アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モクゲンジ (5) - 安城総合運動公園

2018-06-29 21:59:03 | みんなの花図鑑
今日、手持ちの一眼レフ(EFマウント)用
エクステンションチューブ・セットが Amazon から
送られてきたので、 モクゲンジの花で
テストしてみました。


最初の1枚だけ 雄花です。
雄花の特徴として 長い雄しべが 8本(といわれてます)伸びています。
その反対方向に 黄色い花弁が伸びています。
花弁の基部には赤い(付属体と呼ばれる)鮮やかな縁取りがあります。
モクゲンジは 雌雄同株ですが、
一つの株では、まず、雄花が咲き誇ります。



これ以降は 雌花 についておさらい です。
画像は 雌花の初期の形状です。
ココア色をしたドーナッツは
雌花の中にある 雄しべのなごりで、
別名 不完全雄ずい と呼ばれたりします。



雌花も、時期が来れば、雄花同様、
花弁の付け根に 付属体と呼ばれる 赤い縁取りを付けます。
ドーナッツ形をしていた雄しべの名残りも、
分離独立して 成長していますが、
中心部の 雌しべ のほうが それより成長が早くなってます。



子房が 三角錐の形になってきました。
このころになると 雌花の花弁は剥がれ落ちていきます。
花弁がなくなると 内側の雄しべが顔を出します。
雄しべの根元は 細かい毛がいっぱい付いてます。



さらに三角錐になってきた子房。
このころになると、雄しべも枯れたようになり、
地面に落っこちていきます。



(途中省略して)若い果実ばかりになった枝先です。

エクステンションチューブの使用感想
被写体深度が浅い!
絞って 深度を深くしたいが、そうすると
露出時間が長くなり、手持ちでは ブレまくる。

キカラスウリ - 愛知県安城市

2018-06-29 20:09:44 | みんなの花図鑑

カラスウリの花は 何か所かで見ていますが、
花は夜だけ開きます。
この写真は 午後3時過ぎに撮ったものです。
日本でよくみられるものは、
カラスウリ、キカラスウリ、モミジカラスウリ
の3つといわれてます。
そのうち、カラスウリは 昼間には萎んでしまっているので、
候補から外れます。



昼間も咲いているのは キカラスウリか、
モミジカラスウリ のどちらかとなりますが、
葉で区別できます。
モミジカラスウリの葉は 切れ込みが深いですが、
キカラスウリは 切れ込みは深くありません。
あと、後でわかったのですが、
モミジカラスウリの分布は 紀伊半島以西 とか。
よってこの花は キカラスウリ ということになります。



それにしても、キカラスウリの花、
レースがとても綺麗ですね。
この花は 雄花 ですが、
雄花のほうが 雌花より
レースが華やからしい。



キカラスウリの塊根から採れるデンプンが、
江戸時代には天花粉(てんかふん 天瓜粉とも)
の名前で、ベビーパウダーとして使われていた。
いや、江戸時代どころか、戦後世代の私だって、
何を隠そう「テンカフン」をつけてもらって
育ってるのだ (+o+)



実生から開花するまで 3年かかるという。
近くに 雌花があればよいのだが。