エゾキブシ @安城デンパーク
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エゾキブシは キブシ科の落葉低木です。
といっても、よく見るキブシとどう違うか、毎年観ていても私には分からないのですが・・・
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キブシ科キブシ属の落葉低木「キブシ(木五倍子)」の変種という位置づけで、
学名は Stachyurus praecox var. ezo です。
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原産地が北海道(西南部の海岸線近傍の山野に自生します)だからエゾキブシなのですが、
英名は Hachijo Kibushi です。
↑ 訂正
Stachyurus m.<g. stachyus(穂)+oura(尾)。尾状に下がる花穂に対して付いた名。キブシ科のこと
種小名の praecox は、「早期の,早咲きの」の意
よって キブシの英名は ”early stachyurus” となります。
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キブシは雌雄異株ということで、この花は 雄しべがあるので 雄花(したがって株は雄株)ということになるのですが、
キブシの雌雄は少し込み入っています。
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関東森林管理局の記事「森林(もり)からのおくりもの > キブシ」には次のような記述が見られます:
「花は3~4月に開花し両性を備えているが、株によって雌雄のいずれかが退化しており、結実する雌株と結実しない雄株に分かれるのがふつう。雌株は雄株よりやや小さく、わずかに緑色を帯びており、雌しべは大きい。このような型での雌雄異株ではあるが、ときに雄株の雌しべが先祖返りで機能を復活し、結実する雌株に性転換することもある。」
ヒサカキ@安城デンパーク
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ヒサカキ(Eurya japonica)はモッコク科の常緑低木〜小高木。
安城デンパークのこのヒサカキは ↓樹名板によると
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「ツイスト」という名の園芸品種です。
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ヒサカキは一般には「雌雄異株」ということになっています。
このヒサカキの花は雌しべしかないので明らかに雌花、木は雌株です。
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しかし、ヒサカキの雌雄異株も、キブシ同様(あるいはそれ以上に)込み入っています。
めしべがないおしべだけの完全雄花があるかと思うと・・・
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両性花のように、おしべとめしべがついている花もあります。
といっても完全な両性花ではなく、ある種の両性花は めしべが退化して胚珠を持たない不完全雄花だったり、
雄しべの葯が白いままで葯が未発達な状態にある不完全雌花だったりします。
この種の不完全両性花は 岡崎の南公園で観察したことがあります。
樹に咲く花 (4) ヒサカキ
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エゾキブシは キブシ科の落葉低木です。
といっても、よく見るキブシとどう違うか、毎年観ていても私には分からないのですが・・・
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キブシ科キブシ属の落葉低木「キブシ(木五倍子)」の変種という位置づけで、
学名は Stachyurus praecox var. ezo です。
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原産地が北海道(西南部の海岸線近傍の山野に自生します)だからエゾキブシなのですが、
↑ 訂正
Stachyurus m.<g. stachyus(穂)+oura(尾)。尾状に下がる花穂に対して付いた名。キブシ科のこと
種小名の praecox は、「早期の,早咲きの」の意
よって キブシの英名は ”early stachyurus” となります。
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キブシは雌雄異株ということで、この花は 雄しべがあるので 雄花(したがって株は雄株)ということになるのですが、
キブシの雌雄は少し込み入っています。
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関東森林管理局の記事「森林(もり)からのおくりもの > キブシ」には次のような記述が見られます:
「花は3~4月に開花し両性を備えているが、株によって雌雄のいずれかが退化しており、結実する雌株と結実しない雄株に分かれるのがふつう。雌株は雄株よりやや小さく、わずかに緑色を帯びており、雌しべは大きい。このような型での雌雄異株ではあるが、ときに雄株の雌しべが先祖返りで機能を復活し、結実する雌株に性転換することもある。」
ヒサカキ@安城デンパーク
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ヒサカキ(Eurya japonica)はモッコク科の常緑低木〜小高木。
安城デンパークのこのヒサカキは ↓樹名板によると
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「ツイスト」という名の園芸品種です。
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ヒサカキは一般には「雌雄異株」ということになっています。
このヒサカキの花は雌しべしかないので明らかに雌花、木は雌株です。
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しかし、ヒサカキの雌雄異株も、キブシ同様(あるいはそれ以上に)込み入っています。
めしべがないおしべだけの完全雄花があるかと思うと・・・
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両性花のように、おしべとめしべがついている花もあります。
といっても完全な両性花ではなく、ある種の両性花は めしべが退化して胚珠を持たない不完全雄花だったり、
雄しべの葯が白いままで葯が未発達な状態にある不完全雌花だったりします。
この種の不完全両性花は 岡崎の南公園で観察したことがあります。
樹に咲く花 (4) ヒサカキ