キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ゆずベスト

2008年07月15日 | Weblog
先輩からゆずベスト作成指示が出た。

何度も注意されたのは、あくまでも「ゆずベスト」であって、「たにベスト」ではないということ。
たにベストにするとシングル曲は一曲入るかどうかだろうから、その忠告は非常に的を得ているわけだ。

涙をのんで、殆どをシングル曲にして、どうしてもこれだけはゆずれないっていう曲を3曲だけ入れたらや

っぱりばれた。

人に歌を薦めるときって、そのアーティストが好きなら好きなだけ、自分のフィルターを通しちゃうから、

なかなかうまく相手に伝えられない。
それでも、自分の気持ちに逆らって有名曲ばかりを薦めるより、自分の気持ちが入った歌を渡したい。

もう、初回限定特典として、『ゆずベストにもれなく、たにベストもついてくる』というようにしてやろうか…。

『モリー先生との火曜日』

2008年07月15日 | Weblog
人に何かを薦められるのが好きだ。

本とか映画とか音楽とか。
人に薦められたものは、読んだり観たり聴いたりしているときに、その人がどう感じたかとか考える楽しみが増える。
一人じゃなくて一緒に進めて行くような気がして楽しい。
終わった後に、薦めてくれた人とディスカッションするのも楽しい。
何より、人に薦められたものははずれが少ない。
この人なら楽しめるだろうと当たりをつけて薦めてくれるからだろうか。

久しぶりに薦められた本が『モリー先生との火曜日』。
徐々に近づく死と向かい合うモリー先生が、人生のいろんなテーマについて元教え子と話し合うというもの。

僕は、本来こういった人生の参考書的な本が苦手だ。
昔、そういう本をたくさん読んでいろんな考え方を知ろうとしたけど、こういう類の本によくある
「~だからいまの人はだめだ」とか
「~という生き方が正しい」とか
「自分の若い頃は~ということをやったから今があるんだ」とか
「~ということをしてはいけない」とか
そういう一方的な押し付け(本なんだから当たり前だけど)に反発してしまった。

ただ、よく知っている人で尊敬する人にはあんまり反発せずに、ふーんそういうものかって納得してしまうところはあるな。
400Hの為末とかマラソンの高橋とか。
でも、全然知らない人で経歴だけがなんかすごそうな人が書いた本に対しては、だんだん反発が募ってくると「別にそんなに駄目だしされなくても、あなたみたいな人生を送りたいわけじゃないから」って思ってやめてしまう。
ただ単純に、自分の生き方を否定されて悔しいから、いろいろと言い訳を考えているだけだったりする。
ようは、捻くれて素直になれないんですよ。

『モリー先生との火曜日』は一方的にモリー先生が教訓を言い続けるのではなく対話形式。
この本では、人生の訓示というよりも、モリー先生や主人公のたどった軌跡に引き付けられた。
特に、話の本筋とはずれる主人公の周りの環境やその変化にひきつけられ、最後はぐっときた。
はっとさせられる言葉も多くある。
でも、やっぱりどうしても納得できない部分もいくつかある。
そういう部分に対して、一人で読んでいたら消化不良で終わってしまうけど、薦められた本なら薦めてくれた人と議論できるからいい。

あと、すごく大切なことに気づいた。
それに一番感謝している。
これは、本当に生きていくうえで大切なことだと思う。
でも、恥ずかしくて、ここでは言えない(笑)。