運転手を乗せず、自動運転レベル4で走るバス
大田区は、バス事業者などと連携し、羽田空港周辺の市街地を走行する自動運転バスの実証実験を始めた。来月23日までで、無料で乗車できる。
運転手が同乗する「レベル2」で走行する。約30個のカメラやセンサーなどが、周囲の人や障害物を検知する。黄色のバスは日本工学院専門学校3年の宇田成美さん(21)がデザイン。「ものづくりの町」をイメージし、歯車や電子回路を色鮮やかに描いた。
バスは天空橋駅を出発し、大鳥居や東糀谷防災公園などを回るルートで1日5便運行する。定員は14人で、10席分は予約できる。
24日の出発式で鈴木晶雅区長は「新たな挑戦への大きな一歩。運転手不足などの課題解決につながるので期待している」と語った。