ボストンを訪問

朝7時、ニューヨークのペンシルバニア駅からアムトラックに乗って、ボストンに出掛けました。
レッドソックスとレンジャースの試合を観戦するためです。

乗車した列車は、年代物の機関車が牽引する普通列車です。

でも食堂車もあったりして、旅の気分が高まります。

ペン・ステーションを発車した後の停車駅は、次の通りでした。
スタンフォード（コネチカット州）
ニューヘブン（同。エール大学がある）
オールド・セイブロック（同）
ニュー・ロンドン（同。コネチカット大学、沿岸警備隊の士官学校があり、多数の原子力潜水艦の母港でもある）
ミスティック（同）
ウエステリー（同）
プロビデンス（ロードアイランド州）
キングストン（同）
ユニバーシティ・パーク（マサチューセッツ州）
バックベイ（同）
ボストン・サウス（マサチューセッツの州都。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など、数多くの大学がある）

ニューヨーク州を走っているうちは、スプレーで落書きされた倉庫、廃屋となった工場、あるいは線路に投げ込まれたゴミなどが車窓から見えて、荒廃した地域の雰囲気を感じました。

ところが、コネチカット州に入ると雰囲気が一変。
美しい浜辺や入江でクルーザーや釣りを楽しむ人がたくさんいて、とても上品な住宅地が見えました。
ニューロンドン駅前の浜辺には、帆船まで係留されていましたし、駅舎や住宅などの建築物も、とても垢抜けています。

自然を大切にして、それを楽しみながら生活する、知性を感じる雰囲気に感心させられていました。

ところが、ロードアイランド州に入ったら、途端にスプレーの落書きが沿線に登場。

そしてマサチューセッツ州に入ったら、再び落ち着いた街並みとなりました。
(;^_^A
アメリカ合衆国というのは、本当に面白い国です。

さて、瀟洒な駅舎のキングストン駅あたりから、レッドソックスの帽子やシャツを身につけた乗客が増え始めました。
「これは、終点のボストンサウス駅では、レッドソックス一色になるな」と思っていたら、グッズで身を固めている乗客たちは、一つ手前のバックベイ駅で、ごっそり下車してしまい、予想は完全に外れました。

フェンウェイ・パークの話は、別の記事として書きたいと思います。