アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ムクゲ - 愛知県安城市

2018-08-13 20:45:12 | みんなの花図鑑

アオイ科の花、その2 。
すぐ近くで咲いていた 八重の ムクゲ。



内側の ひらひらした花びらが
キョウチクトウの 副花冠 のようで、豪華。



自宅にも ムクゲは 何本かあるが、
八重ではないので 撮ろうという気が起きない。



副花冠の 天衣無縫な光との戯れ。



同じ株だけど、 副花冠に当たる部分がほとんどない
花序。
シベが可愛い。


ムクゲ - 岡崎平野

オニドコロ(雌花)- 愛知県岡崎市

2018-08-13 09:52:18 | みんなの花図鑑

オニドコロは 雌雄異株。
これは 雌株の雌花。
ツルは下向きに伸びるが、
花は 上を向いてつく。



受粉したものから 子房が大きくなっていく。
翼は 3室。



左側のような状態から、 右のように成長する。



下向きの茎から 上向きの軍配を出すのだから、
ツルのつけ根のところは くるっと半回転している。
果皮が枯れて 割れると、翼をもった種子が
風に乗って遠くに飛ばされるという 意匠 だ。



出来始めは 下向きのものが多い。
成長とともに 反り返るということか?


オニドコロ(雄花)- 愛知県岡崎市

2018-08-13 09:36:53 | みんなの花図鑑

オニドコロ は トコロ(野老)の代表種。
オニドコロ は 雌雄異株。



雄花序は 立ち上がる。
(雌花序は 垂れ下がる)



花弁は (東京都の紋章みたいに)6裂。
渋い薄黄緑色。



花って不思議。
茎の一部が 変形して 葉や 花に成長していくのだから。



左が 雄花。右の 軍配のようなのが 雌花。
雄花序は直立して枝を分けるが、雌花序は垂れ下がり枝はない。

ショウジョウソウ - 岡崎平野(2)

2018-08-13 08:13:02 | みんなの花図鑑
きのうにつづいて、
別地点の ショウジョウソウの花序 です。
気になって仕方がないもので m(_ _)m

ショウジョウソウ は トウダイグサ科を理解するのに、
大きさが 打ってつけです。

まず、(↑ 中央部分) 真っ赤な苞葉の付け根から
雌しべが顔を出そうとしているところです。
驚くべきことに、雌しべは つぼ形の 苞 が 体の一部を
変形させて産出しているようなのです。
(マグマの中から マグマ大使が生まれるように (´∀`))



この写真も 右手(上側)に 生まれようとする雌しべの柱頭が
顔を覗かせています。
右手(下)にも 雌しべが生まれています。こちらは
柱頭はすでに生まれ、それを子房が(自らを作りだしながら)
押し上げているところのようです。



雌しべ(柱頭と子房)は成長すると、
本体の総苞には収まりきれないので、
飛び出してぶら下がるような恰好をとります。
すると、雄しべが成長を始めます。
(米粒みたいな2つの葯を頭に乗っけてるのが 雄しべです)

もうひとつ面白いのは、
蜜をたくわえる(分厚い唇のかたちをした)腺体ですが、
この花序には 2つあります!



雄しべが伸びるときには、
雌しべは もう受粉を終わっています。
蜜腺は 雄しべの花粉を 他の花に 運んでもらうために
この時期 蜜を出します。