基目のICEを投入して10グリッド降格処分が決まっているルクレールにミディアムタイヤを履かせてコースに送り出し、最後にコースインしたベッテルはソフトタイヤを装着している。
ミディアムを履くルクレールはライバルたちよりもひとつ硬いコンパウンドながら1分07秒台に入れており、トップに立ったフェルスタッペンには0.385秒届かなかったものの、ベッテルやメルセデス勢らを上回って2番手につけた。
Q2最初のアタックが完了し、ノックアウトゾーンの11番手以下にはノリス、リカルド(ルノー)、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、ペレス、ヒュルケンベルグの名前があった。10番手につけていたライコネンとノリスのギャップは100分の1秒しかなく、7番手のグロージャンから15番手のヒュルケンベルグを含めてもタイム差は0.383秒だ。
トップのフェルスタッペン、3番手のベッテル、5番手のアルボンがQ3に向けた準備に集中したQ2終盤のアタックではジョビナッツィがスピンを喫してダブルイエローフラッグが掲示されたため、タイム更新を成功させたドライバーはほとんどおらず、ヒュルケンベルグがペレスを上回って14番手に上がるにとどまった。ノックアウトされた顔ぶれは前述と変わらず、ノリス、リカルド、ジョビナッツィ、ヒュルケンベルグ、ペレスだ。
Q2のトップタイムはフェルスタッペンがマークした1分07秒503で、1分08秒の壁を突破したのはフェルスタッペンとルクレールの2人だけだった。
レッドブル、フェラーリ、メルセデス、ハースF1の4チームにガスリーとライコネンを加えた10名がアタックに挑んだQ3はトップ3チームのドライバーが新品のタイヤセット、ライコネン、ガスリー、グロージャンの3人はユーズドのソフトタイヤでガレージを出発する。マグヌッセンは序盤のアタックを見送り、終盤の一発にかけることにしたようだ。
9人がアタックを終えて、1分07秒623をたたき出したフェルスタッペンが暫定ポールにつき、0.008秒差でベッテルが2番手に控える。ルクレールは0.105秒差の3番手、ハミルトンとボッタスは4番手と5番手にとどまり、アルボンが6番手だった。
残り2分を切ろうかというタイミングで新しいソフトタイヤを装着した各車が動き出し、ライバルと少し時間をあけて最後にメルセデスの2人がガレージを離れている。メルセデス勢のペースアップに注目が集まるも、フェルスタッペンがわずかにタイムを伸ばして1分07秒508を刻み、ポールポジションを確実にした。
フェルスタッペンに0.123秒差でベッテルがフロントローとなり、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、アルボン、ガスリーが7番手、グロージャン、ライコネン、マグヌッセンの順で予選順位が決まった。4番手のルクレールは10グリッド降格処分により14番グリッドに降格することになっており、5番手のボッタスらはスタート位置がひとつ繰り上がる見込みだ。
ホンダPU勢は、クビアトがQ1敗退の16番手ですが、フェルスタッペンがポールポジション、ルクレールの10グリッド降格により、アルボンとガスリーがメルセデス勢の後ろ3列目と、ホンダPU勢にとって最高の予選結果となりました。
決勝が楽しみです。
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