きのうにつづいて、
別地点の ショウジョウソウの花序 です。
気になって仕方がないもので m(_ _)m

ショウジョウソウ は トウダイグサ科を理解するのに、
大きさが 打ってつけです。
まず、(↑ 中央部分) 真っ赤な苞葉の付け根から
雌しべが顔を出そうとしているところです。
驚くべきことに、雌しべは つぼ形の 苞 が 体の一部を
変形させて産出しているようなのです。
(マグマの中から マグマ大使が生まれるように (´∀`))

この写真も 右手(上側)に 生まれようとする雌しべの柱頭が
顔を覗かせています。
右手(下)にも 雌しべが生まれています。こちらは
柱頭はすでに生まれ、それを子房が(自らを作りだしながら)
押し上げているところのようです。

雌しべ(柱頭と子房)は成長すると、
本体の総苞には収まりきれないので、
飛び出してぶら下がるような恰好をとります。
すると、雄しべが成長を始めます。
(米粒みたいな2つの葯を頭に乗っけてるのが 雄しべです)
もうひとつ面白いのは、
蜜をたくわえる(分厚い唇のかたちをした)腺体ですが、
この花序には 2つあります!

雄しべが伸びるときには、
雌しべは もう受粉を終わっています。
蜜腺は 雄しべの花粉を 他の花に 運んでもらうために
この時期 蜜を出します。