現在、Bhutanを旅するには1日200ドルを政府に払わなければいけない。
ブータンも国際化に伴って、このルールが次第に緩くなっていくのかと思いきや、来年からは1日250ドルに値上げされるようだ。
理由はいろいろあるんだろうが、ドルジが言うにはリッチでない人、いわゆる格安旅行をしている日本人学生のようなバックパッカーは、ブータンの文化やしきたりを守らず、民衆の信仰の妨げになりかねないからだそうだ。
1日200ドルを払える人ならば、紳士的な可能性が高いというわけだろう。
確かに、ブータンから1日250ドルのルールと旅行会社を通したガイドを伴わなければいけないルールを廃止したら、世界中から、特に日本からの若者バックパッカーが殺到するだろう。
その中で、今のブータンの文化を維持するのは無理だと思う。
一方で、ドルジは日本からの旅行者は老人ばかりだと嘆いているが、それは仕方のないこと。
僕も大学のときにブータンへ行きたかったが、上記の理由で諦めたのだから。
ブータン人は英語が堪能だ。
これが、ブータンに来て最初に驚いたこと。
ブータン人は一般にゾンカ語(中国語に近いように聞こえる)を話すが、英語も公用語。
多かれ、少なかれ、ブータン人は英語を話す。
学校では、理科と数学が英語を使って行われる。
これは、インドなど他の国では当たり前に行われていることだが、日本ではまだまだ一般的ではない。
このせいで、海外でエンジニアリング関連の仕事をすると、その手の言葉を英語で一から覚えないといけないため大変だ。
これに対して、インド人や東南アジアの人たち、アラブの人たちは元々英語で勉強しているため語彙が豊富でどうしても会議の場などで不利だ。
表現力豊かな日本語で考える力を養うのも大切だと思うが、「相対性理論」など、もともとなかった日本語をがんばって作って覚え、さらに改めて英語の言い方を学ぶというのは、二度手間で無駄があるようにも思う。
でも、日本が技術立国である所以の一つは、日本語でものを考えることにあるような気もするし…。
ブータンでは、大学進学率が上がっている。
ブータン内には数えるほどしか大学がないので、ブータンの大学にいけない人はインドやネパールの大学へ行く。
大学を卒業すると、そのプライドから農業に従事する人は少ないそうだ。
人気の職業は公務員。
次いでサラリーマン。
これらの職にありつけない人は、旅行ガイドや商店を営むそうだ。
そのせいで、農家の人口はどんどん下がる。
他の国と同様、ブータンという国も大きく変わろうとしている時期なんだ。
どうやら、一人旅の楽しみ方をずいぶんと忘れてしまっていたようだ。
というよりも、二人旅の楽しさを知ってしまった。
以下、一人旅の利点と欠点。
<利点>
*何をするにも自由。
*何かをするとき、その結果失敗することに対して相手への影響や気持ちを考える必要がない。
<欠点>
*写真を撮るときや何かに参加するときなど、仲間がいたほうが積極的になれる。
*食事で、最初の一言「おいしい」を言う相手がいない。思いついたことを話す相手がいない。
*きれいなものを見たり、感動したりしても共有することができないため、つい写真に残そうと思い多く撮ってしまう。結果的に伝わらないことが多いのに。
僕は、写真が好きなんじゃなくて、自分がきれいだと思うものを作ることが好きなんだ、と思った。
バンコクである絵葉書を見てそう思った。
その絵葉書は、背景は白黒で中心にいる子供モンクだけがカラーになっている。
加工している写真なんだけれど、きれい。
写真家に言わせればそんなものは邪道なんだろうけど、「きれいなもの」という点で言えばこれはこれで一つの作品だと思う。
高校のころは、よく撮ったデータをパソコン上で加工したり、写真そのものを切った貼ったして画用紙に貼り付けたりして自分のきれいだと思うものを作っていた。
最近は、どうも写真そのものにこだわっていたように思う。
写真は写真。
それをどう扱おうが僕の自由。
帰ったら一枚の写真でいろいろ遊んでみようと思った。
