アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤブガラシ - 岡崎平野

2018-08-02 18:14:33 | みんなの花図鑑

農家のマキノキの生け垣に 絡みついていました。
ヤブガラシの花は 咲きはじめは花柱が短く、
雄しべと 黄緑色の花被片(花弁でも 萼片でもないので 花被片)がついているのですが、
ほどなく花柱が伸びだし、雄しべと 花被片は 脱落してしまいます。
上の写真の 左側の花は 雄しべと 花被片がともに 付いています。
写真の 左の花は 花被片は落ち、雄しべは ついている段階です。



花被片、雄しべが落ちるころ、花柱が伸びだし、
皿のようになった オレンジ色の 花盤(floral disc)に 蜜をたたえます。



ギザギザに折れ曲がったツル茎の ところどころに
水滴のような球がついています。
これは 花盤からこぼれた蜜なのでしょうか?



花盤から こぼれた蜜ではなく、
「真珠体」 という別種の分泌物らしいです。

ここに すごく詳しい論究があります↓

ヤブガラシの謎の球体の正体


トキワハゼ - 岡崎平野

2018-08-02 17:27:22 | みんなの花図鑑

8月の田の畦 シリーズ、第7弾?
トキワハゼ は よく サギゴケ と比較されます。
春にこれらの花に出会うと、 どっちだったか
よく迷います。
どちらも唇形で 花だけでは区別が難しいです。




ところが、 今の時期 区別は簡単!
今の時期、咲いてたら それは トキワハゼ なんです。
トキワハゼは 春から秋まで 「ずっと咲いている」ので 「常盤」なんです。
それと、春、咲き始めのころより、立ち上がって咲いてるでしょ。
サギゴケのほうは 今盛んに 地面を這って 広がっています。
なので、
春に トキワハぜ か サギゴケ か判らなかったら、
夏まで 待ってみましょう (´∀`)


イヌタデ - 岡崎平野

2018-08-02 15:56:42 | みんなの花図鑑

8月の田んぼ(休耕田)の草。
一面に 赤まんま が育っている。



この前あたりから、花が咲きだしているが、
上から下へとか 下から上へとかの規則性は
無いようだ。



白い4枚の 花被片(萼片とか 花弁 といわない)のなかに、
いくつかの雄しべと 花柱が3つに分かれた雌しべが見える。



花被片も 蕊も みな白色なので、
写真ではよく分からない。



こんな虫が 乗っかっていた。
クモとも違うようだし・・・
これは 何でしょう (´∀`)


コシロノセンダングサ - 岡崎平野

2018-08-02 15:31:01 | みんなの花図鑑

この暑さで、路傍の雑草も 生き残れるか 試されているみたいです。



コシロノセンダングサも 田んぼに近いほど 元気なように見えます。



センダングサは キク科。
黄色い部分が 筒状花。
白い部分は 舌状花。



白い花弁がなく 筒状花ばかりの コセンダングサ もある。
花のときは 区別できても、
果実(ひっつき虫)になると、素人にはまったく区別ができない。


スベリヒユ - 岡崎平野

2018-08-02 15:23:10 | みんなの花図鑑

田の畦シリーズの 応用編で
道ばたの草、スベリヒユ。



暑さのせいで、野の草が立ち枯れ状態です。
たとえば、クズ。
そして、唯一のゴボウも 今日見たら 立ち枯れていました (◞‸◟)
地面が温泉のように熱いのですから、仕方ありません。



スベリヒユはスベリヒユ科スベリヒユ属。
スベリヒユは 多肉植物的であり 乾燥に強い雑草です。



山形県では「ひょう」と呼び、
茹でて芥子醤油で食べる一種の山菜
として扱われており、
干して保存食にもされた。(wiki)



なぜ スベリ というのかというと、
むかしは これを茹でたんです。
茹でたときに 葉っぱが ぬるっと
するさまからと考えられています。