キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

『すばらしい景色の通り』

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月24日10:24

5000mで20分を切りました!
19分55秒くらい。
ありがとう、ランニングマシーン。
そして、このペースで10kmやハーフを走りきる長距離陣に改めで感服。
なんか最近長距離の人たちが輝いて見えて仕方ありません。


出張がついに終わった!
予定がのびの~びになってたから、いつ終わるかとひやひやしてたけど。
今日、最後のまとめの会議があって、押して押されての攻防をしてきた。
行く前は「絶対に無理だろ!」って自分に突っ込みを入れてたけど、やればできるもんですね。それなりに。
禁じていたお酒を少し飲んだ。リラークス!
日曜の午後に日本着予定。


あと、長距離を走ってると、未来が怖くなる。
今現在が限界ってことはなくて、今はまだまだ走れるんだけど、このペースで行ったら5分後、10分後はどうかな。へろへろになってないかな?やばいな。ペースおとそう…ってなっちゃう。
そんな未来に不安を抱え続けながら走ることは、けっこう嫌。
走っているときはいろんなものから解放されていたいよね。
未来への不安っていう呪縛がなくなるから最後はすごいスパートができるのかな。


上の写真の左はピッツバーグの都心部を取り囲む山の町で見つけた通りの名前。
『すばらしい景色の通り』

右の写真はその通りからの眺め!
あの通りの名前を付けたくなった人の気持ちわかるよね。

そんなピッツバーグと明日でお別れ。

笑い

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月23日11:11

最近、ずっと笑っていなかった。
愛想笑いはしてたけど、本心から笑っていなかった。
いやいや、暗い話じゃないんだけど。

冗談って高度な語学力が必要だよね。
冗談ってのは聞き手の予想しないことをポロっと意外なタイミングで言うから面白い。
僕にとって、ただでさえ相手が何について話してるか理解するだけでも大変なのに、そんな予想外の意外な発言についていけるはずがない。
だから、今までアメリカンジョークに対して、周りが笑って初めて冗談を言ったんだって気がついていた。
そしてワンテンポ遅れて自分もハハハって笑ってた。
辛い…。

そんな僕にみかねたのか、今日ある人が僕にとっておきの冗談を言ってくれた。
しかも、僕にもわかるようにゆっくりと。
面白かった。
日本語に訳したらそんなに面白くないのかもしれないけど、
あのとき僕はすごく笑った。
久しぶりに本心から笑った。

一人じゃ笑えないし、言葉がわからなくても笑えない。
笑えるって高度で幸せなことだね。

蒲生邸事件

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月21日22:27

『蒲生邸事件』という本を読んだ。
大学1年のときに津村先輩に勧められて一度は読み始めたが途中でやめてしまった。
それをようやく今日、読み終えた。

宮部みゆきの作品でけっこう有名みたい。
ミステリー要素が入っているが、それよりもこの物語の大きな特徴はタイムトラベラーが出てくるところ。
主人子がタイムトラベラーに連れて行かれた時代は第2次大戦が始まる直前、2・26事件の真っ只中だった。

そこで起こった奇妙な事件はさておき、この物語は「歴史ってなんだ?」という素朴な疑問に対する作者の考えが示されている。
ドラえもんやBack to the futureでは、「未来(歴史)を変えられる」という点についてしか触れられていないが、この物語ではそこにもう一歩踏み込んだ考え方をしている。
「歴史的事実は変えられても、歴史は変えられない」というのがここでの考え。
例えば坂本竜馬が暗殺される前に暗殺者をこのタイムトラベラーが殺してしまったとしても、違う人物が結局竜馬を暗殺してしまうというわけ。
坂本竜馬を暗殺する人物が変わって歴史的事実は変えられたけれども、竜馬が暗殺されるという歴史は変えられない。

つまり、歴史はこれまでの歴史の積み重ねから、必然的に次のステップを踏もうとするわけだ。
歴史上の大きな事故(飛行機事故など)や戦争、有名人暗殺などが歴史に残っていく。
のび太がしずかちゃんと結婚するかどうかは、歴史とは関係ないので変えられそうだが。

この物語はそんな変えることのできない歴史の中で、その歴史を知っている人物たちが、逃げ出さずにどう向き合っていくかの話らしい。
あいかわらず宮部みゆきの作品の書き方は僕にとっては間延びして長く感じるけれど、歴史と人間についての物語はなかなか面白かった。

