キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

気合のTraining course 2

2008年07月13日 | Weblog
2008年07月11日19:06

3月28日に書いたある資格のための試験(みごとに不合格)。
どうしても、取得しなさいという上からの強い指令が出た。


えー、またあの長い長い講義聞くんですか(しかも宗教集会っぽい)?

と、嫌がってみても、勝手に応募された。


今回は、前回と違って、事前に参考資料と練習問題を渡され、講義当日までにそれを熟読&練習問題に解答することが義務付けられた。

もう、後がないため(日本人としてのプライドから2回は落ちられない)、こっちに来て初めていわゆるテスト勉強をした。
同僚のフィリピン人たちは余裕な感じで一向に勉強しようとしない。
このやろ~、今に見ておれ。


当日、練習問題を提出して、講義室に集まり、教祖様を待つ。
20分遅れで部屋に現れたのは、教祖様じゃない別の人。


突然、
「君たちは、何をしているんだ。
毎回、毎回、長々と講義を聞いて、テストをして、毎回落ちる。
これじゃあ、時間の無駄だ。」

(???何を言い出すんだ)

「よって、今回からは資料を予め配ってそれを熟読してもらい、問題に答えることで理解を深めてもらうことにした。」

(それはいいアイデアだ)

「ここに来た人は合格。
はい、講義、おしまい!」


(なにーー!?)

横でうれしそうに笑っているフィリピン人たち。
このこと、知ってたな~?

かくして、前回4時間費やした講義+試験は30分で合格。
日本人のクレバーっぷりを見せる汚名返上は叶いませんでした。

ちゃんちゃん。

もっと歩きたい

2008年07月13日 | Weblog
2008年07月10日01:25

最近、失恋した。

日本の同期が「失恋をしたあとが一番成長するんだよ」と言っていて、
よし今こそ成長しようと思った。

確かに、失恋した後は昔のこと、今のこと、これからのこと、いろいろじっくり考える時間が増えた。
好きってなんだろうかってずっと考えている。
幸せとか結婚とか。

外国人にはそれぞれ日本人と違った恋愛感があって、話をきくと面白いけど、余計に混乱する。

特に歩いているときに考える。
だから、できるだけ長く歩きたいと思う。

別れの季節

2008年07月13日 | Weblog
2008年07月10日01:11

こっちに赴任してきてから、ずっと兄貴分みたいだった先輩が明日帰任する。

部署が違って、仕事で怒られてなにくそ!って反発したときもあったけど、プライベートでは男らしくて厳しいけどかっこいい兄貴だった。

特に、シュワルマー(中東の食べ物の一つ、ケバブの一種)が何よりも好きな人で、一緒にドーハのシュワルマー屋を片っ端から試すのが楽しみだった。

最近はなかなかゆっくり話す機会もなくて、いつの間にかもう帰任になってしまった。

日本に帰ったら一緒に飲もうとは言ったけれど、たぶん日本じゃあこんな関係は続けられないんだろうなと思う。

最近、プロジェクトの一区切りで帰任する人が多い。
別れの季節か。

カタールの休日(妄想編)

2008年07月13日 | Weblog
2008年07月06日02:49

キャンプの近くに海があって、そこによく走りに行く。
暑いのを我慢して気合を入れれば14分くらいでつくから3キロくらいかな。
遠くにうっすらとプラントのシルエットが見えて、それ以外は何もない一本道の土漠を走る。

それまでずっと続いていた荒野が急に開けて、明るい薄青色の海が見えたらゴール。

ぼーっと海を眺めていると、いろんなことを考えられる。

そのあと少し浜練をして帰る。
帰りは、けっこう疲れているからゆっくりしかジョグできない。

キャンプに帰り着くと、喉がからからでプールに直行する。
ばしゃばしゃと、しばらく泳いで(もがいて)、体が冷めてきた頃に部屋に戻る。

それから、しばらく昼寝をして夕方くらいに適当な映画を借りて観る。
少し早めの夕食をとってから、ギターを弾いたり本を読んだりして、眠くなってきたらベッドに入る。


これがパーフェクトな休日の過ごし方。
個々のアクションはできるけど、これを全部完遂したことはまだないな。
一緒に遊べる人がいない場合だけど。

どんなに腹が立っても許せるとき

2008年07月13日 | Weblog
2008年07月03日02:33

どんなに腹の立ったり、やきもきしたり、やるせなかったりするお客さんや業者でも、彼らが休暇をとる直前は、なぜか全てを許して「良い休暇を」と言ってしまうことに今日気づいた。

