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(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は、観光列車や観光パスなどを含む4項目について、今月15日から特別割引キャンペーンを実施する。台鉄が10日に発表した。国内観光の需要を喚起するのが目的で、コロナ対策を徹底すると同時に、生活を楽しんでほしいとして利用を呼び掛けている。
対象となるのは、蒸気機関車(SL)がけん引する特別列車「仲夏宝島号」や期間限定の周遊券「TR-PASS」、東部の花蓮と台東を結ぶ台東線(花東線)で運行される急行「莒光号」、観光列車。
仲夏宝島号は、7月18日、25日、8月1日出発のパッケージ旅行について、一人当たりの代金が定価1688台湾元(約6100円)の約半額、888元(約3200円)となる。
TR-PASSは、個人用の3日券が定価1800元(約6500円)から1200元(約4400円)に、同行者4人まで利用できるグループ3日券が同4200元(約1万5000円)から2800元(約1万円)に、子どもや高齢者、身体障害者向けの優待券が同900元(約3300円)から600元(約2200円)に割り引かれる。特急のタロコ号やプユマ号でも空席があれば利用できる。
莒光号は7月24日から、上下線全24本を対象に、80キロ以上乗車した際の運賃が一律3割引となる。
観光列車は、一人当たり500元(約1800円)の割引を受けられる。ハローキティのラッピングが施された「環島之星」のパッケージ旅行、または台湾各地を専用列車でめぐるクルーズ列車の1泊2日コースに適用される。
キャンペーン期間は仲夏宝島号を除き12月末まで。