長距離と短距離

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月21日11:06

また5000mに挑戦して20分10秒だった。
なかなか20分が切れない。

走っていて思ったこと。
僕は我慢するということを随分忘れていたように思う。
いつからだろう。

100mや200mは、少しでも足が疲れるとタイムが出ない(ような気がする)。だから、試合前は刺激は入れるけどできるだけ疲れないようにしていた。

でも、5000mを走り始めるとすぐに疲れる。
いつもの癖で、うわこの疲れはまずいなって思ってしまう。
短距離でこんなに疲れたらタイムトライアルなんてやめだ~って気になる。
でも、長距離はこの疲れが前提なんだね。
なんというか、疲れとともに走るというか、疲れとどう向き合うか、どううまく付き合っていくかが大事なのかな。
200mや400mのずんと体が重くなる疲れじゃない。
慢性的な疲労の蓄積。だるさ。苦しさ。
これらが最初から最後まで付きまとうってことを知ってないと、この疲れにびびってあきらめてしまう。
知っていたからといって、あきらめないわけでもないけど。

200mのように疲労がピークに来たときに目の前にゴールがあるわけでもない。疲れても疲れても走り続ける。それがえらい。

5000mに初挑戦

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月19日11:58

これまでランニングマシーンを面白くないと馬鹿にしてきた。
そんな誹謗中傷を全面的に謝罪し水に流してもらって今ランニングマシーンのお世話になっている。
これでしか走れないのだから仕方がない。

本当なら、今日は日本で駅伝に出ているはずだった。
でも、出張が長引いて出れなくなった(メンバーの皆様すみません)。
試合に出られないのだから、こっちで何か特別なことができないか。
ということで、5000mのタイムトライアルをすることにした。

玉ちゃんから、市民ランナーの最初の目標は5000mで20分切りだと教えてもらったので、それを目標に。

緊張。
久しぶりだな、この緊張感。
いざスタート。
キロ4のペースってこんなもんか。
らくちんらくちん。
と、快調に走っていたのは最初の3分(はや…)。
だんだん足が疲れてきた。
腰もえらい。
足が流れ出した。
15分を過ぎると体がぶれ始め、あごがあがった。
たまらずペースを落とした。
記録は20分21秒。

正直20分は切れると思っていたので、自分が情けない。
今日が5000mの初めの一歩。
自分が思っていたより後ろからのスタートになった。

100や200は全力で走ればいいけど、長距離は精神力だね。我慢だね。勇気だね。
長距離のみんな、すごい。

川瀬巴水に感激

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月18日14:36

このホテルは陸の孤島だ。
ダウンタウンから随分離れている。

休日にダウンタウンに行こうと思ったが、運悪くタクシーが全て出払っていた。仕方ないのでバスでダウンタウンへ。

タクシーで20分、バスで1時間。
タクシーで40ドル、バスで2.75ドル。
う~ん、どっちがいいのかな。

カーネギーミュージアムを再訪。
この美術館にまた来れると思うとうれしくなる。

今日は、浮世絵展を集中的に見た。
特に川瀬巴水に注目した。
川瀬巴水は、風景画を数多く残した新版画の代表的画家(全く知らなかった)。
この人の作品で感じたことを言葉で表すのは難しい。
なんというか、共感するというか、ああ、この景色だよ、僕が見たかったのは。とか、この景色ともう一度出会いたかったという、ぐっとくる作品が多い。
僕が探していて、ずっと撮りたかった風景を、僕の想像以上の風景として描いている。
夜の風景を紺色の濃淡だけで、こんなにすばらしい作品にできるなんてアメリカ人もびっくりだろう。

川瀬巴水は1957年に亡くなったが、1957年作成の作品があるので、亡くなる直前まで描き続けたんだなと感動した。

美術館を出て、まだ時間があったのでひたすら歩いた。
久しぶりに写真をじっくり撮った。
2台のカメラでがんがん撮った。
写真モードになると集中力がぐっとあがる。
この集中力を他の事にも使いたい。

三国志

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月17日10:59

今、北方兼三の三国志を読んでいます。

カタールでの研修のときに読み始めたのでかれこれ8ヶ月以上になる。どんだけ遅いんだと自分にもつっこみを入れたくなりますが。

まあ、それはともかく、長い話ですね。ページ数ではなく物語の時代の流れが。
ちょっと前まで若かった劉備が曹操がいつのまにか50を過ぎてる。それでも、第一線で戦って、恋をしている。
もうおじいちゃんじゃんって突っ込みを入れたくなるような話。

登場人物も豊富。曹操、孫一族、劉備らの陣営はもちろん、独立勢力としていろいろな勢力が覇権をかけて戦っている。どの勢力が一発逆転で勝ち逃げするかわからない。そんな時代を生きた様々な人物が描かれている。


まあ、そんなに長くて登場人物も多い物語なので(しかも中国名なので同じような名前が多い)、途中で昔の流れを忘れてしまいました(読むのに時間かけすぎなのがいけないのか)。
なので、12の各主要勢力を時間軸に沿ってExcelでまとめてみた。この作業が思いのほか時間がかかったけれど、完成して見直すと改めて三国志って面白い話だなと思った。

