外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ニューヨーク交通博物館(地下2階)

2010-07-28 23:15:23 | 社会全般
交通博物館の地下2階に行くと、過去に使用されていたプラットホームの両側に、歴代の地下鉄車両が20種類ぐらい展示されています。

冒頭の写真は、1920年代に製造された車両。
「A列車で行こう」が作曲された時代に、現役で運行されていたものです。

昔の現金輸送車もあって、木造車両が主役の時代から鋼鉄製で、乗務員は武装して防弾チョッキを着用したと説明書きにありました。

これらの展示車両の中に入ると、その車両が運行されていた時代の広告が復刻され、当時と同じように車内に貼られています。

石鹸、化粧品、食品、国債、帽子…
古き時代のアメリカの生活が、当時のタッチで描かれたイラストにより伝わってきます。
広告の歴史に関心をお持ちの方は、恐らく時間の経つの忘れて見入ってしまうに違いありません。

また、グループ客には麗しい女性スタッフが説明をしてくれるのですが、昔の優雅なファッションなのです。


これ以外にも、様々な見所がある交通博物館。
入場料五ドルはお値打ちものです。

ところで、テレビを観ていたら、韓国がこのたび導入した地下鉄が米国製だそうです。
概ね好評のようですが、行き先表示が英語のみなので、ご年配の方には利用し辛いとか。

この手の問題は、米国製の電子機器を英語圏以外で導入しようとする際に必ずつきまといます。

「標準仕様のままで、運用できるんだろ」
「追加で開発するには費用と期間が別途必要」と米国メーカー。
「顧客氏名、住所などは自国の文字でデータを持ちたい」
「アジアで本格的にビジネスするつもりならば、最初から開発しておけ」とユーザー。

米国メーカーと韓国とのやりとりが、目に浮かぶようです。
(;^_^A

さて、これから空港に向かいます。
成田空港には、29日(木)の夕方に到着する予定です。
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ニューヨーク交通博物館(地下1階)

2010-07-28 23:14:26 | 社会全般
昨日、メッツ戦を観る前に、ブルックリンの地下鉄ボロウ・ボール駅から程近くにある交通博物館に行きました。
子供の頃、名古屋の地下鉄の運転手に憧れていた私としては、この博物館は見逃すことができません。

博物館の場所に辿り着いたのですが、建物に入口が見当たりません。
ビルをぐるりと廻ったら、ありました。
実際に地下鉄の駅であった場所を博物館に改装したそうで、入場は地下鉄の入口そのままです。(冒頭の写真)

地下一階で、五ドルを払って入館すると、地下鉄にまつわる歴史、様々な機械の発達の歴史などが展示されています。

路面電車の運行を継続したまま、地下鉄工事が行われた1890年頃の様子。
かなりの荒技であったことがうかがわれます。


私が驚いたのは、1923年(大正12年)に業務の合理化を図るために導入された無人改札口。
基本的な構造は、現在まで受け継がれています。

日本で改札口の無人化が導入され始めたのは、1980年あたりからだと思いますので、50年以上、米国よりも合理化が遅れていたわけです。

大雑把なところはありますが、あるべき姿を見定めて、従来の方法に拘らずに合理化を推進する。
このあたりのアメリカの人々の発想と実行力は、日本人には真似のできないものだと感服いたします。

地下2階には、予想以上に楽しい空間が待っていました。
それは、別の記事といたします。

ところで、ニューヨークの地下鉄は、東京の丸の内線や銀座線のように、線路脇の三本目のレールから電気を受け取ります。
ですから、地上を走る区間では、電柱も電線もないので、とても眺望が良いです。

ニューヨークで、様々な地区の街並みを車窓から眺めるのは楽しいですよ。
乗り放題のメトロカードを買って、いくつもの路線で郊外まで足を伸ばすのは、とても安上がりな観光手段だと思います。
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シティ・フィールド

2010-07-28 13:28:11 | スポーツ全般
クイーンズのシティ・フィールドに行って、ニューヨーク・メッツとカージナルスの試合を観戦いたしました。

シティ・フィールドは、命名権を取得したシティ・バンクが、球場が完成した途端にリーマン・ショックのために公的資金で救済される羽目に陥ったため、「納税者フィールド」と皮肉られていた球場。

しかし、新しいだけあって、素晴らしい施設です。
売店も充実しており、ヤンキー・スタジアムと同様に、お寿司も売っています。
そして、地下鉄7号線の駅前にありますから、夜遅くなっても不安がありません。
シャープ、マツダ、ニコンの広告がありました。

