イヌホオズキの仲間は 開花時期が長いですね。
夏にも たくさん咲いていたけど、
最近は 紫色の花のイヌホオズキの仲間が 田の畦にいっぱいです。
最近の花は 裏から見ても紫色で、いかにも ナス科 の風情です。
雄しべの葯部分と それを支える部分の 写真メモです。
果柄は 1本を除き、ほぼ一点から出ている様子。
萼片は 大きめで、特に反り返ってはいません。
まだ緑色の果実ですが、表面に艶があります。
果実 光沢 蕚 果 柄
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イヌホオズキ :球形~縦長 なし 軽く反り返り、梅の花型のような形 果柄が長い
オオイヌホオズキ : あり (アメリカイヌホオズキに 似る )
アメリカイヌホオズキ:整った球形 あり ぺたっと貼りつく おおむね一点から出て見える
テリミノイヌホオズキ : 横長 強 強く反り返る
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萼片は 反り返らないほうなので、 オオイヌホオズキか アメリカイヌホオズキ が候補に挙がります。
果皮は、果肉と密着しているのですが、皮をむいて中を見てみました。
さらに、2つに割った 断面の模様。
さて、種子の数ですが、合計 96 個でした。
今回は 球状顆粒らしきものも 確認できました \(^o^)/
果実 種子の数(平均) 球状顆粒の数
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イヌホオズキ :22〜53個 (34)、 なし
オオイヌホオズキ :69〜110個(78)、 4〜10個
アメリカイヌホオズキ:60〜118個(83)、 4〜10個
テリミノイヌホオズキ : 30〜67個 (38) 、 1〜4個
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種子は 96個 なので、この個体は (蕚が果実にペタッと貼りついていないところをオミットすれば)アメリカイヌホオズキ でしょうか。