揺れを抑える仕組みの説明を受ける藤井竜王(左から2人目)ら
鉄道好きとして知られる将棋の藤井聡太竜王(22)が4日、島根県出雲市東神西町のJR西日本後藤総合車両所出雲支所を訪れ、特急「やくも」の新型車両を視察した。
藤井竜王は、鉄道の優れた取り組みを表彰する「日本鉄道賞」で表彰選考委員を務めている。今回は、昨年に発表された同賞でやくもが大賞を受賞したことにちなみ、視察が実現した。
始めに、新旧車両が並ぶ車庫で、外観や内装を見学。JRの担当者から山間部のカーブの揺れを抑える最新制御装置などについて説明を受け、半個室型のセミコンパートメントでの座り心地を確かめるなどした。
藤井竜王は視察後、新型について「多くの方に安心して快適な旅を楽しんでいただける車両になっていると感じた」とし、「将棋の駒では、一番守備力の高い『馬』のようなイメージなのかなと思います」と話した。