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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

メタセコイアと落羽松 - 似たもの同士

2021-12-16 09:35:28 | みんなの花図鑑
メタセコイア

メタセコイアの名は 「常緑樹であるセコイア に似た木の化石としてメタセコイ アは発見されました。 そこで発見者は、ギリシャ語で、「後の・変 わった(meta)」と「セコイア(sequola)」を合われて名付けました。」(「メタセコイア」pdf)




樹形は先のとがった槍型がほとんどです。












葉も対生で整然としています。



対生とは枝の同じ節から左右対称に葉が出ることですが…




メタセコイアは小葉もまた対生に出ています。

(追記)
メタセコイアは複葉だと思ってましたが、実は小葉みたいな細い一枚一枚が葉なのだそうです。
葉の根元をよく見ると、対生ですが、上下で対生の面がずれています。
1つ飛ばしで、同じ位置に葉が付いています。
したがって、メタセコイアは複葉ではなく、「小さな細長い単葉が枝に十字対生している」ことになります。
でも、「葉は1枚の単位で落葉する。」と考えれば、メタセコイアは十字対生する小葉を持った複葉になります。





ラクウショウ(落羽松)

落羽松の名は「細かい葉がびっしりと水平に並んでつく枝を鳥の羽に見立て、秋になると、その羽状の葉が枝ごと落下することから」(あきた森づくり活動サポート「樹木シリーズ177 ラクウショウ」 )
落羽松の別名は、 沼杉(ヌマスギ)です。湿地に生えることが多いので。




先ほどから、出てきてますが、落羽松の実は独特です。




落羽松の実にはたくさんの油分が含まれています。
下に落ちている果実を拾うと分かりますが、手に油がべっとりつくことがあるのでご注意を。












メタセコイアの葉が対生だったのに対し、落羽松の葉は互生です。枝から葉が交互に出ています。
左右対称ではないので、いささかごちゃごちゃした感があります。