半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『THE KILLING(全20話)』を観ました。

2012-06-04 22:00:00 | どらまの部屋
 コペンハーゲン。古い建物が整然と並ぶ中心街から少し離れるとそこはのどかな風景が広がる。静かで穏やかな郊外の運河から、少女の死体が発見される。
一人の少女の死は、家族、学校、市庁舎、そして街中に衝撃をもたらす。一体彼女は何故殺されてしまったのか。一体誰に殺されたのか。犯人を追う刑事たちの前に次々と浮上する容疑者たち。そして捜査が進むにつれ浮かび上がってくるのは、容疑者だけではない。やがて、親も知らなかった少女の秘密、腐敗した政治、そして、人間に巣食う心の闇までも明かされていくのだ。
スーパードラマTV番組紹介より)

 2007年、デンマークで最高視聴率を記録したドラマだそうで、「3人に1人は観た」と触れ込みがありました
アメリカでもリメイクされているようです
普通の村の森で、一人の少女の変死体が見つかり、基本的には、その事件の真相を1話1日・・・ちゅうことで、20日間に渡って追及していく展開です。
最近、1話完結のサスペンスに見慣れているので、序盤の進まない捜査が、かなり辛かったのは事実です
しかし、登場人物一人一人をしっかり描いているので、捜査が進むにつれ、次第に人間関係のゆがみとか、政治の陰の部分とか、死んだ少女の真実とかが分かってきて、ちょっとずつですが、盛り上がってきます
それもこれも、執着100%で事件を捜査しているサラの行動力ならではなんですけどね
中盤から、犯人が判明して、決着がつくけど、実は真犯人は違って・・・という返しが2回ほど・・・その度に新たな真相が生まれ、その反面、次第に孤立していくサラ・・・この辺の見せ方はいいですね
ラスト3話くらいは、完全に苦境に立たされちゃって、物凄い展開か・・・と思いきや、犯人は結局・・・なんですね
美少女の死体から色々な事実が明らかになるってのは、昔ハマった「ツイン・ピークス」に通じるものがありますが、あちらは途中から凄い展開(幻想的であり、狂気的)でしたが、こちらは、終始普通に捜査してました。
ちゅうことで、エンディングに近づくときの音楽の盛り上げ方は好き・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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