半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『パーフェクト・デイズ』を観ました。

2024-10-19 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。
同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。
その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。
その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。
木々がつくる木漏れ日に目を細めた。
そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。
それが男の過去を小さく揺らした。

 昨年、カンヌ国際映画祭で、役所広司さんが最優秀主演男優賞を獲って、話題になりましたよね
とっても「静か」に始まります。
(かなり早い)朝、目覚めて、歯磨きし、あごひげを剃り、鼻下のひげは整えて、苗木に水を与えて、作業服に着替えて・・・
玄関の横にある鍵と小銭を持って家を出る。
アパートの横の自販機で缶コーヒー(もちろんBOSS)を買って車に乗って、自身のカセットテープ(コレクション)から1本をデッキに差し、目的地に向かう。
日中はひたすらお仕事のトイレ清掃
あとは、自転車で行動、駅地下で晩酌したり、銭湯行ったり、たまに居酒屋に行ってママと会話する・・・
・・・基本、このルーチンです。それをひたすら・・・です
一番、違いを感じるのは、都内のトイレですかねぇ・・・ウチの周辺にある公園のトイレと比較して、建物自体も様々で、単純に見てて楽しい
そして、ルーチンである日々に、ちょいちょい「小さな変化」が訪れます。
大して仕事もしないくせに、迷惑ばかりかける職場の後輩とか、いきなり家に押しかけて、寝泊りする姪っ子あたりは、カキ回すばっかりでしたが・・・
職場の後輩が追いかけていた女や、居酒屋のママとは・・・
「映画の物語としてどう大きく変化するんだろうか」・・・と思って見続けてましたが、大きな変化はありませんでした。
翌日はまた朝起きて、支度して、仕事をする・・・
この男の言葉が少なくて、彼が何を考えているのかは、正直よく掴めません。
ただ、部屋の外の木々を見て微笑んだり、苗木の育っているのを見守っていたり、外で謎の踊りをしているジイさんを暖かく見守っていたり・・・
そんな男をただただ見て、こちらも暖かくなる・・・そんな作品でしょうか
ちゅうことで、妹や父親と何があったのかも全く分からん・・・分かるのは、トイレ利用する奴は礼くらい言え・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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