アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

スイフヨウ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-28 17:39:30 | みんなの花図鑑

スイフヨウとフヨウのちがいは フヨウの花は 一日中 色を変えないが、スイフヨウは朝は白く、だんだんピンクに変化するという 花のちがいで、こういう果実の状態では 区別できないんじゃないかと... 素人なので、思います。




でも、「スイフヨウ」の銘板があったので 酔芙蓉としておきます。




スイフヨウ アオイ科。
花期8~9月 
果期 10月~11月。
種子が顔を出しています。




花の後にできる実は「さく果」、熟すと下部が裂け、種子が散布される。




実は5片の萼に保護されているが、果実が成長するにつれ萼は次第に開き反り返る。




萼の下の細いのは苞葉(副萼)。



カミヤツデ - 愛知県東浦町

2018-12-28 11:58:31 | みんなの花図鑑

カミヤツデは 「神八つ手」ではなく 「紙八手」。
「幹の髄から造花などの材料である通草紙(つうそうし)が作られ、これが和名の紙の由来となっている。」(三河植物観察)




で、葉も枝も、果実も、とにかく毛むくじゃらなところが面白い。



果実拡大。




果柄拡大。




枝も細かい毛がびっしり。




基幹に近いほうの枝。




毛のない、木肌の 模様も見事。



樹皮に穴が開いていて、蓋がついているものと 落ちてしまったものとある。




石窟みたいだ。




コブシ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-28 08:54:44 | みんなの花図鑑

コブシの花芽は芽麟に包まれている。
花芽はハクモクレンのように首を持ち上げず、枝の方向に向くので、上向きだけでなく、横向きや斜め下向きなどが見られる。



芽麟は鱗状ではなく銀白色の毛に覆われている。




花芽の基部付近にに小さな托葉がある。
これは開花と同時に芽生え花の底部につく一枚の葉となる。コブシの特徴。
托葉の直下にV字形の葉痕が見える。




花芽を覆う毛はコブシは毛が立ち、ハクモクレンの方は毛が先端方向に寝ている。




コブシの名は種子が生長して果実の表面が盛りあがり、人のこぶしのように見えるところからついた名とされています。



ネコヤナギ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-28 07:55:19 | みんなの花図鑑

於大公園の池の縁に植わっている ネコヤナギ。




これから本格的な冬だというのに、早くも 防寒帽子(芽鱗)を脱ぎ始めています。




ここは 陽だまりなので、もう春ということでしょうか。




ネコヤナギは 雌雄異株。




雄花序は長さ3~5cmと大きめで、雌花序は長さ2.5~4cmとやや小ぶりです。