手紙(メール)を長い間書けなくて残念です。することがたくさんありました。
Es tut mir sehr leid dass ich dir so lange nicht geschrieben habe. Ich hatte viel zu tun.
東京都知事と大阪市長。
彼らを選んだ都民と大阪市民の議論が見たい。どちらがよりアホ馬鹿なのか。
「法律というものは、うまく履行すれば個人の犠牲を強いることなく──精神的な労働か肉体的な労働かを問わず、──働いて成果を得る喜びを人々に与えることができる。しかし、どんなに厳しい法律でも、怠け者を働き者にしたり、浪費家を倹約家にしたり、大酒のみを禁酒家にすることはできない。a
そのような変革は、一人一人の行動、節約意識、自制心をもってしか達成できないものだ。つまり先にすべきは、権利の強化ではなく、習慣の改善なのである。一国の政治のありようは、その国民を鏡に映したものに過ぎない。国民よりレベルが高い政治は、必ず国民のレベルにまで引きずり降ろされる。b
逆に国民よりレベルが低い政治ならば、国民のレベルにまで引き上げられるだろう。水が低きに流れる自然の理と同じである。
国の法律や政治も、国民全体のレベルにふさわしいところに落ち着いてゆくものなのだ。例えて言うなら、品格のある国民のもとでは政治も品格のあるものになり、c
無知で堕落した国民のもとでは政治も堕落する。事実、これまでの歴史を見れば、国家の価値や強さは、体制のあり方ではなく、国民の質によって決まってきた。」d
サムウェル・スマイルズ『自助論』第一章 運命を切り開く自助の精神 NATIONAL AND INDIVIDUAL(国家と個人)