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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

穭稲(ひつじいね)‐ 光るイネ科

2021-12-27 08:04:37 | みんなの花図鑑
(朝起きたら、庭に雪が積もってました。
 この冬初めての雪です。)



昨日のメリケンカルカヤのつづきで「光るイネ科」第2弾、「イネ」です。



このイネは、秋の刈り取りの終わった後、耕さなくてそのまま残っていた切り株からまた出てきた稲穂です。



二番穂」という呼び方が分かりやすいと思うのですが、
(ひつじ・ひつち・ひづち)とか
穭稲(ひつじいね)
という呼び方がWikipediaに載ってます(wiki「稲孫」)



木の切り株や根元から生えてくる若芽のことを「(ひこばえ)」というのですが、これをイネにあてはめ、
「樹木ではないが、刈り取った稲の株から生える、稲の蘖(ひこばえ)に相当する芽を(ひつじ)と呼ぶ。」



むかしは 稲刈りが終わったら、切り株を掘ってました。
私は使ったことないのですが、
「株を削り根を掘る(しゅをけずりねをほる)」
という表現があるそうで、意味は
《「戦国策」秦策から》災いの原因などを、残すところなくすべて取り除く。
という意味だそうで、最近は切り株掘りはしないので災いがいつまでも続いてる?と考えると恐ろしくなります。
でも、冬の水田に水を張るなんてこと、昔はしてなかったですよね