全米を震撼させた女性連続殺人犯であるアイリーン・ウォーノスの生涯を描いたほぼ事実に基づいた映画。
親の虐待にあい、14歳から売春で生活していたアイリーン。信じるものもなく、人生に疲れ、自殺を覚悟した彼女だが、手元に残った5㌦を使い切るために入ったBarで、一人の女性(セルビィ)と運命的な出会いをする。
「男は嫌い、女も嫌い、でも貴方は好き」
初めて偏見なく接してくれるセルビィと一緒に暮らすために、生きる決断をし、堅気の生活をしようと試みるが、世間に受け入れてもらえない。資金をえるため、彼女は再び客をとり始めるが・・・
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見入りました。とても考えさせられる映画です。
生きる理由が無くなってしまったアイリーンに芽生えた愛、セルビィととにかく一緒にいたいという一途な彼女の心が痛々しいです。
なぜそんな彼女が「殺人」を「犯した」のか? この映画は、この「犯した」という表現が、アイリーン本人ではなく、アイリーンと接した人間であり、世間のように見えてなりません(もちろん、殺人した彼女を肯定するものではありませんが)。
このアイリーンを演じたチャーリーズ・セロン、この映画のために、体重を13㌔増量し、
彼女のドキュメント映画を徹底的に研究し、癖や話し方を真似たそうです。その情報は当時知ってましたが、マジ凄いです
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。あの美しいセロンとは思えません。ただ、姿形だけを追っているだけではなく、心情なども伝わってきました。(アカデミー主演女優賞受賞)
この映画は2時間無かったのですが、個人的には、もっと時間をかけて、彼女の殺人に至るまでや、セルビィに対する感情などを描いて欲しかったと思います。もっともっと彼女の事が知りたくて、映画観終わった直後に、インターネット
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で、情報あさりまくりました
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ちゅうことで、この映画・彼女を知って良かったで80点
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※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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