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沖縄県・尖閣諸島の領海警備に巡視船2隻を新たに配備…第10管区海上保安本部に「しきしま」「あまみ」

2025年03月05日 | ニュース

巡視船「あまみ」

相次ぐ災害や緊迫化する国際情勢を踏まえ、第10管区海上保安本部(鹿児島市)が領海警備や海難救助の態勢を強化している。3日には、海保最大の巡視船「しきしま」が就役し、24日には巡視船「あまみ」が配備される。10管は「様々な事象に迅速に対応できる態勢が整った」としている。

10管によると、鹿児島海上保安部に配備された「しきしま」(約6500総トン)は全長150メートル、幅17メートルで、ヘリコプターを2機搭載できる。船価は206億円。鹿児島市の鹿児島港谷山2区を拠点とする。

「あまみ」(約3500総トン)は全長120メートル、幅14メートルの大型巡視船で、ヘリコプターの離着陸が可能。船価は121億円。配備により、奄美海上保安部は過去最多の巡視船3隻体制となる。10管は「自然災害や領海警備の要請が高まっているため」と理由を説明する。

両船とも40ミリ機関砲や放水銃などを装備する。大型船のため、荒天時でも活動可能で、沖縄県・尖閣諸島の領海警備や海難救助、海上犯罪の取り締まりにあたる。

政府は2022年12月、中国の強引な海洋進出などを踏まえ、「海上保安能力強化に関する方針」を決定。災害やテロなど大規模・重大事案の同時発生への対処や尖閣諸島周辺の領海警備強化を盛り込んだ。

この方針を受け、東シナ海の海洋権益の確保が重要な任務でもある10管には、全国の海保で最多となるヘリコプター搭載型巡視船6隻、巡視船2隻の計8隻が就役。巡視船は計16隻体制となる。

10管の赤松宏樹本部長は2月27日の定例記者会見で、「南西諸島における海洋権益の確保に万全を尽くす」と述べた。

 

 

 

 

 

 

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