旅ラン in チューリッヒ この上なく成熟した文化。
茂木健一郎さんがスイスのチューリッヒを訪れて、その都市文化の一端を、YOUTUBE の動画で紹介されていました。スイスに代表されるヨーロッパの歴史、文化、経済的な豊かさを見ても、やはりその水準には日本はまだまだ遠く及ばないなという印象を持ちます。同時にスイスだけではなく、イタリアやフランスなどもそうですが、ヨーロッパの都市空間に見られる「人間の生き方、暮らし方の質の高さ」は、一体どのような歴史的な蓄積があって可能だったのだろうかと思いました。
ブログを始めてまだ間もない頃に、スイスをテーマに記事を投稿したことを久しぶりに思い出しました。調べてみると、14年ほど前の記事でした。スイス政府発行で日本でもベストセラーになった『民間防衛』は今でもツイッターでもよく取り上げています。
追記(20190702)
ちなみに、その頃の「国民一人当たりのGDP」の国際順位は、スイスは世界第5位、日本は第11位でした。調べてみると直近の昨年2018年には日本は世界第26位にまで低落しているようです。スイスは第2位と順位を上げているのですから大したものです。もちろんGDPはあくまで社会指標の一つの尺度にしかすぎませんが、それでも日本の国勢の現況を示すものとして深刻な事実の一面がそこに現れていると思います。また、いずれ行われる消費税の増税という誤った政策で、日本のGDPの世界順位はさらなる低下が予測されます。これもまた優れた政治家、官僚をもちえないでいる国民の悲しさなのでしょうか。