この球場の弱点は、飛行機の爆音ですね。
ラガーディア空港の離陸コースの真下に球場が位置するため、四本ぐらいある滑走路から次々に離陸するジェット機がフルスロットルで球場の上を上昇していくので、その爆音が強烈です。
さすがに、夜8時半あたりから離陸する飛行機の数が減ってきましたが、それまでは気が散って、なかなか野球に集中できませんでした。
施設が申し分ないだけに、とても残念に思いました。

試合の方は、二本の本塁打を含む長打攻勢でメッツがカージナルスを圧倒し、8対2で勝ちました。

昨日、1Aの試合を観たばかりということもあり、メジャー・リーガーたちのプレーの素晴らしさが実感できました。

守っては、肩の強さと送球の正確さ、打っては打球音な違います。
「カーン」という軽い音ではなく、「ガツッ」「バシッ」と、音が重いように思います。
今日の二本の本塁打のうち一本はライトの二階席に飛び込む特大でしたが、ボールが潰れるかのような音がしました。

重量級のボクサーの打ち合いのような野球こそが、メジャーの魅力だと思います。

さて、明日の飛行機で帰国いたしますので、メッツ戦が今回の旅行で最後の野球観戦となりました。
本日までにメジャー4試合、マイナー3試合、合計7試合をアメリカで観戦したことになります。

神宮と東伏見の野球しか馴染みのない私ですから、とんちんかんなコメントも多々あったかと思います。
全くお恥ずかしい限りです。
そんな拙い観戦記にお付き合いくださった皆様に、心からお礼を申し上げます。

さて、大学の前期試験が終わり、東伏見は8月3日から全体練習が始まるようです。
私も、「ベースボール」から「野球」に頭を切り替えて、秋のリーグ戦優勝を目指して、野球部の応援を再開いたします。
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私の履歴書

2010-07-28 07:35:06 | 大学野球
8月1日から一ヶ月間、日経新聞の「私の履歴書」を、広岡達朗さんがお書きになるそうです。
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ボストンのタクシー

2010-07-28 00:21:22 | 社会全般
今回の旅行で、ニューヨークとフィラデルフィアでは地下鉄だけで市内を移動しました。
ただ、ボストンでは、時間が限られていることもあって、地下鉄に加えてタクシーを三回利用しました。

三回とも、タクシーの運転手さんはアフリカ出身でした。
アルジェリアが2人、ケニアが1人。

「運転手さんも、レッドソックスが好きですか?」と訊くと、応援しているけれど、サッカーの方が好きだと3人とも同じ答え。
3人のコメントを挙げてみますと
「野球が盛んなのはアメリカなど一部の国だけ。サッカーは世界中で盛んだ」
「俺たちは、1日働いて500ドルを稼ぐという毎日の繰り返し。でもメジャーリーガーの連中は、とんでもない金額を稼ぐ。どこか変だよ」
「野球をやると、子供でも金がかかる」と、なかなか手厳しい意見。

サッカーのワールドカップに話題を振ると
「毎日、テレビにかじりついて観戦した」
「日本は、良い戦いをした」
「ホンダは良い選手だ」
「素晴らしいフリーキックが二回ほどあったね」
「オカダは素晴らしい監督だ」
「オカダの試合後のインタビューが良かった」
日本の試合も、みんな良く観ています。
そして、3人とも、岡田監督のことを、真面目そうで良い監督だと異口同音に誉めていました。
岡田監督は、今や世界的な有名人なんですね。

私が、岡田監督が同じ大学で一年後輩だと話すと、
「それは凄いな」
「専攻が政治経済?スポーツじゃないのか?」
「どんな学生だった?」
「お前も、オカダに頼んで、もっと良い仕事につけるんじゃないか」
と、話が盛り上がるの何の。
(*^_^*)

目的地について精算した後も、サッカーのことを嬉しそうに話し続ける運転手さんもいて、私が車を降りる時には「お前は友人だ。気をつけて旅行してくれ。いつか俺も日本に行きたいよ」とも。

スノービッシュな白人の街とも言えるボストンで、必死に生きるアフリカの人々の素顔を垣間見たひとときでした。

冒頭の写真は、ボストンにあるマサチューセッツ州の庁舎です。
地下鉄のパーク・ステーションを下車して、ボストン・コモンという広大な公園を抜けていくと建っています。

宿泊したホテルの前にあった公園、パブリック・ガーデンにあるワシントンの銅像。カモの銅像もありました。


同じパブリック・ガーデンの夕方の風景。バークレーの学生なのか、ジャズ・ギターを弾く白人男性が道端にいました。
この公園を抜けていくと、チャールズ川に出ます。
そして、ハーバード・ブリッジを渡るとMITがあり、川を渡らずに川沿いを歩いていくとボストン大学があります。
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