オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

どんぐりを知ろう!

2008年09月12日 | 環境
どんぐりとは
学術的にはコナラ属・クリ属・シイ属・マテバシイ属・ブナ属などの
ブナ科の木に育つ種子を総称してどんぐりと呼んでいます。
なんと世界には6属600種類以上、日本には20種類くらいあります。


あなたは何種類のどんぐりを知っていますか?

日本にある20種類のどんぐりには落葉樹と常緑樹のものとがあります。
また、花が咲いて受粉してその秋に実のなるものと
2年かけて翌年の秋に実るものがあります。


宮脇昭先生を知ってから、かなりどんぐりに詳しくなりました。


常緑樹のどんぐり
スダジイ(2)、マテバシイ(2)、シリブカガシ(2)
ツクバネガシ(2)、ウバメガシ(2)、アラカシ(1)
シラカシ(1)イチイガシ(1)、ウラジロガシ(2)
ツブラジイ(2)、アカガシ(2)、オキナワウラジロガシ(2)

落葉樹のどんぐり
カシワ(1)、ミズナラ(1)、コナラ(1)、ブナ(1)
イヌブナ(1)、クヌギ(2)、アベマキ(2)
ナラガシワ(1)

※( )内の数字は、(1)は1年で、(2)は2年で実るものです。

地域により見られるどんぐりは限られています。


どんぐりのぼうしを専門用語で殻斗(かくと)といいますが
どんぐりの種類によって、うろこ状のもの、縞状のもの
また、スダジイは殻斗に包まれていて
成熟すると殻が3つに裂けて実がこぼれてきます。


私が、近くで撮影したどんぐりを紹介します。

【マテバシイ】

最近では公園などによく植えられています。
2年かけて実が実るため、9月後半にはこのように茶色になっています。
実が大きく、殻斗はうろこ状です。



【シラカシ】

アラカシ・シラカシなど生垣にもしますが
公共建築物の周りの植栽としてもよく利用されています。

開発公社の前にも植えてありました。
常緑樹で1年で実をつけ、殻斗は縞状です。



【スダジイ、シイノキと呼んだりしています】

曇りのうえ、かなり遠くてぶれています(すみません)
関東地方に多いどんぐりですが、実は殻に包まれており
成熟すると、上の部分が3つに裂けてきます。

小さいころ裏庭のシイの実を拾って食べました。
(年がばれそう~田舎育ちです)



【クヌギ】

クヌギは何といっても、もじゃもじゃヘアーが可愛いですね。
すぐに虫が付くことと、木も大きいので撮影が難しかったですが
この写真は大島公園でした(8月後半頃の様子)



【コナラ】

コナラは落葉樹で1年で実をつけるどんぐりです。
写真は9月初めですが、だんだん大きくなり茶色になってきます。
大島公園でも見られます。



9月9日のブログでも紹介しましたが、
森づくりのためには、その地域の植生を知ることが重要です。
そのキーワードになるのがどんぐりなのです。

どんなどんぐりが自生しているかを調べれば
それらが、森づくりの大事な主木となるわけです。


宮脇昭先生の森づくりは
その地域に合った植生を調べ、それらのどんぐりの実を拾い
タネを蒔いて苗木として育てることからはじまっているのです。




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