(台北中央社)外食大手、ワタミの焼き肉事業「かみむら牧場」の海外1号店が11日、台北駅(台北市)にオープンする。日本産和牛「薩摩牛」などを食べ放題で楽しめ、同店は「家族の食事の場として浸透すれば」とファミリー層の獲得に期待を寄せている。
ワタミが和牛を生産する「カミチクホールディングス」(鹿児島県)と合弁会社を設立し、直営やフランチャイズで展開する同店。台湾では台北駅2階に「微風広場店」をオープンさせる。5日に会見を開き、6日からプレ開業すると発表した。
出店の背景として、台湾は日本食との親和性が高く、日本式の焼き肉店や日本産和牛の人気が高いことなどを挙げた。配膳には日本の店舗と同様に、回転寿司店のような「特急レーン」を導入。コストが削減されたほか、店員と客の接触も減らせるとしている。和牛が食べられる食べ放題は大人1人1099台湾元(約4000円)から。
台湾ワタミは2005年に1号店を台北に開店。「和民 居食屋」などを展開している。
海外1号店となる「かみむら牧場」微風広場店は、台湾でもっとも著名な商業施設「微風台北駅」に出店することになりました。「かみむら牧場」微風広場店は、日本で育ったブランド和牛「薩摩牛」を食べ放題で楽しむことができます。台湾は日本食との親和性が高く、日本式の焼肉店の人気も高く、日本産の和牛は人気が高い食材です。「かみむら牧場」を台湾に出店することで、世界へと和牛の焼肉食べ放題を広げていきます
■台湾でも「薩摩牛」の食べ放題を手ごろな価格で提供
「かみむら牧場」微風広場店は、日本の店舗同様、回転寿司店のように特急レーンを導入して、ホールスタッフの生産性を高めるとともに、「薩摩牛」を食べ放題で提供することを実現しました。あわせて、特急レーンの設置によってスタッフとお客さまの接触を減らした形式での料理提供を可能にします。焼肉以外のサイドメニューでも寿司・鰻・ラーメンなどの本格的な日本食をそろえています。
メニューは食べ放題限定で、「薩摩牛」と100種類のメニューが楽しめる「匠の技 和牛饗宴コース」(1,099元/人~、日本円で約4,000円)などを楽しむことができます。
■「かみむら牧場」微風広場店
【所在地】「BREEZE TAIPEI STATION」内 No.3, Bei-Ping W. Rd., Taipei 100, Taiwan
【開店日】2020年11月11日
【客席数】78席
【営業時間】10:00~22:00
■台灣和民餐飲股份有限公司
【所在地】新北市板橋區文化路二段366號4樓
【代表者名】董事長 林秋松
【設 立】2005年5月
【事業内容】台湾での外食事業
【ホームページURL】http://www.watami.com.tw