3月中旬、ソメイヨシノよりちょっと早く咲く桜とサクランボを取り上げ、比較してみます。
サクランボは「暖地桜桃」@安城市EB地区
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d4/cab23f8a3bf65bf7bc5a2a69528b87a3.jpg)
まず、サクランボです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b1/bcb1f3ae0fc41622a70cc1c493c2c3cf.jpg)
先日もサクランボをとりあげましたが、サクランボ(実桜)には セイヨウミザクラの系譜とシナミザクラの系統があり、俗にサクランボと言っているものの大部分はセイヨウミザクラです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/5d/d984671a3cc08d81531799f478823194.jpg)
しかしセイヨウミザクラは寒冷地を好む果樹です。関東よりも暖かい地域では 実が落下してしまうため、 育てるのはとても困難です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/52/14af10a1bed0c7669ef7c528dea3fc00.jpg)
太平洋岸の暖かい地域でサクランボと言ってるのはほとんどがシナミザクラ、いわゆる「暖地桜桃」でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/83/3da01bd79cdb5d42f5d18475d1960fd6.jpg)
先日の暖地桜桃はピンクが混じっていましたが、この株は別の品種のようで、花弁はほとんど真っ白です。
サクランボの花は、サクラと比較して、シベが長いのが特徴です。
3月15日撮影
サクラは「エドヒガンザクラ」@安城デンパーク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/07/7d0568be100d84f109adf9959379861b.jpg)
「エドヒガン」の名は江戸でお彼岸のころ咲くことから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/fd/27849488dce5b4ca922d0cd2e27c5e2b.jpg)
エドヒガンを検索すると、みんなの花図鑑には「花の色はピンク」とあるのですが、このエドヒガンは白一色です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/d6/534f150666edf20c7d327956fc3fc254_s.jpg)
砺波市から送られたエドヒガンであることが記されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/70/718a21fe1bee2292b8067a174c8731a1.jpg)
wiki「エドヒガン」の項には「一重咲きの小輪の花を咲かせ花色は淡紅色でまれに白色がある」とあるので、この株はその「まれに」のほうでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/17/2d53d6362ee8f881da89a367ec3750cf.jpg)
しべを見ると、おしべは2本一組のように伸びています。
非常に面白い伸び方だと思うのですが、エドヒガン全般に言えることなのか、この株だけの特徴なのか、他に書かれた記事に出会えませんでした。
3月21日撮影
カワヅザクラ@安城デンパーク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d7/030bbf204039425b1704cf1c16989d64.jpg)
ついでに、早咲きのサクラの代表 河津桜 です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/ee/5e73f9d2a56d4a2bdd7a82048840f255_s.jpg)
学名は Cerasus(Prunus)× serrulata ‘Kawazu-zakura’ となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/01/f5ae8fb3b37c66ebcd037809cf01c8cf.jpg)
「学名:Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’
日本固有種のオオシマザクラ (Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba, 1992) とカンヒザクラ (Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. & S.Suzuki)の自然交雑から生まれた日本原産の栽培品種のサクラ。」(wiki「カワヅザクラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/1b/bebaf4882b3343e1b96ef9293911449a.jpg)
「野生では花粉の媒介者となる虫の活動が始まる春よりも大幅に早く咲くと子孫を残せないため、本州の野生種のサクラには寒い時期に咲かない仕組みがあるのだが、カワヅザクラは本来は本州に自生しないカンヒザクラが交雑することによって花期が早まったと考えられている。」(同上)
3月11日撮影
サクランボは「暖地桜桃」@安城市EB地区
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d4/cab23f8a3bf65bf7bc5a2a69528b87a3.jpg)
まず、サクランボです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b1/bcb1f3ae0fc41622a70cc1c493c2c3cf.jpg)
先日もサクランボをとりあげましたが、サクランボ(実桜)には セイヨウミザクラの系譜とシナミザクラの系統があり、俗にサクランボと言っているものの大部分はセイヨウミザクラです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/5d/d984671a3cc08d81531799f478823194.jpg)
しかしセイヨウミザクラは寒冷地を好む果樹です。関東よりも暖かい地域では 実が落下してしまうため、 育てるのはとても困難です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/52/14af10a1bed0c7669ef7c528dea3fc00.jpg)
太平洋岸の暖かい地域でサクランボと言ってるのはほとんどがシナミザクラ、いわゆる「暖地桜桃」でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/83/3da01bd79cdb5d42f5d18475d1960fd6.jpg)
先日の暖地桜桃はピンクが混じっていましたが、この株は別の品種のようで、花弁はほとんど真っ白です。
サクランボの花は、サクラと比較して、シベが長いのが特徴です。
3月15日撮影
サクラは「エドヒガンザクラ」@安城デンパーク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/07/7d0568be100d84f109adf9959379861b.jpg)
「エドヒガン」の名は江戸でお彼岸のころ咲くことから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/fd/27849488dce5b4ca922d0cd2e27c5e2b.jpg)
エドヒガンを検索すると、みんなの花図鑑には「花の色はピンク」とあるのですが、このエドヒガンは白一色です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/d6/534f150666edf20c7d327956fc3fc254_s.jpg)
砺波市から送られたエドヒガンであることが記されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/70/718a21fe1bee2292b8067a174c8731a1.jpg)
wiki「エドヒガン」の項には「一重咲きの小輪の花を咲かせ花色は淡紅色でまれに白色がある」とあるので、この株はその「まれに」のほうでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/17/2d53d6362ee8f881da89a367ec3750cf.jpg)
しべを見ると、おしべは2本一組のように伸びています。
非常に面白い伸び方だと思うのですが、エドヒガン全般に言えることなのか、この株だけの特徴なのか、他に書かれた記事に出会えませんでした。
3月21日撮影
カワヅザクラ@安城デンパーク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d7/030bbf204039425b1704cf1c16989d64.jpg)
ついでに、早咲きのサクラの代表 河津桜 です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/ee/5e73f9d2a56d4a2bdd7a82048840f255_s.jpg)
学名は Cerasus(Prunus)× serrulata ‘Kawazu-zakura’ となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/01/f5ae8fb3b37c66ebcd037809cf01c8cf.jpg)
「学名:Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’
日本固有種のオオシマザクラ (Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba, 1992) とカンヒザクラ (Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. & S.Suzuki)の自然交雑から生まれた日本原産の栽培品種のサクラ。」(wiki「カワヅザクラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/1b/bebaf4882b3343e1b96ef9293911449a.jpg)
「野生では花粉の媒介者となる虫の活動が始まる春よりも大幅に早く咲くと子孫を残せないため、本州の野生種のサクラには寒い時期に咲かない仕組みがあるのだが、カワヅザクラは本来は本州に自生しないカンヒザクラが交雑することによって花期が早まったと考えられている。」(同上)
3月11日撮影