
農家のマキノキの生け垣に 絡みついていました。
ヤブガラシの花は 咲きはじめは花柱が短く、
雄しべと 黄緑色の花被片(花弁でも 萼片でもないので 花被片)がついているのですが、
ほどなく花柱が伸びだし、雄しべと 花被片は 脱落してしまいます。
上の写真の 左側の花は 雄しべと 花被片がともに 付いています。
写真の 左の花は 花被片は落ち、雄しべは ついている段階です。

花被片、雄しべが落ちるころ、花柱が伸びだし、
皿のようになった オレンジ色の 花盤(floral disc)に 蜜をたたえます。

ギザギザに折れ曲がったツル茎の ところどころに
水滴のような球がついています。
これは 花盤からこぼれた蜜なのでしょうか?

花盤から こぼれた蜜ではなく、
「真珠体」 という別種の分泌物らしいです。
ここに すごく詳しい論究があります↓
ヤブガラシの謎の球体の正体