
トレニアの花を すこし観察してみました。
トレニアの唇形花は、上2枚の花弁(上唇弁)と
下3枚の花弁(下唇弁)がそれぞれ不明瞭に合着しており、
下唇弁の内側には鮮やかな黄色の斑紋があります。
雄しべは 上側に 2本が 蟹の鋏のように 立っています。
それらに橋渡しするように 斜めにもう一本 雄しべがあって、
これらは長い葯(花粉を入れている袋)をささげています。

この画像では 上で 2本 門柱のように立っていた 雄しべが
アーチ状になって くっついてしまっています。
どうも 花粉を出し切ると、このように アーチを作るようです。

上の2本の雄しべが 両側から ぴったりくっついて
アーチを 作っています。
中央の 唇形の白いのが 雌しべです。

この唇形の雌しべは 受粉に成功すると、
閉じてしまうそうです。
柱頭運動反応 といって、
触っただけでも 柱頭は閉じるそうです。

横から 筒の長さが分かる図を・・・
けっこう 奥行きが深いことが分かります。