外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

早早戦

2010-07-23 17:01:39 | 大学野球
オフ会仲間から、西東京大会の準決勝で早大学院と早実が激突することになったとお知らせをいただきました。
夢の早早戦の実現です。

行こうにも行けない状況にある私が言うのもなんですが、早稲田ファンの方にとって、この試合は新幹線に乗ってでも見に行く価値があると思いますよ。
たぶん一生に一度あるかないかという対戦ですから。

早稲田実業は、古くから早稲田に校舎を構え、早稲田大学が東京専門学校という校名であった時代から『早稲田』と名乗っていた老舗の商業学校が前身。
国分寺に移転して、今や小学校から高校までの早稲田直系の進学校に生まれ変わりました。
ちなみに私の目黒第六中学校からは、地元・五本木商店街の荒物屋さんの跡取り息子Mくんが進学しました。
当時、早実から大学への内部進学は狭き門であったと聞いていますが、Mくんは見事に商学部に進学しました。

かたや早大高等学院は、早稲田大学に属する旧制高校(新制大学の教養課程に相当)として、今の文学部キャンパスに校舎を構えていた、早稲田大学の分身ともいえる存在。
早稲田が新制大学に移行する際、学院は新制高校に生まれ変わり、しばらく従来の場所に校舎がありました。
その後、上石神井に移転して、今や中高一貫校となりました。
ちなみに私の中学校からは、私と同じ都立22群を受験して都立戸山高校に合格した同級生Aくんが、悩んだ結果、早大学院を選びました。
学院は、医学部に進む場合などを除き、当時から全員が早大に進学する学校。
中学校時代から理数系科目が得意であったAくんは、予想通り、大学では理工学部に進みました。

生い立ちは異なる学校ですが、だからこそ各々に独自のプライドがあるはず。
きっと熱い戦いになると思います。

それにしても、ラグビーならばセカンド・ジャージを着用するところですが、野球ですから、ほぼ同じWASEDAのユニフォームの選手が戦うわけです。
その光景を想像するだけでも、ワクワクしてしまいますね。

私個人は観戦できませんので、残念でなりません。
Comments (2)
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ブルックリン・サイクロンズの試合

2010-07-23 12:45:58 | スポーツ全般
サイクロンズの試合は、九回裏に、サイクロンズがサヨナラ勝ちするという展開で、大変な盛り上がりをみせる結末となりました。

さて、観客の8割が小学生という状況ですから、とても興味深く観察しました。

まず、小学生たちは、学校もしくは地域ごとに色の異なるTシャツを着用していました。
もちろん、引率する先生たちが人数確認などを容易にするために事前に取り決めがあるのだと思いますが、とても鮮やかな色使いなので、観客席がとても華やかになる効果もあります。

また、事前に手作りのプラカードなどを学校で作成して球場に持ち込んできています。
いわゆる図工の授業の中に、プラカード作りが組み込まれているのかも知れません。

また、お小遣いを子供たちも持参していまして、ポップコーン、アイスクリーム、フライドポテトなどの売店には、試合中でも長蛇の列ができていました。

そんな小学生たちを受け入れる球場スタッフも大忙し。
まず、チームキャラクターのサンディが、内野席から外野席までをずっと動き回り、子供たちに愛嬌を振りまきます。
彼は大変な人気者で、子供たちが『サンディ!』と叫んで抱きついていきます。
(冒頭の写真)

このサンディ以外にも、もう1人(一羽?)のマスコット、そして道化師役の男性がいまして、同じように内外野を駆け巡ります。
時には、グラウンドで三人揃ってロックンロールを踊り、子供たちも興奮して、ベンチ上に飛び乗って一緒に踊っていました。


このチームマスコット以外にも、6名のチアガールがいました。
恐らく地元の高校生だと思います。
彼女たちは、ベンチ上やグラウンドで踊るだけでなく、大きな水鉄砲を持って、観客席の子供たちに向かって水をかけて回ります。


カンカン照りの中での観戦ですし、Tシャツに着替えていますから、子供たちも気兼ねすることなく『僕に水をかけて!』『私にも!』と水鉄砲に寄ってきます。

これ以外にも、ファールグラウンドを使った数々のアトラクションがあるのは、一昨日のスタテン・アイランド・ヤンキースと同じ。

明るく元気な子供たちが、天真爛漫に大はしゃぎする様子に、私も心を洗われる気持ちでした。
そして、平日の昼間に試合を開催する目的も良く理解できました。

とにかく今日も、心の底から楽しませてもらいました。
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MCUパーク

2010-07-23 06:41:00 | スポーツ全般
今日は、ブルックリンのコニーアイランドにあるMCUパーク球場に行きました。
メッツの1Aであるブルックリン・サイクロンズとボストン・スピナーズのデイ・ゲームが行われるからです。

マンハッタンの地下鉄34丁目駅から地下鉄Bトレインに乗ると、40分ぐらいで終点のコニーアイランド駅に着き、そこから徒歩5分で球場入口に着きます。
(冒頭の写真)

平日の正午に試合開始なので、ネット裏のチケットを17ドルで買って、一時間前の11時に入場しました。

一昨日のスタテン・アイランドの様子を考えれば、さすがに今日はガラガラだろうなと思っていたのですが、それが大間違い。

黄色のスクールバスが続々と球場前に乗り付けて、子供たちが列をなして観客席に入ってきて、ふと気が付くと、まず外野席が、子供たちで一杯になりました。

※写真からは判りにくいかも知れませんが、外野席の向こう側には、海が広がっています。
ちなみに、球場の隣には遊園地があります。

子供たちを引率するのは学校の先生ばかりでなく、地域の中高生たちも。
みんな汗だくになって、はしゃぎまくる子供たちを統制していました。

『中高生が地域の子供たちの面倒をみるっていうのは、ちょっと羨ましいなあ』などと眺めているうちに、内野席もほぼ満員となってしまいました。


もちろん、サイクロンズの帽子やユニフォームを着込んだ野球好きの大人もたくさん来ているのですが、『今日の主役は子供たちだよ』という感じで、遠巻きで観戦しています。

場内放送のエレクトーンの音色に合わせて、『レッツゴー!サイクロンズ!』と叫ぶ子供たちの笑顔を見ていると、地域に根ざしたアメリカの野球文化の裾野の広さが良く分かります。

ニューヨーク・メッツを例にとると、何とマイナー球団を7つも抱えています。
AAA:バッファロー・バイソンズ
AA:ビングハムトン・メッツ
A:セントルシア・メッツ
A:サバンナ・サンド・ナッツ
ショートシーズンA:ブルックリン・サイクロンズ
ルーキーリーグ:キングスポーツ・メッツ
ルーキーリーグ:ガルフコースト・メッツ

サイクロンズは、1Aとルーキーリーグの中間という位置付けで、大相撲でいえば序二段ぐらいの感じでしょうか。

サイクロンズ以外の各チームも、地域で認められ、必要とされるような活動を行なっているのでしょう。

未熟なレベルの力量の選手、まだプレーでお金を稼ぐことができない選手たちに這い上がるチャンスを与える一方で、地域に根ざした存在として認めてもらう工夫を凝らして、球団経営が成り立つビジネスモデルを作り上げていく。
大したものです。

歴史も風土も異なるので仕方ないのですが、日本における野球、そして他の競技種目についても、色々と考えさせられます。

試合の様子は、別の記事としてお知らせいたします。
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