やっぱり休暇中って楽しいって知ってるから、そのときだけはどうしても全部忘れて、楽しんできてねって思うんだよな。

あり、はえ、ごきぶり、くも、ねずみ、ねこ、いぬ、はと

2008年07月13日 | Weblog
2008年06月30日00:45

あり、はえ、ごきぶり、くも、ねずみ、ねこ、いぬ、はと…


日本から遠く離れていても、地形や気候が全く違っていても、ここにいる動物は日本と驚くほど大して変わらないっていうのが不思議だ。
ただ日本より種類が少ないだけ。


らくだとか巨大なトカゲとか、日本にはいない生き物もたまにはいるけど、それよりも日本と共通の動物のほうが多いと思う。


つまり、彼らは相当強い生き物なんだろうなぁ。


人間も相当しぶとくて、世界中にいるけど、日本人とカタール人じゃ見た目も性格も随分違う。

あり、はえ、ごきぶり、くも、ねずみ、ねこ、いぬ、はと達も随分違うんだろうか。
カタールの動物は髭もじゃで豚を食べないとか…(笑)

地面が近かった頃

2008年07月13日 | Weblog
2008年06月29日00:49

昔は体が小さかったから、どんなところでもすり抜けられて、行き止まりなんてないように見えていた世界が、体が大きくなると行き止まりばかりに見える。


同じように、小さかった頃は地面が近くて、地面に触ったり座ったりすることに抵抗がなかったのに、背が高くなるに連れてだんだん地面が遠くなって、地面に触ることが少なくなった。


だから、細いところを縫うようにして走り回ったり、どこでもペタンと座り込んで落ちているもので遊ぶ子供をみているとうれしくなる。

カタールにハリケーン

2008年07月13日 | Weblog
2008年06月19日18:26

「6月20日、カタールにハリケーンが来る!
遠い国オマーンからサウジアラビアを越えて大勢力のハリケーン!
激しい雨と暴風、時にはひょうが降るでしょう。」


そんな、ニュースが現場所員からワーカー全員にメールで送られてきたのが2日前。
それからは、みんなが興奮して
「雨だ!雨だ!」
と理由もなく動き回り、そわそわした。

折りしも、ここ3週間ほどは、例年にないくらい激しくて長い砂嵐の日々。
「この砂嵐もハリケーンの影響か!」
と、無駄にハリケーンという言葉を使いたがる傾向にある僕ら。

「雨が降っても傘を持っていないぞ!」
「いや、xxxxが部屋にあるらしいぞ!」
「マジか。この国で傘をもってるなんて狂ってる!」

みたいな会話がいろんなところで繰り返された。

そして、今日がハリケーン来襲の前日。
ネットで調べても、ニュースを見ても、そんな雲はどこにもありませーん!

新手の迷惑メールに、大規模に引っかかってしまったようだ(怒)

いい言葉

2008年07月13日 | Weblog
2008年06月12日11:10


今朝、現場を歩いていたら、遠くの方から僕を呼ぶ声がした。

振り返ると、拡声器を使って他部署の先輩が叫んでいた。

「お土産ありがとな。あれ、うまかったぞ」

日本からのお土産の饅頭のお礼、その一言を言うために遠くから叫んでくれたその言葉がいい言葉だと思った。

一時帰国

2008年07月13日 | Weblog
2008年05月24日00:14

帰国前日の昨日、オフィスでやけにそわそわしていました。
帰国前ってなぜか落ち着かないんですよね。
机の周りを片づけたり、無駄にメールを読んでみたり。

空港に行く前に、ドーハで大きなジョブ完了記念パーティーをやっていたので、ちょこっと顔を出してお客さんに挨拶して出てきた。
よく考えたら、空港で酔っ払っているのが見つかったら逮捕、罰金、厳重注意、帰国取りやめになっていたので、危なかった。

前は、飛行機に乗ると映画を観たりいろんな物食べたり忙しかったけど、今回はずっと寝続けた感じ。時差6時間を飛び越えて午前2時に寝て起きたら16時だった。胃がもたれている。起きたらもう夕方だったからか、やけにさみしい気分。