本当に誰が覇者になってもおかしくなかった。
逆に言えば覇者になるはずだった勢力が次々と脱落していき、弱かった勢力が強くなっていく。
日本の戦国時代もまさにこんな感じだったんだろう。
すごい時代だ。

これを読み終わったら次は吉川英治 の三国志を読んでみよう。

気持ちのいいお墓

2008年07月11日 | Weblog
ふらっと散歩をしていたら、墓場に着いた。

西洋のお墓って初めて。

日本の角ばった墓石と違って、ここのはいろいろな形があって、そこに刻まれている文字もいろいろあって、屋外の美術館を歩くような気分だった。
日本のお墓の閉塞感がない。狭いところにぎゅっと押し込められている窮屈さがない。
なにか、すごく開放的だ。

Mother「...」
Father「...」

と書かれているものが多い。
母であること、父であることを大切にしているのかな。
家族というものを本当に大切にしているみたいだ。

丘の上にあるこの墓場は教会とともに町を見下ろせるいいところだった。

お金で買えないもの

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月17日10:05

お金では買えない価値がある…プライスレス!

とは言いつつ、お金がないと困るのは事実。



人って自分の記録を残そうって必死になってるよなって最近思う。

多くの人の記憶に残りたいとか、忘れないでほしいとか、有名になりたいとか、後世に記録を残したいとか。

そんなことをしたって、一銭の得にもならないのに。
これこそ、プライスレス!なのかな。

有名になりたいとか、多くの人に認めてもらいたいとか、自分のことを知ってほしいっていうのは、食べたり遊んだりって言うのと違って自分のためになることじゃないのに、人はそのために多くの時間を費やしている気がする。

僕だって、人に認められたいし、後世まで記憶されていたい。
表面では、忘れられても構わないと思っているけど、奥のほうではやっぱり忘れられたくないと思っている。
でも、それはなぜだろうと考えると、答えられない。
う~ん。
それとお金とどっちがいいかって聞かれると、前者だって答えてしまうしな。
う~ん。
不思議。

ちょっとしんみり

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月17日09:49

最近いつも一人で夕飯を食べている。
毎日同じステーキハウス。
ここらへんでは一番おいしいところ。

今日、一人で食べていて、みょうにしんみりした。
大学や高校の部活を思い出してた。
楽しい思い出や熱くなったことも思い出すけど、
変な話、お葬式のあとで仲間としんみりご飯を食べたときの事なんかを思い出した。
いつも馬鹿をやって笑いあってた仲間がこんなときはやけに大人に見えて、わけもわからずみんな大人になっていくんだなって思った。

高校3年間。大学4年間。
「限られた」時間だったんだっていまさら実感する。
ずっと続くことなんてないとはいつも意識してきたけど、それは意識してただけで実感は今になって感じる。

思い出はどんどん美化されていくらしい。
辛かったり、恥ずかしかったり、悔しかったりした思い出が今では良かったと思う。
無責任な話だ。

戻りたくても戻れない。
もっと上を目指したかった、なんてそれこそ無責任な考えだけど。

周回数を間違えた長距離走者

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月16日10:26

帰国予定日が17日に早まった。
わーい、明日が最終日だ。

と肩の荷が下りたような気持ちになっていたら、トラブル発生。向こうのスタッフが病気で手術して会社に来れなくなった。彼が来ないと先に進まない。ということで、帰国日は白紙…。

一度早まった帰国日が未定になると、精神的ダメージも大きい。
ラスト1周だと思ってスパートをかけた長距離走者が、実はもう1周あると知らされたときの感じか。

まだ、1週間くらいはこっちにいそうなので、少し奮発して(やけになって)ゲームボーイアドバンスのFFVを買った。英語版。途中で挫折しそうだ。

人が作った「時間」

2008年07月11日 | Weblog
2007年03月16日10:16

時間というのは不思議だ。
一見、普遍的で人間が生まれる前からあるように思うけれど、そうじゃなくて、人が作って人が操っている時間もある。
なんか、人が先か歴史が先かの問題みたい。

いくつかの国ではサマータイムというのが導入されている。
アメリカでもサマータイムはあって、先週末に時間が1時間早まった。
そんなことを知らない僕は、今週の月曜に1時間遅刻してしまった。
なんだよ、サマータイムって!

普通ならば3月末に1時間早めるそうだ。
でも、今年は暖冬(?)だから3月半ばでもうサマータイムになってしまった。
変な話だ。
そんなことニュースや新聞をみていない引きこもりは、知りようがないじゃないか。
勝手に時間が早まったり遅くなったりする。
さらに、日本との時差も変わってくる。
考えれば考えるほどおかしい。
時間ってもっと重たくて信頼性のあるものだと思っていたけど、こんなに簡単にころころ変えられるものなんだ。

今は、朝ホテルを出ると外は真っ暗。
1週間前は薄明かりだったのに。
う~ん、納得しがたい。頭が固いな。