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長浜バイオ大学発の企業が培養藻でカキ肥育システム開発

2025年03月04日 | ニュース

長浜市にある長浜バイオ大学発のスタートアップ企業が、培養した植物プランクトンを使って水槽内でカキを育てるシステムを開発し、このほど(2月27日)報道関係者などに公開しました。

 

システムを開発したのは、長浜バイオ大学の小倉淳 教授が社長を務めるスタートアップ企業「ノベルジェン」です。

大学の近くに設けられた専用の施設では、大きな水槽に人工の海水と培養した植物プランクトンが入れられ、広島産のカキが育てられています。

近年、瀬戸内海では水質が大幅に改善されたことでカキのえさとなるプランクトンが減少し、身が太らないことが課題となっていますが、このシステムを使えば短期間で大きく育てることができるということです。

小倉教授は「水揚げをしたばかりのカキを全国どこでも味わうことができる。ほかの魚介類にも応用できるので、食糧問題の解決などにつなげていきたい」と話していました。

この日は、実際に育てたカキを使った試食会が市内のフランス料理店で開かれ、市の関係者などがコース料理をおいしそうに味わっていました。

長浜市の浅見宣義市長は「とてもおいしい。全国の人たちに長浜で育てたカキを食べてほしい」と話していました。

 

 

 

 

 

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