そうだ。この旅行中、腹筋をがんばろう。
ブータンも国際化に伴って、このルールが次第に緩くなっていくのかと思いきや、来年からは1日250ドルに値上げされるようだ。
理由はいろいろあるんだろうが、ドルジが言うにはリッチでない人、いわゆる格安旅行をしている日本人学生のようなバックパッカーは、ブータンの文化やしきたりを守らず、民衆の信仰の妨げになりかねないからだそうだ。
1日200ドルを払える人ならば、紳士的な可能性が高いというわけだろう。
確かに、ブータンから1日250ドルのルールと旅行会社を通したガイドを伴わなければいけないルールを廃止したら、世界中から、特に日本からの若者バックパッカーが殺到するだろう。
その中で、今のブータンの文化を維持するのは無理だと思う。
一方で、ドルジは日本からの旅行者は老人ばかりだと嘆いているが、それは仕方のないこと。
僕も大学のときにブータンへ行きたかったが、上記の理由で諦めたのだから。
ブータン人は英語が堪能だ。
これが、ブータンに来て最初に驚いたこと。
ブータン人は一般にゾンカ語(中国語に近いように聞こえる)を話すが、英語も公用語。
多かれ、少なかれ、ブータン人は英語を話す。
学校では、理科と数学が英語を使って行われる。
これは、インドなど他の国では当たり前に行われていることだが、日本ではまだまだ一般的ではない。
このせいで、海外でエンジニアリング関連の仕事をすると、その手の言葉を英語で一から覚えないといけないため大変だ。
これに対して、インド人や東南アジアの人たち、アラブの人たちは元々英語で勉強しているため語彙が豊富でどうしても会議の場などで不利だ。
表現力豊かな日本語で考える力を養うのも大切だと思うが、「相対性理論」など、もともとなかった日本語をがんばって作って覚え、さらに改めて英語の言い方を学ぶというのは、二度手間で無駄があるようにも思う。
でも、日本が技術立国である所以の一つは、日本語でものを考えることにあるような気もするし…。
ブータンでは、大学進学率が上がっている。
ブータン内には数えるほどしか大学がないので、ブータンの大学にいけない人はインドやネパールの大学へ行く。
大学を卒業すると、そのプライドから農業に従事する人は少ないそうだ。
人気の職業は公務員。
次いでサラリーマン。
これらの職にありつけない人は、旅行ガイドや商店を営むそうだ。
そのせいで、農家の人口はどんどん下がる。
他の国と同様、ブータンという国も大きく変わろうとしている時期なんだ。
どうやら、一人旅の楽しみ方をずいぶんと忘れてしまっていたようだ。
というよりも、二人旅の楽しさを知ってしまった。
以下、一人旅の利点と欠点。
<利点>
*何をするにも自由。
*何かをするとき、その結果失敗することに対して相手への影響や気持ちを考える必要がない。
<欠点>
*写真を撮るときや何かに参加するときなど、仲間がいたほうが積極的になれる。
*食事で、最初の一言「おいしい」を言う相手がいない。思いついたことを話す相手がいない。
*きれいなものを見たり、感動したりしても共有することができないため、つい写真に残そうと思い多く撮ってしまう。結果的に伝わらないことが多いのに。
僕は、写真が好きなんじゃなくて、自分がきれいだと思うものを作ることが好きなんだ、と思った。
バンコクである絵葉書を見てそう思った。
その絵葉書は、背景は白黒で中心にいる子供モンクだけがカラーになっている。
加工している写真なんだけれど、きれい。
写真家に言わせればそんなものは邪道なんだろうけど、「きれいなもの」という点で言えばこれはこれで一つの作品だと思う。
高校のころは、よく撮ったデータをパソコン上で加工したり、写真そのものを切った貼ったして画用紙に貼り付けたりして自分のきれいだと思うものを作っていた。
最近は、どうも写真そのものにこだわっていたように思う。
写真は写真。
それをどう扱おうが僕の自由。
帰ったら一枚の写真でいろいろ遊んでみようと思った。
そうだ。この旅行中、腹筋をがんばろう。