アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒロハフウリンホオズキ - 堀内公園(安城市)

2018-08-22 22:36:03 | みんなの花図鑑

これは 公園の花壇の中にあったのですが、
農道の畦に これからいっぱい咲きます。



ヒロハフウリンホオズキとよく似た植物に
センナリホオズキ があります。
ヒロハフウリンホオズキは薄黄色の花で、花の内面中央が褐色を帯びます。
センナリホオズキは、花の内面中央に 濃紫色の斑があります。



ヒロハフウリンホオズキは 宿存萼の脈が褐色に色づく。



センナリホオズキのほうは この毛細血管みたいな褐色の筋がない、
果実があれば 一目瞭然。


ヤブガラシ - 愛知県岡崎市

2018-08-22 20:23:45 | みんなの花図鑑

昨日につづき、ヤブガラシの花 です。
午後3時近くの 撮影です。
黄色い葯をつけた雄しべ と 黄緑色の花被片(花びら状のもの)が付いています。



ある記事には 「朝開花すると
4個の淡緑色の花弁と黄色い葯をつけた雄しべは
午前中に落ちてしまう。」
とあるのですが・・・



あるいは
「開花後 2,3時間(記事によっては 3~5時間)後、
雄しべと 花被片は 脱落する」
とあるのですが・・・
↑写真で 左手の花は 花被片がすべて落ち、 雄しべも1つ 落ち
2つ目がまさに 脱落しようとしています。



そもそも、花が 朝 開花するというのは 本当なんでしょうか?
たとえば、午前8時に開花するとして、
午後2時は もう 6時間経過しています。
ネットの記事によるならば、ほとんどの
雄しべと 花被片は落ちていてよいはずです。
ですが、・・・ 実際は こんなに 残っています。
この件については、
もっとよく観察する必要がありそうです。



それから、茎に 水滴のような粒(つぶ)が2,3付いていますが、
これは 蜜の皿(花盤)から零れ落ちた蜜ではありません。
これも ネット上に記事では あいまいなままのものが多いようです。


ヤブガラシ - 猿渡川(安城市)

2018-08-22 07:38:23 | みんなの花図鑑

ブドウ科の ヤブガラシの 花 です。
葯(花粉の入った袋)をつけた雄しべが 5本。
黄緑色の 花被片(花弁でも萼片でもないので 花被片といいます)が垂れ下がっています。



開花直後は 花被片は横に開いています。
ローソクのような 花柱 はまだ背が低いです。
(となりに 背の高いピンク色の花があります。)
開花して 2~3時間だけが 雄しべの活動期です。



ローソク台のような部分を 花盤(floral disc)といいます。
ここに蜜がたまっています。



これは どういう状態か 撮った私にも説明できませんが、
花被片がまだ 雄しべを覆っているようにもみえるので
もしかして つぼみから開花したての花でしょうか...



雄性期の 花は 雄しべと花被片があり、花盤もオレンジ色をしていますが、
やがて まず雄しべが剥がれ落ち(右手のピンクの花)
つづいて 花被片も脱落し、
代わって 花柱が成長します。
そのころには 花盤は ピンク色になります。