
平成の小径には たくさんの種類の ツバキが植わってます。

ただ 花が咲いていたのは この株だけでした。

「稲負鳥」と銘板がありました。どう読むのだろ?

「稲負鳥」でググると、こういう解説がありました。
「古歌に多く詠まれた鳥の名。稲刈りどきに飛来する秋の渡り鳥といわれるが、古来不明とされ、具体的になんの鳥をさすか明らかではなく、古今伝授(『古今和歌集』の解釈の秘伝)の「三鳥」(百千鳥(ももちどり)、呼子鳥(よぶこどり)、稲負鳥(いなおおせどり))の一つとされている。」(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)

この古歌に多く詠まれた「三鳥」(百千鳥(ももちどり)、呼子鳥(よぶこどり)、稲負鳥(いなおおせどり))がそっくりそのまま、ツバキの園芸品種名に使われているようです。
「三鳥」は、1841年の「古今要覧稿」に載る江戸期からの古典品種ということです。