携帯に電源を入れると、3か月分の迷惑メールを消す作業に入る。残ったまともなメールなんてほとんどない…。

そんな感じで、一時帰国が始まりました~。

「手紙」、「虹の女神」

2008年07月13日 | Weblog
2008年05月18日18:41

これまでで一番ひどい砂嵐中。
じゃりじゃり。
これが終わるとカタールは夏から真夏へ変わるんでしょうか。


最近、観た映画

「手紙」
やっぱり僕は山田孝之が好きになれない。
なぜだろう。あの、暗くてはっきりしない感じが馴染めない。
沢尻エリカは、ゴージャス過ぎてあの役は辛い感じ。
でも、「手紙ってめっちゃ大切やねんで」って台詞はぐっときた。
関西弁っていいな。


「虹の女神」
上野樹里って最初あんまり好きじゃなかったけど、なかなかこういう現代の素朴な女の子の役うまいな(沢尻エリカと違って)。庶民的。
岩井俊二監修(?)のためか、すごくきれいで好きな場面が多い。
どうせなら監督をして欲しかったな。
蒼井優はうますぎ。
市原隼人は、いつのまにか大物になりつつあると思った。
最初はちっちゃかったと思ったのに。

支え

2008年07月13日 | Weblog
2008年05月12日18:37

プラントはともすれば巨大なアスレチックだ。

強い陽射しと、湿度の高い陽炎のなかで一人このアスレチックを上り下りしていると、小学生だったときの夏休みの昼下がりを思い出す。


こういう環境にいると、新しい歌というのが全く入ってこない。
外からの新しいインプットがない。
そんなときは、大好きなアーティストの曲が大きな支えになる。
何度も何度も同じ曲を聞く。

「支えてくれるもの」っていうのは、歌だけじゃなくて、いろんなことがそういうものな気がする。

砂嵐の休日

2008年07月13日 | Weblog
2008年05月02日17:26

ここ数日、砂嵐が続いている。

今日が一番強い。
雲はないのに、太陽が隠れて暗い。
霧がかかっているようだ。

この砂嵐が終わると、一気に暑くなるらしい。


最近は、一時帰国中の予定を一つずつ埋めていくのが楽しい。
カウントダウンを始めると、時が遅く過ぎるのでなるべく数えないようにしているが、つい数えてしまう。
あと、3週間。

フィギュアの魅力

2008年07月13日 | Weblog
2008年04月11日17:28

今、部屋のテレビの上に小さなガンダムの人形が乗っている。

この前日本に帰ったときに、ワーカー達へのお土産にと思って買ったガチャポンのガンダムだ。
ガチャポンってそれこそ数十年ぶりにやったけど、やればやるでわくわくして楽しかった。
それをワーカーに渡しそびれて、そのまま部屋に飾ったままだ。

テレビの上にあるから、毎日それを見る。
そうすると、不思議なものでそれを見ることが楽しくなる。
楽しいというか、愛らしいというか。

別に、かわいいものでもないし、かっこいいものでもないんだけれど、人形というもの自体が持つ魅力なんだろうか。
見ているとわくわくする。
もっと、見ていたいし、もっと欲しくなってくる。


心が寂しがっているんだろうか。。
フィギュアを集める人の気持ちが、なんかすごく分かる気がする。

もののけ姫

2008年07月13日 | Weblog
2008年04月07日18:25

中学生のとき初めて観たときは、ストーリーを追いきれなくて、ラピュタとかの方がいいやって思っていた。特に以下の点が理解できなかった。

1) 最初に出てきたカヤのところには戻らなくていいの?
2) タタリ神って何?
3) なんでジコ坊とアシタカが戦っているの?
4) なんでジコ坊とエボシが仲間になってるの?
5) なんで石火矢衆が敵に変わってるの?
6) そもそも師匠連って何?
7) シシ神は最後どうなったの?
8) 結局、最後はどうなったの?その後はどうなるの?

初めて観たときから、その後何度か観たけど、今回また観てようやく上の疑問が解けた気がする。

ずいぶん遅いけど、あんまり好きでなかったこの映画すごくいいなぁと思った。てか、最近観る映画はなんでも心に残る。