![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/00/609f0dd7f8e3f6d6b0d5f642d5b0e967.jpg)
安城デンパークにて。
クロヤナギはネコヤナギの雄株の突然変異種なんだそうです。
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変異種といっても、学名は ネコヤナギもクロヤナギ(雄株)も Salix gracilistyla で同じです。
ですから、種が変わったのではないのです。
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ふ~む、確かに黒いですねぇ
どこが黒いのでしょう?
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ネコヤナギが白いモフモフをつけているのに対し、クロヤナギはモフモフが黒いのです。
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このモフモフの正体は 雄しべを覆う「苞」から出ている毛なんだそうです。
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ネコヤナギの雄花
(小学館 園芸植物大事典より)
(続・樹の散歩道「ヤナギの花序のふわふわの毛は何に由来するのか」より)
この毛の色が白いか黒いかで穂全体の色が変わるということらしいです。
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なので、モフモフの上に おしべが伸びてくると(おしべは変異してないので) ネコヤナギと同じ花になります。
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クロヤナギも含めネコヤナギの雄しべの葯は 赤く、また花粉は 黄色です。