オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

縁起のよい木

2009年01月10日 | 植物
1月なので、今日は縁起のよい木「ユズリハ」を紹介します。

「譲葉の茎も紅(あかね)さすあしたかな」という歌があります。

ユズリハの特徴である赤い葉柄(ようへい)と、
西空を赤く染める夕日をひっかけて、うまく表現されています。

〈冬は葉の緑もより濃い感じで赤が目立ちます〉

常緑広葉樹で葉には光沢があり、濃い緑色で葉と枝をつなぐ軸(葉柄:ようへい)
の部分が赤みを帯びますので、他のものと大変区別もつきやすい木です。

春~初夏にかけて新しい葉が開いた後、古い葉が枯れ落ち、
その姿がまるで古い葉が新しい葉と交代する(譲る)ように見えることから、
この「ユズリハ」の名があります。

〈花の咲いている6月ですが、上が新しい葉、下の葉がこれから譲る親の葉です〉

普通の常緑樹に比べ、新旧の葉の世代交代がはっきりしているのが特徴です。
この様子が親(古い葉)と子(新しい葉)が世代交代を繰り返し、
家が続いていく(樹が成長していく)「子孫繁栄」に見立てられ、
謙譲の美徳がたたえられ、縁起の良いめでたい木とされています。
お正月の飾りにも使われます。

常緑樹を植える際は候補に挙げたい樹木のひとつです。

ユズリハのような謙譲の美徳、見習いたいと思います。

ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報


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